Px4は、2005年にイタリアのベレッタ社が開発した9mm口径のサブコンパクトハンドガンです。素材にシンセティックポリマーを採用しており、近代的なモデルとなっています。
従来のM92Fなどに見られたスライド上部の大きな開口部を廃し、バレル全体を覆うスライド構造を採用することで耐久性を大幅に向上。
作動方式も従来のフリップアップ式から、ロータリーロッキングシステムに変更されています。
こうした実銃の構造を、東京マルイはガスブローバックガンとして忠実に再現。ローテーティングバレルやデコッキング機能など、リアルなギミックにこだわったモデルとなっています。
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引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『Px4 – ガスブローバック』
全長 | 192mm |
インナーバレル長 | 91mm |
重量 | 833g(空マガジン含む) |
装弾数 | 25+1発 (ノーマルマガジン) |
メーカー希望小売価格 | 18,800(円(税別) |
※2025年7月現在
東京マルイのPx4には主に下記のような特徴があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Px4には、直径15ミリの大口径シリンダーを搭載した新型ブローバックエンジンが搭載されています。従来のガスガンと比べて強力なリコイルが楽しめるモデルに仕上がりました。
マガジンは連射をしても冷えにくいダイカスト製を採用。気温が低くてもマガジンが人肌程度に温まっていれば、元気な動作を楽しめます。
ベレッタPx4は、このロータリーロッキングシステムと呼ばれるベレッタ独自の機構を採用しています。
東京マルイのPx4も、この機構による独自の動きを忠実に再現しています。具体的には、スライドを手で引くと、スライドとバレルが数ミリだけ後退し、その後バレルが回転する様子をエジェクションポートから確認できます。
このバレルの動きは、実射性能に直接関係ありませんが、実銃を再現したリアルで精密な動作は、見ているだけで所有者を満足させてくれるでしょう。
Px4にはスライドのセフティーレバーと連動したデコッキング機能が搭載されています。スライド後端には、左右どちらからも操作できるアンビタイプのセフティーレバーを採用しているのも特徴です。
コッキングされた状態でこのレバーを下げるとハンマーが安全に倒れ(デコッキング)、トリガーもコッキング前の位置に戻ります。
また、マガジンキャッチボタンは分解することで、左右の入れ替えが可能です。利き手を選ばずに使いやすいのも、この銃ならではの魅力といえます。
グリップのバックストラップを交換できるシステムは、1996年に登場したワルサーP99を筆頭に世界各地の拳銃に影響を与えました。
ユーザーの手の大きさに合わせてグリップの太さを調整できるため、2015年のアメリカ軍による制式採用ハンドガン選定(MHS=モジュラーハンドガンシステム)では、採用条件として組み込まれたほどです。
ベレッタPx4もこの流れに沿って交換可能なバックストラップ方式を採用しています。
実銃のベレッタPx4ではバックストラップの交換に工具が必要ですが、東京マルイのPx4ではグリップ底部のボタンを押すだけでワンタッチで交換できるのも特徴です。
東京マルイのガスブローバックガンは、これまでHOP調整をする際にスライドとフレームの分離が必要でした。
しかし、ベレッタPx4はスライドを分離させずにHOP調整が行えるように改良されています。
ホールドオープンの状態にすれば、エジェクションポートから直接指でホップダイヤルを操作できます。使用するBB弾の重量が変わっても、弾道を見ながらすぐに調整可能です。
ただ、エジェクションポートの開口部は狭いため、指が太い方には操作しづらいかもしれません。その場合は、従来のモデルと同じようにスライドとフレームを分離して調整した方がスムーズです。
スライドとフレームの分離はロックレバーを下げてワンタッチで行えるため、この方法でも手間が少ないのもメリットです。
Px4の性能を初速と集弾性に分けてそれぞれ紹介します。
東京マルイのPx4の初速は、70m/s台とガスガンの中では中ぐらいかやや低めの設定です。ガバメント系やグロック系など、同社製のフルサイズのガスガンと比較すると控えめに感じるかもしれません。
しかし、初速自体は必要かつ十分に備えており、サバイバルゲームなどでの使用においても不自由を感じることはないでしょう。
Px4は、東京マルイの製品らしく優れた集弾性を備えています。具体的には、室内5メートルの近距離において、約35ミリの範囲に収まるほどです。
弾道は直進性に優れており、サイトもクセのない3ドットタイプです。一般的なハンドガンに撃ち慣れた人なら、すぐにその性能を実感できるでしょう。
ここでは、実際にXで寄せられたPx4のユーザーの声を紹介します。
Px4のロータリーバレル
再現したマルイすげえよな… pic.twitter.com/8hPCS9e34P— ꧁半̷̊̈̓̓̅裸̬̬̩͈̊͡マ̫̺̓ͣ̕͡ン̧̛̩̞̽꧂ (@InfiniteAsphalt) April 9, 2023
Px4のロータリーロッキングシステムの再現を評価する声がありました。細部まで作り込まれたギミックに驚くユーザーも少なくありません。
今日買ってきた東京マルイBeretta PX4、ローテイティングバレルの動きが独特でカッコいい。弾道ブレ無いしキックも結構あって楽しいです。 pic.twitter.com/LzfAecy2fQ
— Maus (@MAXX_2nd) May 5, 2025
ギミックと性能の両立を評価する声もあります。性能面では安定した弾道と強いブローバックについて好意的な意見が目立ちました。
マルイPx4は見た目によらず少し重い。
その分ヘビーなリコイルと可変HOP搭載、
グリップも丸いのでしっかり握れて
サバゲーでも非常に取り回しやすい銃だ。ちなみに 握りやすい とは、
“グローブを付けた自分の手”を基準とすべし。 pic.twitter.com/1urf7wNRO3— ジュンモさん🦝 (@janm93r) September 23, 2024
見た目以上に重量感があり、それがしっかりとしたリコイルの強さにもつながっているようです。丸みを帯びたグリップ形状が扱いやすいという意見もありました。
マルイ ベレッタPx4
ジウジアーロによるデザインが美しい。
ローテイティングバレルを搭載しスライドの動作でバレルが回転、固定解除が行われる。
刻印は著作権の関係でアレンジされていますが雰囲気は損なわれていません。
マイナーな銃ですが映画インセプションでディカプリオが使用していましたね。 pic.twitter.com/pfZxSTevKV— すずめちゃん。 (@chick_hops) January 15, 2025
刻印はアレンジされているものの、全体の雰囲気は実銃に近いという意見もありました。映画での登場も人気の理由のようです。
アンビデザインを採用したPx4は、サイドアームとしても扱いやすく、近年のグロックシリーズや45オート系のモデルとは異なる魅力があります。
また、イタリアらしい洗練されたデザインとロータリーロッキングシステムをはじめとした独自のギミックは、このモデルならではの特徴といえるでしょう。
Px4の売却を検討中でしたら、ぜひガンコレクトにお任せください。傷ありや箱無しの状態でも問題なく査定可能です。もちろん送料や査定料はかかりません。
梱包用の段ボールも無料で用意しますので、まずはお気軽にご相談ください。
東京マルイ ガスブローバックガン Px4の参考買取価格 |
¥5,000円 |
※2025年7月現在
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