
マルシン工業はトイガン業界で最古参のメーカーで、モデルガン全盛のころからこの業界を支えてきました。
当時、モデルガン人気を支えていたメーカーのほとんどが今ではほとんど存在せず、当時から残っているのは、このマルシン工業とウエスタンアームズぐらいのものです。
マルシン工業はモデルガン時代には閉鎖式ブローバックカートリッジで業界を牽引していましたが、エアガン方面では出遅れた感もありました。
その分、ユニークな製品展開で攻めに走っています。
マルシンの買取相場一覧
今回は下記の表に示されたガスブローバックモデル2種、ガスリボルバー3種、発火式モデルガン3種、未発火モデル1種の買い取り価格とモデルの概要をお伝えします。
| モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
| M1911-A1 デュアルマキシ | ガスブローバックガン | ¥20,000 |
| Cz75 デュアルマキシ | ガスブローバックガン | ¥15,000 |
| コンストリクター-Mk2-シルバーABS | ガスリボルバー | ¥15,000 |
| ポリスリボルバー 2インチ ブラック | ガスリボルバー | ¥6,000 |
| S&W M36 38 SPL | ガスリボルバー | ¥1,000 |
| ガバメント M1911A1 HW | モデルガン | ¥5,000 |
| ルガー P-08 | モデルガン | ¥12,000 |
| ワルサー PPK/S | モデルガン | ¥5,000 |
| コルト オートマチック キャリバー25 | モデルガン | ¥2,000 |
マルシンで高価買取査定が期待できるガスブローバックガン
今回ご紹介するマルシン工業のガスブローバックガンはデュアルマキシシリーズと呼ばれる排莢式ガスブローバックガン2モデルです。
BB弾の発射と共に空薬莢を排出するギミックは、リアル派のガスブローバックガンファンから多くの支持を集めています。
| モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
| M1911-A1 デュアルマキシ | ガスブローバックガン | ¥20,000 |
| Cz75 デュアルマキシ | ガスブローバックガン | ¥15,000 |
M1911-A1 デュアルマキシ
マルシンのDUAL MAXIシリーズは、国内の数あるエアガンの中でも数少ない排莢式ブローバックガスガン。
というよりは排莢というギミックがメインで実射性能はおまけぐらいと思っていたほうがいいレベルです。
その理由は後ほど語ります。
今回ご紹介するモデルはM1911A1、いわゆるコルト・ガバメントです。
さてこのDUAL MAXIシリーズのガバメントにはバージョン1とバージョン2の2タイプがあります。
当初発売されたバージョン1モデルではカートはアルミ製、マガジンはダブルスタッカードタイプのいわゆるハイキャパタイプのマガジン。
これはマガジン内のガスの気化スペースを確保するためだったのでしょう。
このマガジンがバージョン2ではシングルマガジンに変更されています。
また、カートリッジもバージョン1のアルミ製からバージョン2ではプラ製に変更されています。
見た目のリアルさはアルミ製には劣りますが、カートが勢いよく飛ぶ様を楽しむには、このプラ製カートは正解だったのではないでしょうか。
そして、カートの先端にBB弾を詰め、そのカートをマガジンに装填する過程は、実銃のようなリアルさを感じてテンションがかなり上がります。
このバージョン2ではノンホップ方式なので、10mあたりから撃ったBB弾が落下しはじめます。
マルシン工業としては、このDUAL MAXIシリーズはガスブローバックガンというよりも、
ガスを使ったモデルガンと言う方向性にベクトルを振った思い切りの良さを感じます。
https://gun-collect.com/2021/12/04/%e3%80%90%e3%82%a8%e3%82%a2%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%80%91%e3%80%90%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%bc-%e5%93%81%e5%90%8d-%e5%9e%8b%e7%95%aa%e3%80%91/
Cz75 デュアルマキシ
1980年代にアメリカのコンバットシューティングの神様と呼ばれたジェフ・クーパーから「世界で最高のコンバット・オート」と評されたのがチェコ製のセミオートピストル「CZ75」です。
