引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『スコーピオンモッドM – 電動コンパクトマシンガン』
東京マルイ 電動ガン スコーピオン モッドMはコンパクト電動ガンVz61スコーピオンのモダナイズドバリエーションモデルです。
実銃のVz61は開発時期が1961年ということもあり、現代の銃器のように拡張性という概念は設計に取り入れられていません。
そんなVz61を現代風にアレンジしてアクセサリーを搭載しやすくすればこうなるのでは?
という要素を電動ガンとして表現したモデルが東京マルイのスコーピオンMOD.Mです。
全長 | 337mm / 565mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 182mm |
重量 | 1,363(空マガジン、バッテリー含む) |
装弾数 | 260発 (多弾マガジン) |
メーカー希望小売価格 | 26,800円(税別) |
東京マルイ 電動ガン スコーピオン モッドMは東京マルイがコンパクト電動ガンVz61をベースに考え出した東京マルイオリジナルのエアガンです。
このスコーピオンモッドMには色違いのバリエーションモデルであるモッドDがあります。
ただモッドMとモッドDはVz61よりもインナーバレルが長いため、初速は僅かながらVz61よりも高めです。
東京マルイ 電動ガン スコーピオン モッドMはオリジナルモデルのVz61にはない特徴があります。
M-LOKハンドガードとフレームトップのレールによる拡張性、Vz61よりも伸ばされたインナーバレル長による初速アップなどをご紹介します。
東京マルイの電動ガン「スコーピオンモッドM」の一番の特徴は、
ぱっと見ただけではオリジナルのモデルがコンパクト電動ガンVz61とは気づかないほどモデファイ化された外観といえます。
またVz61スコーピオンのインナーバレル長は127.5mmですが、スコーピオンモッドMでは182mm まで伸びています。
このバレルの延長により、上下に20㎜レール、両サイドにM-LOKを設けた大型ハンドガードの装着が可能になりました。
2番目の外観上の特徴は、スコーピオンVz61独特のたたみ方をするストックを、横方向に折りたたむフォールディングストックに変更したところです。
このスコーピオンモッドMのフォールディングストックは、折りたたんでレシーバのフックに固定すると、
ストックエンドがそのままパーティカルフォアグリップとしても使えます。
スコーピオンモッドMの外観はVz61スコーピオンに比べるとかなり大型になったように見えますが、
その大型化はそのままレールシステム搭載の拡張性の高さに繋がっています。
東京マルイ 電動ガン スコーピオン モッドMの2番目の特徴は、
フレームトップに増設された20㎜レールと、M-LOKレイルを備えた大型ハンドガードによる拡張性の高さです。
実銃のVz61スコーピオンは1961年に設計・開発されたサブマシンガンであるため、本r内であればレイルはありません。
その分Vz61スコーピオンは小型で扱いやすい電動ガンではあるのですが、
ドットサイトの搭載のためのマウントベースも無いため、近距離以上ではお世辞にも狙いやすいとは言い難いモデルでした。
そこで東京マルイはミドルレンジまで使いやすいように、
M-LOKハンドガードとレシーバートップの20㎜レールで大幅に拡張性を高めたのです。
さらにスコーピオンモッドMでは、オリジナルのワイヤーフレームストックよりも、より安定性の高いフォールディングタイプの大型ストックに換装しています。
このM-LOKハンドガードとフォールディングストックによりスコーピオンモッドMはVz61スコーピオンよりも大幅にモダナイズドされたモデルとなりました。
東京マルイの電動ハンドガンには、サイズ的にそれまでのメカボックスの流用は不可能でした。
そこで新開発されたのが「マイクロメカボックス」というユニットです。
このマイクロメカボックスの目標はハンドガンのグリップに入る大きさまで小型化することです。
その電動ハンドガンの第一号が2004年に発売されたグロック18です。
東京マルイではこの電動ハンドガンのマイクロメカボックスを流用して、新たなジャンルの電動ガンを東京マルイは開発します。
それが2006年に発売された電動コンパクトマシンガン「MP7A1」です。
こう書くと電動コンパクトマシンガンは電動ハンドガンのマイクロメカボックスをそのまま搭載しているように見えますが、そんなことはありません。
スコーピオンモッドMを始めとした電動コンパクトマシンガンは、電動ハンドガンのマイクロメカボックスにリファインを加えています。
