引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『MP7A1 ブラック – ガスブローバック マシンガン』
今回ご紹介するのは東京マルイのHK MP7A1ガスブローバックガンです。
このHK MP7A1は人気モデルで、KSCからガスブローバックモデル、東京マルイからはこのガスブローバックガンとコンパクト電動ガンの2タイプ出ています。
ちなみに台湾メーカーであるVFCからも東京マルイと同じく2タイプがリリースされています。
このHK MP7A1、特にガスブローバックモデルがこれほど人気なのも、扱いやすいサイズ、リコイルによる撃つ楽しさを実感できるからでしょう。
そこで今回は東京マルイのMP7A1を中心にご案内します。
全長 | 381mm / 586mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 146mm |
重量 | 2,200g(空マガジン含む) |
装弾数 | 18+1発 (ノーマルマガジン)
40+1発 (ロングマガジン) |
メーカー希望小売価格 | 32,800円(税別) |
実銃のH&K MP7A1が誕生した背景は「200m先のケプラーヘルメットや兵士の着たフラグメーテンションンベストを貫通しながらも、柔らかい人体は貫通しない」というNATOの要求を銃器メーカーの働きかけたことがキッカケになります。
ちなみにプロジェクト名を「プロジェクト29」と言います。
そしてこのNATOの無理難題の要求に手を上げたのがドイツのH&K社とベルギーのFN社です。
この両社がNATOの要求を満たすために取った手段が、新規に専用弾を開発することです。
そこでH&K社はMP7A1用に4.6×30mm弾を、FN社は5.7×28mm弾というカートリッジを開発しました。
このFN社の新カートリッジを使用するのがFN P90です。
そして新しい弾薬を使うこの2丁はPDW(個人防御兵器)という新カテゴリーを生み出しました。
しかし、NATOの要請で開発したこの2丁は補給やコストの問題でNATOで制式採用されることもなく、
また他にフォロワーも現れなかったこともあり、PDWというカテゴリーは現在でSMGに取り込まれてしまいました。
東京マルイはこのH&K MP7A1をコンパクト電動ガンとガスブローバックの2種類のエアガンとして販売しています。
東京マルイはMP7A1を2006年にコンパクト電動ガンとして商品化していますが、2012年にガスブローバックガンとして再度製品化しています。
ちなみにこのガスブローバックガンMP7A1は東京マルイにとって初の長物ガスブローバックになります。
MP7A1のガスブローバックガンは東京マルイ以前にKSCからも出されており、筆者はこの2社のガスブローバックMP7A1の実射経験があります。
今回はその時の体験を踏まえて東京マルイのガスブローバックMP7A1の特徴をご説明します。
ガスブローバックガンMP7A1の特徴の1番目は「リアルな射撃感」です。
東京マルイのガスブロMP7A1はトリガーを引くと共に肩にガツン!というリコイルが伝わってきます。
このフレームの中で重量を持つボルトが後退して感じるリコイルが、実銃を撃っているかのようなリアルな射撃感を味合せてくれます。
特にフルオート時に間断なく肩に伝わる反動を経験すると、もはや電動ガンには戻れないのでは?と思われるほどの「撃つ楽しさ」を感じられるのです。
ちなみに東京マルイのガスブローバックMP7A1のリコイルは肩にガツン!とくる重いリコイルですが、
KSCのガスブローバックMP7A1のリコイルはビシッ!というシャープなリコイルです。
ただ、KSCのリコイルは軽く感じる反面、サイクルは20発/秒であり、16発/秒の東京マルイよりも高い連射力を発揮してくれます。
東京マルイのガスブローバックガンMP7A1の特徴の2番目は、「リアルな操作感」です。
ガスブローバックガン全般に言えることですが、発射までのプロセスに実銃と同様のプロセスを求められます。
マガジンを装填して後にチャージングハンドルを引いて手を離すと、フレーム内のボルトが前進してBB弾をチャンバーに送り込む動きが肌感覚で分かるのです。
これを初めて体験する人は、電動ガンにはない実銃さながらの操作感にきっと満足するはずです。
また、全弾発射後のボルトがガツン!とひと際強くバックした後に停止する動きは、電動ガンでは到底感じえないリアルな操作感を味わえます。
多くのエアガンや実銃は、操作レバーやボタンなどは右手で使う前提で配置されています。
そのため左利きの者でも銃の操作は右手で行わざるを得ないのです。
しかし東京マルイのガスブローバックMP7Aは、操作に関するパーツが全て両手で操作できるようにデザインされています。
ちなみに筆者は左利きなのですが、実際に東京マルイのガスブローバックMP7Aを操作したところ、抜群に使いやすいと感じました。
左利きの筆者でも使いやすいデザインなので、右利きの人ならさらに扱いやすい操作性だと感じるでしょう。