そのCZ75を排莢式ブローバックガスガンとしてモデルアップしたのがマルシン工業のCz-75 DUAL MAXIです。
マルシン工業の DUAL MAXIシリーズは、言わば火薬を使わないモデルガンという仕様です。
プラ製のカートリッジ先端にBB弾を詰め、それをマガジンに詰めて装填する、
その後は実需と同様にチャンバーに送り込んでトリガーを引くと、ガス圧でBB弾を発射した後に空になったケースを勢いよく排出します。
この実銃と同じ一連の動作が、リアルさを最優先にするユーザーから人気を得ているのです。
ただ、装填、発射、排莢のギミックを最優先にしているため、BB弾の実射性能はあまり期待できません。
実射性能よりもモデルガン的なリアルな作動を楽しみたい方におすすめのガスブローバックガンです。
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マルシンで高価買取査定が期待できるガスリボルバー
マルシン工業はセミオートモデルが得意なメーカーでしたが、
モデルガン時代にS&W M586というLフレームリボルバーをいきなり発売して、ファンを驚かせた実績があります。
その傾向は今も続いていて、他社では見られないユニークなモデルを製品化しています。
| モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
| コンストリクター-Mk2-シルバーABS | ガスリボルバー | ¥15,000 |
| ポリスリボルバー 2インチ ブラック | ガスリボルバー | ¥6,000 |
| S&W M36 38 SPL | ガスリボルバー | ¥1,000 |
コンストリクター-Mk2-シルバーABS
モデル・型番の概要、買取相場、高価買取の理由、なかでもどのようなものが高価買取につながるかなどを解説。
コルト・コンストリクターは、マルシンのオリジナルカスタムリボルバーです。
そのオリジナルデザインはリボルバーのPPCカスタムであるデイビス・モデルが元ネタでしょう。
マルシン工業のリボルバーはXカートリッジと呼ばれるリアルカート仕様を採用しており、このコンストリクターもライブカートのリアルさを楽しめます。
https://gun-collect.com/2022/01/22/%e3%80%90%e3%82%a8%e3%82%a2%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%91%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%83%bd%e3%81%ae/
ポリスリボルバー 2インチ ブラック
このポリスリボルバーは1960年に警察に制式採用されたニューナンブM60をモチーフにモデルアップしたものです。
ニューナンブはミネベア工業が開発した国産リボルバーで米国S&W社のM36チーフスペシャルに大きく影響を受けています。
マルシンのポリスリボルバーは8mmBB弾と6mmBB弾の2種があったが、現在では6㎜BB弾仕様のみになっています。
素材としてはABSブラック、HWブラック、ABSシルバーメッキ仕様の3種類があり、バレルサイズは2インチと3インチの2種類から選べます。
このマルシンのポリスリボルバーの最大の特徴はXカートリッジと呼ばれるリアルカート方式であることです。
実弾の38スペシャルと比べてもかなりリアルな外観です。
ただ、Xカートのほうがやや直径が大きく、リムの直径と形状も少し違っています。
でも比べて見て初めて分かるレベルぐらいの違いです。
ホップ形式は固定ホップで個体によっては0.2gよりも0.25gBB弾のほうが相性の良いモデルもあります。
https://gun-collect.com/2021/12/04/%e3%80%90%e3%82%a8%e3%82%a2%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%80%91%e3%80%90%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%83%b3_%e3%83%9d%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%aa%e3%83%9c/
S&W M36 38 SPL
マルシンのガスリボルバーM36はS&W M36チーフスペシャルの実銃をモチーフにガスガンとしてモデルアップしたものです。
バレル長は2インチのいわゆるスナブノーズ・リボルバーです。
