引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『P-90プラス -電動ガン スタンダードタイプ』
東京マルイのP90プラスは、スタンダード電動ガンのFET搭載シリーズ(PLUSシステム搭載シリーズ)の第一弾として登場しました。
同時に発売されたLiPoバッテリー、MS•Li-Poと共に使用することで、高いパフォーマンスを発揮します。
P90プラスは、従来のスタンダード電動ガンP90と比較して、一部の部品が変更され、よりグレードがアップしました。
内部機構は、FET搭載により電流の効率化が図られ、発射サイクルが向上しています。
これにより、セミオートのキレが高く、気持ちの良い射撃が可能です。
全長 | 505mm |
インナーバレル長 | 247mm |
重量 | 2,200(空マガジン、バッテリー含む) |
装弾数 | 68発 (ノーマルマガジン)
300発 (多弾マガジン) |
メーカー希望小売価格 | 36,800円(税別) |
FN P90は、ベルギーのFN社が開発したPDW(個人防衛火器)で、現在ではSMGカテゴリーに分類されています。
1980年代末に開発され、新しい形態の火器として発表されました。
特に人間工学に基づいた設計が行われており、その特徴的な形状から多くのゲームやアニメに登場しています。
P90と既存のサブマシンガンとの違いは既存の拳銃弾を使用せず、小型化されたライフル弾のような形状の専用弾薬を使用します。
この弾薬の弾頭は特殊な内部構造により、柔らかい物体に侵入した時は倒弾を起こして貫通しにくくなっています。
これにより、200m先のフラグメンテーションベストやケプラーヘルメットは貫通しても、体内に侵入した弾頭は人体内に留まり、貫通による2次被害を防ぐ設計になっています。
また、独特のマガジンとフレーム上部に配置するデザインによって、SMGとしては多い50発の装弾数を実現しました。
そして、機関部がグリップと引き金より後方に位置するブルパップ方式を採用しており、全長に比べて銃身が長く、集弾性に貢献しています。
さらに、P90は左右持ち替えを考慮し、チャージングハンドルおよびセレクターレバーはどちらからでも操作できるようになっています。
これにより、射手の利き手を選ばない利点があります。
東京マルイのP90シリーズはこの実銃のFN P90の独特のデザインをリアルに再現しています。
東京マルイのP90プラスの特徴はPLUSシステムとMSLiPoバッテリーがあげられます。それぞれの特徴について見ていきましょう。
P90プラスに組み込まれている「PLUSシステム」は、エアガンの性能と安全性を向上させるための先進的な機能を提供します。以下にその主要な特性をまとめます。
1.安全性の強化: このシステムは、装置内の異常を感知し、問題が生じた場合には自動的に動作を停止します。
これにより、装置の損傷を未然に防ぎ、使用者の安全を確保します。
2.半導体デバイスの導入: PLUSシステムには、電流の流れを制御する半導体デバイスであるFETを搭載。
これにより、トリガーの反応速度が向上し、スイッチ部分の耐久性も向上が見込めます。
3.特殊バッテリーの対応: このシステムは、東京マルイが開発したMS LiPoバッテリーに対応しています。
これにより、長時間の稼働が可能となり、エアガンのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。
これらの特性により、PLUSシステムはP90プラスの高い性能と安全性を実現しています。
P90プラスのPLUSシステムには、エアガンの性能と安全性を向上させるために次世代電動ガンMP5A5に搭載されたMシステムと、多くの共通点があります。
ここではその共通点を紹介します。
1.異常検知と作動停止: 両システムとも、装置内の異常を感知し、問題が生じた場合には自動的に動作を停止します。
これにより、装置の損傷を未然に防ぎ、使用者の安全も確保できるようになりました。
2.半導体デバイスの導入: 両システムには、電流の流れを制御する半導体デバイスであるFETが組み込まれています。
これにより、トリガーの反応速度が向上し、スイッチ部分の耐久性が強化されました。
3.特殊バッテリーの対応: 両システムは、東京マルイが開発した特殊バッテリーに対応しています。
これにより、長時間の稼働が可能となり、エアガンのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。
これらの共通点により、MシステムとPLUSシステムはそれぞれのエアガンの高い性能と安全性を実現しています。
