東京マルイの「SIG552 SEALS(シールズ)」は、スイス製アサルトライフル「SG552」をモデルにした、スタンダード電動ガンです。
製品名にある「SEALS」はアメリカ海軍の特殊部隊名を指しますが、実際にSEALSが正式採用しているわけではなく、資料や情報をもとに東京マルイが独自にネーミングしました。
取り回しやすいコンパクトなサイズ感が特徴で、今でもサバゲーユーザーを中心に根強い人気があります。
今回はそんなSIG552 SEALSの魅力や性能、ユーザーの口コミを紹介します。
引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『SIG552 シールズー電動ガン スタンダードタイプ』
| 全長 | 720mm |
| インナーバレル長 | 247mm |
| 重量 | 2,205g(空マガジン、バッテリー含む) |
| 装弾数 | 43発 (ノーマルマガジン) 220発 (多弾マガジン) |
| メーカー希望小売価格 | 29,800円(税別) |
※2025年11月現在
SIG552 SEALSは下記のような特徴を持った電動ガンです。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
SIG552は、M4やAKといった代表的なアサルトライフルとは全く異なるデザインを採用しています。特にハンドガード部分は、縦長でスリムなフォルムとなっており、握り心地も独特です。
東京マルイでは、SIG552のハンドガードを専用設計で忠実に再現。右側面および下部には20mmレールが設けられ、拡張性にも優れています。
また、ハンドガード内部はバッテリー収納スペースも兼ねています。ストックに収納するタイプと比べて収納スペースは限られていますが、ミニSバッテリーのサイズであれば問題なく対応可能です。
SIG552 SEALSのベースモデルとなったSIG550は、もともと1,000mm近くあるライフルでした。一方、SIG552 SEALSは、ストックを折りたたむと約半分の500mmまで短くなります。
この短さは特にインドアフィールドのような閉所で役立ち、初心者でも銃身が壁や障害物に当たりにくく扱いやすいでしょう。
さらに、本体重量も約2,205gと軽量で、長時間持っていても疲れにくいのも特徴です。
フォールディングストックを展開すれば安定した射撃もでき、屋外・屋内問わず幅広いフィールドに対応できる柔軟さも魅力です。
東京マルイの「SIG552 SEALS」は、2003年に登場したスタンダード電動ガンです。当時は、次世代電動ガンがまだ発売されておらず、フルメタルではなく樹脂製のフレームが主流でした。
一般的に樹脂製のフレームは剛性が低いとされていますが、SIG552 SEALSは、樹脂製でありながら高い剛性を確保しています。
特にハンドガード内部にダイキャスト製フレームを採用したことで、フロント周りの剛性が高く、構えたときの安定感も優れています。
さらに、ストック基部のジョイント部には金属製パーツを採用。ストックを展開してもガタつきが少なく、しっかりと肩付けして狙えます。
東京マルイの「SIG552 SEALS」は、実銃の操作性をできる限り忠実に再現したスタンダード電動ガンです。
たとえば、トリガーガードは右側に折りたたみ可能な構造を採用。これは、グローブ装着時の操作性を高めるための設計で、寒冷地やミリタリーユースを意識した配慮といえます。
また、トリガーも直立に近いデザインになっており、セミオート時も素早く連射しやすい形状です。
外装は一般的な黒一色ではなく、SEALS仕様のKTL防錆処理をイメージしたダークグレイを採用。ミリタリー感あふれる重厚な印象を与えます。2003年当時、このようなカラーリングは珍しく、先進的かつ画期的な仕様でした。
東京マルイの「SIG552 SEALS」は、シリーズ初期モデルに搭載されていた可変バースト機能を廃止し、シンプルなセミ・フル切り替え式の回路を採用しています。これにより、信頼性が向上し、トラブルの少ない安定した動作を実現しました。
可変バーストは一見便利な機能ですが、故障しやすくレスポンスが低下する原因となっていました。
また、バースト分のセレクターポジションも省略されたため、セーフティからセミやフルオートに切り替えやすくなるというメリットもあります。
照準器も実銃をベースに細かな工夫がされています。フロントサイトには昼間用の細い照準柱と、夜間用の太めの照準柱の2種類を搭載。
リアサイトは、MP5やHK416Dでも採用されているドラム式切り替えタイプとなっており、射撃距離に応じて開放式(オープン)からピープサイトへと調整可能です。
現代のサバゲーは、ドットサイトなどの光学機器を使用することが一般的ですが、そのままでも視認性が高いため、光学機器を載せなくても十分に狙いやすいでしょう。
SIG552 SEALSの性能を初速と集弾性に分けて紹介します。
SIG552 SEALSの初速は平均84m/s程度です。この数値はスタンダード電動ガンとしては比較的高めといえます。
また、連射サイクルも毎分850発程度とサバゲーにおいて十分な性能です。これは、実銃のSIG552の約780発/分を上回る数値となっています。
最新の次世代電動ガンやハイサイクル電動ガンと比べると見劣りするかもしれませんが、コンパクトなサイズと相まって、扱いやすいスペックです。
SIG552 SEALSは、高い集弾性(命中精度)を誇るスタンダード電動ガンです。具体的には20mの距離であれば、難なく人型のターゲットに当てられます。