東京マルイのガスブローバックMP7A1の特徴の4番目はガスブローバックガンとしては「抜群の命中度」を誇っていることです。
どれぐらいの命中精度かというと、30m先に置いた1ℓオイル缶に全弾命中するほどです。
1ℓオイル缶の大きさはほぼ人間の頭部ぐらいなので、30m先の1ℓオイル缶に全弾命中ということは、30mヘッドショットも可能だということです。
ガスブローバックなので撃つ度に初速が下がり、それに伴って着弾点も下がっていくのは仕方ないのですが、
着弾点の移動も安定していて、いきなりグルーピングが乱れるということはありませんでした。
ガスブロMP7A1の弾道特性は電動ガンの弾道をそのまま受け継いでおり、ミドルレンジまでならスナイピングも可能では?と思わせるものです。
東京マルイのガスブローバックMP7A1の5番目の特徴は「抜群の重心バランス」です。
MP7A1はウージーSMGやイングラムM10と同じくグリップにマガジンを装填するタイプです。
このタイプは銃の中心に重量物のマガジンを入れるので、重心バランスが銃の中心に集まり操作しやすいことが特徴です。
本体重量も2.2キロなので一般的な男性なら片手でも振り回せます。
ライフルタイプやSMGのようにトリガーガード前にマガジンを装填するタイプでは、残弾数の変化で重量バランスが微妙に変化します。
その点、ウージーやMP7A1のようにグリップ内にマガジンを挿入するタイプであれば、
残弾数が変化しても重心位置は変わらないので片手で振り回しても狙いやすさに違いはありません。
ガスブローバックMP7A1の特徴の中で、実射した体験で感じた東京マルイのガスブローバックMP7A1の性能を少し触れましたが、
数値的なデータでMP7A1の初速や集弾性、サイクル数などをお示ししたいと思います。
東京マルイのガスブローバックMP7A1の初速は次の通りです。
最高 81.33m/s 最低 79.71m/s 平均 80.70m/s ジュール値 0.651J 気温21度、10発測定。
感覚的にはハンドガンとM4などのアサルトライフルとの丁度中間ぐらいの銃口初速と言った感じですね。
ただし、別の計測データでは 最低 74.3m/s 最高 79.9m/s 平均 78.2m/s 気温29.3℃というデータもあります。
この後でご覧いただく動画でも78~79m/sという数値が出ていますが、いずれも誤差範囲といったところではないでしょうか。
MP7A1の集弾性は、特徴のところでも触れましたが実に素晴らしい集弾性を見せてくれます。
実射動画を見ると30mまではヘッドショットが可能、40mでは少しバラケながらも人間大ターゲットを捉えていきます。
実射動画でも見せてくれるように10m先の125mm×95mm大のターゲットに5発を撃ち込んだ結果、
「本当にガスブロか?」と言いたくなるほどのまとまった集弾性です。
東京マルイのガスブローバックMP7A1はガスブロである事を忘れさせてくれるほど、安定した集弾性を持っています。
東京マルイのガスブローバックMP7A1の実射の様子を見て感じたのは、やはりブローバックによるリコイルを楽しめる銃だということです。
東京マルイのガスブローバックMP7A1には4ポジションストックが付いており、自分の体型にあったストック長が選べます。
この伸ばしたストックを通して身体に伝わるリコイルを楽しんでいる感じが画面でも十分に伝わってきますね。
動画内では40m先のターゲットを狙う遠距離射撃を行っていますが、0.2gでは少し浮き気味の弾道です。
よりフラットな弾道をお望みなら、0.25gBBの使用をおすすめします。
東京マルイのガスブローバックMP7A1は、使い方によっては最強のサバゲーアイテムになります。
軽量でバランスの取れた重量配分はプレーヤーの機動力を存分に生かせる仕様と言えるでしょう。
男性だけでなく女性でも片手で振り回せるほどです。
連射性能の16発/秒という無駄にBB弾を消費しない丁度いいサイクルです。
ストックを伸ばしフォアグリップを使えば、30m先の相手をヘッドショットもできます。
そして何より撃っていて楽しい!たとえその日の戦果が0でも、ガスブロMP7A1で遊べば実銃を撃ったかのような射撃感で、達成感や満足感を十分に味わえるでしょう。
2022年9月現在、HK MP7A1のガスブローバックモデルは国内製が東京マルイとKSC、海外製が台湾のVFCから販売されています。
しかしこの3社のなかで実際に日本のエアガン市場で流通しているのは東京マルイのガスブローバックMP7A1だけになります。
KSCは再生産待ち、VFCは再入荷待ちという状態です。
入手のしやすさ、作動と集弾性の安定度では東京マルイが頭一つ飛び抜けています。
しかし、サイズや刻印のリアリティさでは、H&K社とライセンス契約を結んでいるVFC製がリードしています。
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東京マルイ ガスブローバックガン
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