P90プラスのPLUSシステムにFETが採用されたことにより、操作性とトリガーレスポンスがこれまでのスタンダードモデルやHCカスタム版のP90よりも大幅に向上させたメリットがあります。
以下にその詳細を述べます。
1.操作性の向上: FETの採用により、トリガーの反応が敏感になり、ユーザーの操作に対する応答性がアップしました。
これにより、よりスムーズで直感的な操作が可能となり、これまで指摘されていたブルパップ特有のタイムラグが大幅に軽減されています。
2.トリガーレスポンスの向上: FETは電流の流れを制御する半導体デバイスで、トリガーの反応速度を大幅に向上しています。
これは特にバーストショット時において、少ない発射弾数で効果的に敵を制圧できる射撃をスムーズに行うことが可能です。
P90プラスのPLUSシステムにFETが採用されたことによるメリットは、主にスイッチ回路の保護と電動ガンの耐久性向上にあります。
以下にその詳細を述べます。
スイッチ回路の保護: FETは電流の流れを制御する半導体デバイスで、スイッチ回路に流れる電流を適切に管理します。
これにより、スイッチ回路が過大な電流による損傷(スイッチ接点のスパークによる焼失)を防ぐことができます。
これは、長期間の使用においてもスイッチの性能を維持するために重要な機能です。
電動ガンの耐久性向上: FETの採用により、電動ガン全体の耐久性が向上します。
特にスイッチ回路の保護は、これまで定期的に交換が必要だったスイッチ交換の頻度が大幅に低減され、結果的に電動ガンの全体的な寿命を延ばす効果をもたらしています。
また、FETは電流の流れを効率的に制御することで、バッテリーの消耗を抑え、より長い使用時間が可能です。
東京マルイのP90プラスは、次世代MP5と同じくMSLiPoバッテリーが採用されています。
このバッテリーは2021年5月に初めて発表され、2023年5月に販売が開始されました。
MSLiPoバッテリーは7.4V 1500mAhの大容量を持ち、寒さに強く自然放電が少ない特性を持っています。
また、5つの保護機能が搭載されており、過充電や過放電、ショートなどのトラブルからバッテリーとユーザーを守ります。
さらに、バッテリー内部の回路が直列接続した2つのセルを管理し、各セルにかかる電圧を監視することで、電動ガンに接続して使用する際に、さらなる劣化が進むのを抑えることができます。
東京マルイのP90プラスの実射性能について、初速、サイクル、操作性、集弾性の面から見ていきましょう。
東京マルイのP90プラスの初速とサイクル数は以下の通りです。
初速については、箱出し状態で93m/s前後とされています。
これは、次世代電動ガン並みの高初速であることを示しています。
サイクル数については、7.4V 2000mAh 25C LiPoバッテリーを使用した場合、発射サイクルは秒間18.5発(1112rpm)となっています。
P-90は精密射撃向きのフォルムではないものの、鋭いトリガーフィーリングと剛性の高さから良好な集弾性です。
具体的な例を挙げると、40m先のターゲットまでなら、0.2g及び0.25gのいずれのBB弾でも余裕で当てることができるでしょう。
なお、着弾点の散らばりは、0.25gの方が0.2gよりもまとまりやすいのは、これまで通りです。
P90プラスのリアルなスペックを実射動画を通して検証してみましょう。
下記の動画では、従来モデルからトリガーレスポンスが改善された旨が述べられています。
また、同時発売された MS LiPo バッテリー との組み合わせでは、極端にレスポンスやサイクルの向上が体感できるレベルではないという感想だったものの、
バッテリー自体の軽さや発熱の少なさなど、リポバッテリーならではの利点も紹介されていました。
また、初速も92m/s前後となっており、次世代電動ガン並みのスペックを見せてくれています。
東京マルイのP90プラスは、従来のP90の外観上のデザインを継承しながらもFET搭載により、より実射性能を向上させたモデルです。
特に次世代電動ガン並みの高い初速と、MSLiPoバッテリーによるサイクルアップは、コンパクトで取り回しやすいサイズとの相乗効果で、より一層サバゲーで高い戦闘力を見せる電動ガンに進化したといえるでしょう。
東京マルイから登場したP90プラスは、新たな可能性を感じるスタンダード電動ガンと言えるでしょう。
これまでFET搭載電動ガンでは海外製メーカーの後塵を拝してきた東京マルイですが、このP90プラスを皮切りに、スタンダード電動ガンは順次PLUSシリーズに更新されていくのではないでしょうか。
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東京マルイ スタンダード電動ガンP-90プラスの参考買取価格 | ¥18,000円 |