タナカワークスの前身は、各モデルガンメーカーにストックなどの木製パーツを納入する「田中木工」という会社でした。
モデルガンメーカーとしてのスタートは1983年に「スターム・ルガーAC556」というルガーミニ14のフルオートモデルガンの広告を業界紙に掲載したことから始まります。
この「スターム・ルガーAC556」は、リアル派モデルガンメーカーCMCとの提携で誕生しました。
実際に発売が開始されたのは翌年の1984年7月号のころからだったと記憶しております。
その後、技術提携先のCMCの廃業により、同社の金型などを引き継ぎ、モデルガンメーカーとして本格的に活動を開始しました。
今回、ご案内するタナカワークスの製品は、エアーコッキングライフル1丁、モデルガンのブローバックハンドガン4丁です。
タナカワークスのエアガンについては、ある程度の知識をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、
モデルガンに関しては次期ごとに使用するカートリッジのバージョンによって査定額に違いが出るので、そのあたりのご説明いたします。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
レミントンM700 M40A1 Air | エアコッキングガン | ¥20,000 |
BERETTA M92F Evolution HP | モデルガン | ¥20,000 |
シグ P226 マーク25 デザート フレーム ヘビーウェイト エボリューション2 | モデルガン | ¥10,000 |
グロック17 2ndジェネレーション | モデルガン | ¥5,000 |
M1897 ソードオフ バージョン2 | モデルガン | ¥30,000 |
タナカワークスのライフルにはエアーコッキング、ガスライフルの2種類があり、そのジャンルもWW2の日本軍装備から、アメリカ軍や警察機関採用のモデルまで幅広くモデル化しています。
特に見た目の美しさでは他社と比べて頭一つ飛び出ています。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
レミントンM700 M40A1 Air | エアコッキングガン | ¥20,000 |
実銃のM40A1はアメリカ海兵隊が採用するボルトアクションスナイパーライフルで、米レミントン社が製造する M700がベースとなっています。
口径は最もベーシックな7.62mm×51弾をはじめ、様々なバリエーションが設定されています。
タナカワークスはこのM40A1をガスボルトアクションとして製品化していますが、今回はご案内するのはエアーコッキングバージョンです。
このエアーライフルにはガスタイプにはない新機軸が導入されています。
その第一の特徴は特許申請した独自の給弾システムと、それによりリアルなマガジン位置の再現です。
タナカワークスのM40AIRではホップが強く掛けられ、0.28gまで伸びのある弾道を見せてくれますが、
シリンダーのエア容量の少なさからか重量弾を使うと極端に初速を下がってしまいます。
初速、弾道のバランスから見れば、0.25gBB弾がおすすめです。
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タナカワークスのモデルガンメーカーとしての歴史は古く1983年にまで遡ります。
その第一号はリアル派モデルガンメーカーCMCとの業務提携によって生まれた長物ブローバックガンです。
その後も実銃メカニズムの再現に拘ったリアルなモデルガンを出し続けています。
モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
BERETTA M92F Evolution HP | モデルガン | ¥20,000 |
シグ P226 マーク25 デザート フレーム ヘビーウェイト エボリューション2 | モデルガン | ¥10,000 |
グロック17 2ndジェネレーション | モデルガン | ¥5,000 |
M1897 ソードオフ バージョン2 | モデルガン | ¥30,000 |
BERETTA M92Fは1985年にアメリカ軍に採用された制式採用ピストルU.S.M9ピストルの元となるイタリア ベレッタ社のハンドガンです。
タナカワークスはこのベレッタM92Fを閉鎖系カートリッジ「エヴォリューションカートリッジ」仕様にして、作動性を向上させたものです。
もともと、このM92Fモデルガンは旧MGCのCPカート仕様の金型を譲り受けて、タナカワークスが開発した「エヴォリューションカートリッジ」仕様にバージョンアップしたものです。