主な変更点としてノズルの改良や6㎜伸長されたシリンダーによるエア容量のアップです。
このリファインにより、東京マルイの電動コンパクトマシンガンは、電動ハンドガンよりも飛距離が伸びています。
東京マルイの電動コンパクトマシンガン スコーピオンモッドMは電動ハンドガンと共用の7.2Vニッケル水素マイクロ500バッテリーで稼働します。
ただこの東京マルイの純正バッテリーは電圧が低く容量も少ない仕様なので、
この専用バッテリーを使うと「セミオートの切れが悪い」・「連射速度がすぐ遅くなる」・「撃てる弾数が少ない」などの欠点を抱えています。
特に寒い季節にこのバッテリーで動かすと、暑い時期よりも撃てる弾数が少なくなります。
この改善策としておすすめなのがリポバッテリーへの換装です。
ニッケル水素からリポに変えるだけで連射速度が上がり、セミオートの切れも良くなり、さらに撃てる弾数も多くなります。
電動コンパクトマシンガンのマイクロメカボックスはガワが薄いので、内部カスタムで負荷をかければ耐久性が劣化します。
そんなリスクの高い内部カスタムを行うよりも、ワンタッチでスペックがアップするリポバッテリーへの換装が効果的ですね。
電動コンパクトマシンガン スコーピオンモッドMは他の電動コンパクトマシンガンと同様に77m/s前後の初速、秒間11発ほどの連射性能を見せてくれます。
このスペックからも分かるように、広いエリアよりもインドアやCQBのように相手と撃ち合う距離が短いフィールド向きだといえます。
また秒間11発の連射性能は、オーバーキルの起こりにくいサイクル数と言えるでしょう。
本体重量も1,300g台というハンドガンより少し重たいぐらいなので、女性でも楽に取り回しができます。
ただし、ストックをたたんだ時には重心がマズル側に寄り、カタログスペックよりも少し重たく感じられるかもしれません。
このスコーピオンモッドMの特徴は、インドア&CQB向きと捉えていいと思います。
スコーピオンモッドMの実射性能を、実射動画を見た印象を中心に、初速、集弾性についてご紹介します。
スコーピオンモッドMの平均初速は、77m/sとなります
ただしこれには個体差があり、シリンダー内とノズルのグリス塗布の状態で大きく変わってきます。
一例をあげると、シリンダー内のグリスが少ないため気密が取れておらず、逆にノズルのグリスが多すぎてBB弾に付着して初速が落ちていたケースもありました。
このケースではグリスアップをし直したところ、初速が81.2m/sまで回復したと報告されています。
スコーピオンモッドMの初速が上がらない場合には、一度グリスアップをやり直すというのも手ですが、分解が必要になるためある程度の知識は必要です。
スコーピオンモッドMの集弾性は、東京マルイの電動ガンらしい申し分のないグルーピングです。
ただし、0.2gBB弾と0.25gBB弾の時では弾道が少し違ってきます。
0.2gBB弾ではフラットな弾道がスーと伸びて行き、20m位の所から上昇しながらターゲットに向かいます。
それに対して0.25gBB弾の弾道は、やや山なり気味に放物線を描きながら飛んでいき、落ち際にターゲットを捉えます。
0.25gBB弾の有効射程は30まで、40m先を狙うなら0.2gBB弾がおすすめです。
スコーピオンモッドMの実射動画を見て抱いた第一印象は、レシーバートップのレールにつくられたフロント、リアのオープンサイトが使いにくそうに感じました。
そのためオープンサイトはあくまでもバックアップと割り切って、最初からドットサイトを載せたほうが使いやすいでしょう。
スコーピオンモッドMの操作性でまず感じたのは独特の発射モード切り替えの位置です。
真ん中がセーフティーになっており、セミとフルを左右に振り分けているのは、慣れるまで戸惑うかもしれません。
特にセミからフルに切り替える時に、間がセーフティーポジションになっているので、人によってはリズムがズレるかもしれません。
ただ、セフティレバー自体はグリップを握ったままで操作できるので扱いやすいでしょう。
マガジンキャッチボタンもマガジン挿入口のすぐ上にあるので、マガジンを握った手でリロードが可能という扱いやすいデザインになっています。
スコーピオンモッドMは昔風に言えば「架空銃」です。
ひと昔前まで実銃の存在しない架空銃を、リアリティーのないエアガンとして捉える空気がありました。
しかし、エアガンのリアルさよりゲームでの実用性を求めるプレイヤーは増えています。
実銃の存在しないスコーピオンモッドMも、そういった時代を先取りしたエアガンといえるかもしれません。
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