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エアガンの弾速・初速の定義と計算表

初速が高いエアガンは、風の影響を受けにくく、弾の到達時間も短くなります。これは、命中精度が向上し、サバゲーでの優位性を意味するでしょう。

 

しかし、エアガンの初速が高すぎると、法律で問題となる可能性もあります。そこで、エアガンの初速について、その測定方法や許容範囲など、詳しく解説します。

 

エアガンの初速を理解し、より楽しく、安全にエアガンを楽しむための知識を深めてみてください。

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エアガンの弾速の定義

エアガンの弾速の定義は銃砲刀剣類所持等取締法施行令によって以下のように定義されています。

 

第二条 法第二条第一項又は第二十一条の三第一項の内閣府令で定める弾丸の運動エネルギー(単位は、ジュールとする。以下同じ。)の値の測定は、次に掲げるものに基づき算出することにより行うものとする。

一 水平方向に発射された弾丸が弾道の上における銃口から水平距離でそれぞれ〇・七五メートルの点と一・二五メートルの点との間を移動する速さを、室内においてその温度が二十度から三十五度までのものである場合に測定したときにおける測定値

引用: e-Gov法令検索 | 銃砲刀剣類所持等取締法施行規則 

https://elaws.e-gov.go.jp/document?
lawid=333M50000002016
_20220513_504M60000002034

 

エアガンの初速の定義

エアガンの初速とは、銃口から発射されたBB弾の速さを指します。

この初速が速ければ速いほど、BB弾は遠くまで飛び、ターゲットへの到達時間が短くなります。

 

また、風の影響を受ける時間も短くなるため、集弾性が向上しやすいでしょう。しかし、エアガンの初速には上限が設けられています。

 

これはユーザーが安全に使用できるように「銃刀法」と「青少年育成条例」で定められたものです。その上限値とは、0.2gのBB弾を使用した場合、0.989ジュール、つまり秒速98m/sです。

 

この値を超えると、エアガンではなく「準空気銃」に分類され、法律違反となります。

 

ジュール=BB弾の初速×重量

エアガンの初速とは、エアガンから出た弾丸が、どのくらい速く飛んでいるかを表すものです。通常は秒速何メートルm/sという単位で表します。初速が速いと、弾丸が遠くまで飛ぶことができます。

 

そしてエアガンの威力は、弾丸が物体に当たったときに与える衝撃の大きさを表します。これは(ジュール)という単位で表します。

 

エアガンの威力は、初速や弾丸の重さによって変わります。 このジュール値を引き出す公式は以下の通りです。

 

「エネルギー E [J(ジュール)]=BB弾の重量 [g] × 弾速 [m/s] × 弾速 [m/s] ÷ 2000」

 

この公式に初速98m/sで飛ぶ0.2gBB弾を当てはめると「0.20 g × 98 m/s × 98 m/s ÷ 2000=0.9604 [J(ジュール)]となります。

屋外型のサバゲーフィールドでは、0.9ジュール前後の威力をレギュレーションにしているところが多いようです。また、インドアフィールドでは、接近戦がメインであるため、安全性を考慮して0.8ジュールを基準にしているところもあります。

 

また、未成年が参加できるサバゲーフィールドのレギュレーションは、フィールドによって異なりますが、一般的には以下となります。

 

・18歳以上の場合

ほとんどのフィールドで参加可能ですが、未成年の場合は保護者の同意書や誓約書が必要になる場合があります。

 

・ 10歳以上18歳未満の場合

保護者の同伴が必要なケースがあります。また、18歳以上向けのエアガンは使用できず、10歳以上向けのエアガンを使用する必要があります。

 

エアガンのジュール規制についてはこちらの記事で紹介しています。

>>エアガンのジュール規制とは?都道府県別のジュール規制も紹介します

 

弾速の変化

エアガンの初速は、発射される環境によって微妙に変化することが知られています。たとえば、標高が高い場所では、大気圧が低くなるため、BB弾の速度が少し低下する可能性が考えられます。

 

逆に、標高が低い場所では、空気が濃くなり、BB弾が飛ぶ際の空気抵抗が増すため、弾速が低下すると考えられます。

 

また、湿度が高い場所では、湿気がBB弾に付着し、その重量が増すことで弾速が変化する可能性もあります。しかし、これらの影響は全て微小なもので、エアガンの初速に与える影響は大体±2m/sの誤差範囲程度とされています。

 

これらを踏まえると、エアガンの初速は発射環境によって変化することがあると言えますが、その変化はごく僅かなものであるといえるでしょう。

 

エアガンのジュールが重要な理由

エアガンの威力を評価する際、初速だけではなく、ジュール数という単位も重要です。これはエネルギーを表す単位で、エアガンのBB弾の重さと初速の両方を考慮に入れます。

 

たとえば、同じ初速で0.2gと0.28gのBB弾を発射した場合、重いBB弾の方が遠くへ飛び、当たった時の衝撃も大きくなります。これは、同じ大きさのゴルフボールとティッシュを同じ力で投げた場合、重いゴルフボールの方が遠くへ飛び、大きな衝撃を与えるのと同じ原理です。

 

したがって、ジュール数が大きいほど、BB弾は速く、遠くへ飛びます。エアガンの威力は、初速とBB弾の重さを掛け合わせたジュール値で評価されます。

 

このジュール値が法律で定められた上限を超えると、エアガンは「準空気銃」に分類されるため注意してください。

 

エアガンと銃刀法違反の関係についてはこちらの記事でも解説しています。

>>エアガンで銃刀法違反に問われる?所持することが違法な例

 

エアガンの弾速に注意して楽しもう

本文中ではエアガンのジュール値の公式なども載せましたが、最も確実なのは「弾速計」を使うことです。自分のエアガンの初速や威力に不安のある人は、「弾速計」でのチェックをおすすめします。

 

弾速計はネットや専門店で購入できるだけでなく、ショップやフィールドでも設置されているため、気になる人は確認してみましょう。

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