ホップ方式は固定ホップ、Xカートリッジと呼ばれる弾頭はアルミ、ケースは真鍮製のリアルカート仕様で、装弾数は5発になっています。
ちなみに10発のXカートリッジが同梱されていますので、リロードが楽しめます。
できればM36用のスピードローダーを用意すればよりリアルに楽しめますね。
マルシン工業のガスガンは実射性能よりも見た目の雰囲気やロマンを楽しむモデルです。
木製グリップなどに替えればさらにテンションがアップするでしょう。
https://gun-collect.com/2022/06/07/%e3%80%90%e3%82%ac%e3%82%b9%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%91%e7%a5%9e%e5%a5%88%e5%b7%9d%e7%9c%8c%e3%81%ae%e3%81%8a/
マルシンで高価買取査定が期待できるモデルガン
マルシン工業の歴史は古く、元々はモデルガン製造・販売のメーカーです。
高度成長期と共に需要を伸ばしてきたモデルガン業界の雄は今は無きMGCでした。
MGCはオートタイプのモデルガンの作動にオープンデトネーター方式を開発し、同業他社よりも頭一つ抜きん出ていました。
このオープンデトネーター方式はMGCの特許であったため、競合他社は使用できず、快調に作動するブローバックモデルの製品化に苦労していました。
そんな中でブローバックモデルガンの作動方式に革命的と言ってもいい一つの方式が開発されます。
それがマルシン工業が開発した閉鎖式ブローバックカートリッジ「PFC(プラグファイアーカートリッジ)」です。
PFC方式のモデルガン第一号のブローニング・ハイパワーでは発火音がほとんどしなかったために「下宿屋モデル」と揶揄されたものですが、
第二弾のショートリコイル式モデルガン第一号の「ワルサーP38」では、カートリッジ内のプラグの形状に改良を加えて、
火薬ガスと共に音の抜けも良くして、「下宿屋モデル」の汚名を返上しました。
更にPFCに劇的な改良が施されます。
それが「センターファイアー化」です。
それまでのモデルガンは安全対策のため、カートリッジの縁を叩くサイドファイアー方式が主流でした。
しかし、このセンターファイアー方式の解禁により、モデルガンの発火率は不発なしのほぼ100%になったのです。
これらのモデルガン業界におけるマルシン工業の業績を踏まえながら、各モデルガンをご覧いただければと思います。
| モデル・型番 | 品目 | 買取価格相場 |
| ガバメント M1911A1 HW | モデルガン | ¥5,000 |
| ルガー P-08 | モデルガン | ¥12,000 |
| ワルサー PPK/S | モデルガン | ¥5,000 |
| コルト オートマチック キャリバー25 | モデルガン | ¥2,000 |
ガバメント M1911A1 HW
プラグファイアーカートリッジ方式のガバメントのモデルガンを最初に製品化したのは鈴木製作所というマルシン工業と提携したメーカーです。
この鈴木製作所のガバメントが画期的だったのは、ブローニングのリンクドショートリコイルをガバメントに最初に搭載したモデルであったことです。
スライドを引くとバレルが共に下がりながらチルトダウンしながらスライドとバレルのロックが解除されるこのギミックを実現したこのモデルに、
当時のモデルガンマニアたちは狂喜乱舞したものです。
そのショートリコイルガバメントにセンターファイアー方式で100%の発火率を持たせたのがこのモデルです。
7㎜キャップ一粒で擦り合わせなしに快調に作動するマルシンのガバメントを見ると、当時を知るものとしては夢のような製品です。
https://gun-collect.com/2021/12/05/%e3%80%90%e3%82%a8%e3%82%a2%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%80%91%e3%80%90%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%83%b3-%e3%82%b3%e3%83%ab%e3%83%88-%e3%82%ac%e3%83%90/
ルガー P-08
マルシン工業のルガーP08はダミーカート仕様のモデルガンです。
モデルガンには火薬を発火させて生じる燃焼ガスで作動させる「発火モデル」と、
火薬は使用せずに、銃の持つ雰囲気や佇まい、内部メカのリアリティなどを鑑賞して楽しむ未発火モデルがあります。
ここでご紹介するルガーP08は後者の未発火モデルになります。