この閉鎖系カートリッジは5㎜キャップ火薬使用で、7㎜キャップ火薬よりも音が大きく、ブローバックのキックもシャープに感じます。
閉鎖系カートリッジは空量があるので、その重さもブローバックキックの強さに貢献しています。
センターファイアー方式であるため不発率も低く、アクション派からもリアル派からも人気の高いモデルです。
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SIG SAUER P226は、P220をベースにダブルカラムマガジン化したハンドガンで、
ベレッタM92Fとともにアメリカ軍制式採用ピストルトライアルの最終候補に残りましたが、
ベレッタM92Fに制式ハンドガンの座を逃しています。
そのP226のバリエーションであるP226MK25は、アメリカ海軍特殊部隊SEALs採用モデルMK24の後継モデルです。
タナカワークスはこのSIG SAUER P226を最初にモデルガン化したのは1994年のことで、
発火方式も最初期の「パラカート」から「メタルカート」へと移行し、さらに改良された「Evoカート」現行型の「Evo2カート」に進歩しています。
また本体の素材もABS樹脂やHW素材を使い分けながらモデルガン本体の耐久性の向上に努めています。
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実銃のグロック17の登場は衝撃的でした。
1981年にPi80の名称でオーストリア軍に採用されるまで、
銃のフレームをプラフレームで作るなどという発想はドイツのH&K社以外のガンメーカーには思いもよらないものでした。
しかし、ヨーロッパの老舗ガンメーカーステアー社を下して制式採用されたグロック17は、その後のポリマーオートの創業者的地位と成功を獲得しました。
このグロック17をタナカワークスでは2NDからモデルガン化を始め、(タナカワークスでは)現行の3Rdタイプを2021年9月よりバリエーションに追加しています。
ちなみにグロック17の2nd、3rd.の見分け方は、グリップのフィンガーチャンネル、ダストカバーのアクセサリーレイルの有り無しで分かります。
双方ともあるのが3rd、ないのが2ndです。
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実銃のM1897ショットガンはジョン・ブローニングがウィンチェスター社との契約中に設計・開発したポンプアクションショットガンで、
後のレミントンM870やモスバーグ500,イサカM37などに多大な影響を与えています。
タナカワークスではこのM1897ショットガンのバレル・ストックを切り詰めたモデル、通称ソードオフを2019年春にリリースしました。
このモデルではタナカワークスの真骨頂である木製ストックの仕上げの美しさ、実銃に忠実なメカの再現が惜しみなく発揮されています。
発火方式は5㎜キャップを2固を発火させる並列ダブルキャップ火薬仕様になっており、バレルが短い分だけ音の抜けも良くなっています。
しかし、このモデルガンを欲しがるユーザーのほとんどは、発火用よりも鑑賞用として欲しがるのでしょう。
タナカワークスの木製ストックモデルは、それほど美しいモデルガンに仕上がっているのです。
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タナカワークスの製品の特徴を一言で伝えると「希少性の高い素材を使って、実銃の再現のために拘りを持って作ったパーツの集合体」ということです。
特に木製ストックなどでこの傾向は強く、現在では一般では手に入りにくい木材を調達して、
金属パーツも実銃メーカーにしか保存していないプレス機の加工を、腕利きの職人を見つけ出してきて再現するという拘りようです。
そのため、そのパーツや素材の希少性や技術の高さの価値を理解している人にとっては、
1丁10万円オーバーのライフルでもバーゲン価格に思えるため、再販発表とともに予約完売するほど人気が高いのです。
そのため、買い取り価格も適正な査定ができる買取店と、
バイトスタッフがネットでの情報を参考に出す査定のリサイクルショップとでは雲泥の差が現れる可能性があるのです。
特にモデルガンの査定では、使われている素材、発火方式、作られた時期やバージョン、未発火か発火済モデルなのか?
によって適正な査定が出せる専門的な知識をもったスタッフの存在が不可欠です。
エアガン通販買取サイト「ガンコレクト」では、エアガンだけでなくモデルガンにおいても知識豊富な査定の専門スタッフがモデルに応じた適正な査定を行っています。
タナカワークスの製品の売却をお考えなら、特に木製ストック仕様モデルの査定の時はガンコレクトにお任せください。