一般的にエアガンの命中精度はインナーバレルの長さや内径に左右されると思われがちですが、実はボディの剛性の高さも重要です。
特にSIG552 SEALSは、ハンドガード内部にダイキャスト製フレームを内蔵していることで、発射時のブレを極力抑えられています。次世代電動ガンのようにリコイルもないため、フルオート射撃時に弾道が乱れにくいのも特徴です。
引用:SG553プラス【電動ガンプラス】 – 電動ガン スタンダードタイプ | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト
| 種類 | SIG552 SEALS | SG553プラス |
| 全長 | 720mm | 516 / 714mm(ストック展開時) |
| インナーバレル長 | 247mm | 247mm |
| 重量 | 2,205g(空マガジン、バッテリー含む) | 2,395g(空マガジン、バッテリー含む) |
| 装弾数 | 43発 (ノーマルマガジン) 220発 (多弾マガジン) |
40発 (ノーマルマガジン) 220発 (多弾マガジン) |
| メーカー希望小売価格 | 29,800円(税別) | 49,800円(税別) |
東京マルイの「SIG552 SEALS」は、2000年代前半に登場したスタンダード電動ガンシリーズのコンパクトモデルです。堅実な性能と扱いやすさが特徴で、シンプルな構造と手頃な価格から、初心者やカスタムベースとしても人気があります。
一方で、「SG553 プラス」は、SIG552をベースにした上位モデルで、強化樹脂製のフレームやレールハンドガード、PLUSシステムといった、最新技術が取り入れられています。
性能面ではSG553 プラスの方が優れていますが、その分金額も高めなのも特徴です。性能を重視したい方にはSG553 プラス、シンプルで扱いやすい電動ガンを探しているならSIG552 SEALSがおすすめです。
ここでは実際にSIG552 SEALSのユーザーの声を紹介します。
おはようございます☔️
この前のSIG552(マルイ)
こんな感じで落ち着いた😙
重くないし、トリガーの感触もいいし
プリコックの様な感じで気持ちいい👍🏻
弾道も申し分ない😄#保護猫と暮らす #さばげーまー pic.twitter.com/HHfFGjQJtd— ハッピー6677 (@happymamedaihuk) March 3, 2025
軽量で扱いやすいという声が多く見られました。また、トリガーの感触が良く、プリコックのような心地よさがあって、弾道も安定していると好評です。
#県北の謎のチューナー
その34
マルイSIG552
フィールドでなかなか見かけない銃なんですけど、たまたま手に入れたので、自分用にじっくりチューニングしていきます。
ノーマルのレスポンスはそこまで悪くない、むしろこのまま使ってもなんの不満も感じないレベルだと思います。😐️ pic.twitter.com/QYCkarXDxx— hidesan0518 (@hidesan0518) July 24, 2023
SIG552は、フィールドで見かける機会が少ないものの良い銃という意見もあります。ノーマル状態でもレスポンス性能が良好で、そのままでも十分満足できる仕上がりと評価されています。
#つくサバ 日曜定例会お疲れ様でした…
前々回から使ってるSIG552の0.28はめっちゃ弾道良くてしっかり当たる🎶
装弾数がワンマグ約40発と少ないけど、ガスブロと同じように撃ち過ぎないようにしてれば全然余裕ですな👍#サバゲー pic.twitter.com/IqufrFsnLx— かの (@HOLO_Afezeria) July 21, 2024
重量弾である0.28gのBB弾を使うと、弾道が安定して命中精度が高いという意見もありました。装弾数は少なめですが、撃ち過ぎなければ快適に使えると評価されています。
久々にSIG552触ったけどやっぱりかっこいいな~剛性高いし使いやすい! pic.twitter.com/vMLph3LxIB
— さそり (@111Sasori) May 23, 2015
SIG552は剛性が高く、扱いやすいという意見もあります。見た目のかっこよさだけでなく実用性の面でも評価されているエアガンです。
SIG552は使いやすいよね。軽いし当たるので初心者にもおすすめ。
ただしマガジンは社外のを揃えるのがちと面倒だね。
多弾マグが良ければマルイので、スプリングマガジンなら社外のを。マルイのスプリングマガジンは装弾数が少ない— ぶらう (@BlauKappchen) June 24, 2018
軽量で命中精度が高く、初心者にも扱いやすいという声もありました。ただし、マガジンの選択肢が少ないことを注意点としてあげています。
東京マルイのSIG552 SEALSは、発売から20年以上経つモデルですが、コンパクトで初心者にも扱いやすく、現在もサバゲーマーを中心に人気があります。
最近では兄弟機のSG553が発売されたこともあり、ますます注目度が高まっているシリーズといえるでしょう。SIG552の売却を考えているなら、ガンコレクトにお任せください。SIG550やSIG551といった過去の絶版モデルも大歓迎です。
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| 東京マルイ スタンダード電動ガン SIG552 SEALSの参考買取価格 |
¥8,000 |
※2025年10月現在