H&K MP7A1は、NATOの特殊な要請を背景に開発されたPDW(パーソナルディフェンスウェポン)の一種です。その要請とは、「200メートル先のケプラーヘルメットや防弾ベストを貫通でき、なおかつ人体は貫通しにくい」という高い要求を実現するものでした。
これに応えたドイツの銃器メーカーH&K社は、新開発の4.6×30mm弾を採用したMP7を生み出します。
結果としてNATOでの正式採用には至らなかったものの、その性能と独自性から、MP7A1は今も世界各国の特殊部隊などで使用され続けています。
東京マルイではこのMP7A1をコンパクト電動ガンとガスブローバックで再現。どちらも高い命中精度と操作性を備え、サバゲーシーンでも根強い人気を誇ります。
この記事では、特にガスブローバックモデルに焦点を当て、その特徴や電動ガンとの違いについて詳しく紹介します。
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引用:MP7A1 ブラック – ガスブローバック マシンガン | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト
全長 | 381mm / 586mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 146mm |
重量 | 2,200g(空マガジン含む) |
装弾数 | 18+1発 (ノーマルマガジン) 40+1発 (ロングマガジン) |
メーカー希望小売価格 | 42,800円(税別) |
※2025年7月現在
東京マルイのガスガンMP7A1には下記の特徴があります。
それぞれの詳細について紹介します。
東京マルイのMP7A1は、トリガーを引いた瞬間、肩にガツンと響く強いリコイル(反動)が伝わり、射撃の臨場感を味わえます。
特にフルオート(連射)時には、反動が連続して肩に伝わり、電動ガンでは得られない撃つ楽しさを実感できるでしょう。
KSC製のMP7A1もガスブローバック方式を採用していますが、こちらはビシッとシャープなリコイルが特徴です。それぞれ好みはありますが、撃ちごたえを求めるなら、東京マルイのMP7A1がおすすめです。
ガスガンのMP7A1は、実銃と同様のプロセスで射撃を楽しめます。たとえばマガジンを装填し、チャージングハンドルを引いて手を離すと、フレーム内のボルトが前進し、BB弾がチャンバーに装填されます。
こうした動作は電動ガンでは体験できません。初めて触れる人でも、そのリアルさに満足できるでしょう。
さらに、全弾を撃ち終えたときには、実銃と同じようにボルトが後退したまま停止します。この動きも電動ガンでは再現できない、リアルで没入感のある動作のひとつです。
多くの銃器は、操作レバーやボタン類が右利き用に配置されています。そのため、左利きだと操作に違和感があるかもしれません。
しかし、MP7A1は、操作性に優れたアンビデザイン(両利き対応設計)を採用しています。
セレクター、チャージングハンドル、マガジンキャッチなど、主要な操作部が左右どちらの手でも扱えるように設計されており、利き手を問わず直感的に操作可能です。また、左右でスイッチングして構えやすいのもアンビデザインならではのメリットです。
MP7A1は、ガスブローバックガンでありながら高い命中精度を備えています。具体的には、30メートル先のマンターゲットの頭部に全弾命中できるほどの精度です。
ガスブローバックの特性上、連射による初速の低下は避けられませんが、マガジンを温めたうえでセミオートメインで使うのであれば、狙った場所に十分に当てられるでしょう。
MP7A1は、ウージーやイングラムM10などと同じように、グリップにマガジンを装填する方式を採用しています。そのため、重量のバランスが中心に寄り、片手でも扱いやすいのが魅力です。
また、本体の重量も約2.2キログラムと比較的軽量で、ストックを収納した状態ではハンドガンのように構えて射撃できます。折り畳み式のグリップも標準装備されているため、必要に応じて展開すれば、安定した状態で構えられます。
MP7A1の実射性能を初速と集弾性に分けて紹介します。
東京マルイのガスブローバックMP7A1は、安定した初速性能を持つモデルとしても知られています。気温21度の環境で10発の初速を測定したところ、0.2gで80m/s前後という結果になりました。
この数値は、ハンドガンとM4系アサルトライフルの中間に位置する性能といえます。