このルガーP08の観賞用としての魅力は「機能美」にあります。
工業製品には無駄を削ぎ落して合理性を追求していくとある種の美しさが備わることがあります。
それが機能美です。
ルガーP08では独特のトグルジョイントとブリーチブロックの結合部、理想的な角度のグリップ、
均整のとれた全体のバランスに、多くの人が機能美を感じています。
ポリマーフレーム+ブローニング式ショートリコイルで、どれも同じようなデザインのモダンオートピストルばかりを見ていると、
このルガーP08や他の同時代のヴィンテージガンが持つ機能美に惹かれるのではないでしょうか。
https://gun-collect.com/2022/01/25/%e3%80%90%e3%83%a2%e3%83%87%e3%83%ab%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%91%e5%92%8c%e6%ad%8c%e5%b1%b1%e7%9c%8c%e3%81%ae/
ワルサー PPK/S
マルシンのワルサーPPK/Sは5㎜キャップ火薬で作動させるプラグファイアー方式モデルガンです。
それまでブローニングハイパワーやワルサーP38、S&W M39といった中型オートを主体にモデル展開をしていたマルシン工業が、
小型オートピストルとして初めて商品化したモデルでもあります。
この流れでマルシン工業はベレッタM84という小型オートもモデルガン化しています。
シンプルな構造と簡単な通常分解は、発火後のクリーンングもやりやすく、気楽に発火できるモデルガンとして随分楽しませてもらったものです。
また今では想像できないでしょうが、このワルサーPPK/Sはウエスタンアームズからも同時に製品化され、マルシン工業との競作となっていました。
マルシン工業のワルサーPPK/Sがドイツ製をモデルにしたのに対して、
ウエスタンアームズのPPK/Sがアメリカのインターアームズ経由の刻印が施されていたのはいい思い出です。
https://gun-collect.com/2022/05/20/%e3%80%90%e3%83%a2%e3%83%87%e3%83%ab%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%91%e5%92%8c%e6%ad%8c%e5%b1%b1%e7%9c%8c%e3%81%ae-3/
コルト オートマチック キャリバー25
コルト・オート キャリバー25はマルシン工業のモデルガンで最小のモデルです。
実はこのコルト・オート キャリバー25にも競合作がありました。
それがコクサイで発売されたコルト・ポケットです。
マルシンがPFCであるのに対して、コクサイでは「スピンジェットファイアー」という閉鎖系ブローバックカートリッジで作動させていました。
当時はこんな小さなモデルがちゃんと動くのか?と感じたものでしたが、
実際に撃ってみると掌の中でピョコン、ピョコン、と作動しながら排莢する様子は、
大型ピストルとは違った楽しさがあり、しばらくはハマったものです。
この両モデルの見分け方は、コルト・オート キャリバー25がハンマー式なのに対して、コルト・ポケットはハンマーレスのストライカー方式です。
皆さんも機会があればこの小さなモデルガンの楽しさを味わってみてください。
https://gun-collect.com/2022/01/25/%e3%80%90%e3%83%a2%e3%83%87%e3%83%ab%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%ae%85%e9%85%8d%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%91%e5%92%8c%e6%ad%8c%e5%b1%b1%e7%9c%8c%e3%81%ae/
まとめ
マルシン工業は独特のコンセプトの製品を常に開発・販売してきました。
モデルガン時代には閉鎖式ブローバックカートリッジの嚆矢であるPFCや、
モデルガンでは不可能と言われたショートリコイルを再現したモデル、
エアガン世代になってからは8㎜BB弾や、他社よりいち早く先駆けたCO2ガス導入のFN5-7など、
コアなファンを惹きつける魅力に溢れたメーカーです。
エアガン宅配買取ショップ「ガンコレクト」では、マルシン工業の商品価値を十分に理解した専門スタッフが高額で査定をしております。
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