また、気温29度でも78m/s前後となっており、気温や個体差による若干のばらつきはあるものの、安定した初速性能を備えていると言えるでしょう。
MP7A1はガスガンでありながら電動ガンとそん色のない集弾性を備えています。
具体的には、30メートルの距離ではヘッドショットが可能な精度を見せ、40メートルでもややばらつきはあるものの、人間大のターゲットにはしっかりと命中するほどです。この銃がサブマシンガンであることを考えても、必要十分な性能といえるでしょう。
作動方式 | ガス | 電動 |
全長 | 381mm / 586mm(ストック伸長時) | 380mm / 590mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 146mm | 182mm |
重量 | 2,200g(空マガジン含む) | 1,390g(バッテリー除く) |
装弾数 | 18+1発 (ノーマルマガジン) 40+1発 (ロングマガジン) |
50発 (ノーマルマガジン) 190発 (ロングマガジン) |
メーカー希望小売価格 | 42,800円(税別) | 27,800円(税別) |
※2025年7月現在
引用:MP7A1 ブラック – 電動コンパクトマシンガン | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト
東京マルイのMP7A1は、大きく分けてガスブローバックガンとコンパクト電動ガンの2種類に分けられます。
ガスブローバックガンは、実銃のような強いリコイルとリアルな作動音が特徴です。トリガーを引いたときに感じる反動や、金属パーツを多用した重厚な外装は、撃つ楽しさや所有欲を満たしてくれます。
ただし、気温の影響を受けやすく、マガジンが冷えるとガスの気化効率が落ちて性能が低下します。
コンパクト電動ガンは、小型のバッテリーで安定して動作するため、季節を問わず安定した性能なのが魅力です。また、価格も比較的手頃な点も魅力です。
しかし、リコイルがなく可動ギミックも少ないため、リアルさを求める人は物足りないかもしれません。
リアルな操作感や撃ち応えを重視するならガスブローバックガン、扱いやすさや実用性を重視するなら電動ガンモデルがおすすめです。それぞれの特徴を理解したうえで選びましょう。
ここでは実際にXで寄せられたMP7A1のユーザーの口コミを紹介します。
3年前に作ったマルイMP7用のショートマガジンが未だにガス漏れしてない。
なにげに本体のボルトストップも純正から逆方向にしてる。 pic.twitter.com/tNtmGOTmAK— morizo (@morizo_Waka) September 23, 2018
3年前のマガジンなのにガス漏れを起こしていないという口コミもありました。長期間の保管でも信頼性が保たれているのは、ガスブロユーザーにとって大きな魅力といえるでしょう。
おサバゲ初心者のtsubasaくんがボコボコキル取れてたので実Trijicon MROとマルイ製ガスMP7の組み合わせはチーズ×牛丼と同じくらい優秀ですね… pic.twitter.com/tb32SSNpRo
— dodo (@dodoGOISGOD) October 24, 2020
サバゲー初心者でも、MP7のおかげで多くのキルが取れたという声が見られました。ドットサイトとの相性も良く、戦果を出せる装備としてもおすすめです。
マルイガスMP7精度よすぎ、、
— みつを (@DepoisonYm) June 22, 2021
ガスブロは命中精度にばらつきが出やすい傾向がありますが、東京マルイのMP7は安定した弾道と高い集弾性能で、中距離でも十分に狙えると好評です。
ガスMP7快調。明日はこれで定例会。マガジンキンキンに冷えてもガシガシ動くぜ! pic.twitter.com/CaWw37y80F
— アカベコ(🐄) (@akabekobrigade) July 5, 2025
マガジンが冷えている状態でも作動が安定しているという投稿もありました。このエアガンで翌日の定例会に臨むという内容から、MP7A1の信頼性と実用性の高さがうかがえます。
MP7A1のガスブローバックガンは、東京マルイ以外にもKSCやVFC(台湾)から販売されています。ただ、入手のしやすさや実射性能の高さを考えると、東京マルイのMP7A1が最も実用性が高いでしょう。
実際に東京マルイMP7A1は、お座敷シューターやサバゲーマーを問わず、多くのユーザーから人気です。
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