引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『MP5 SD6 – 次世代電動ガン』
東京マルイの次世代電動ガンMP5A5が発売されたのは2021年の8月のことです。
その次世代電動ガンMP5のバリエーションとして最も待ち望んだモデルであるサプレッサー標準装備のMP5SD6が、
A5の発売から1年4か月後の2022年の年末にようやく発売されました。
次世代電動ガンMP5A5に搭載された電子トリガー+Mシステムによるキレにいいトリガーレスポンスやオートストップ、
3バーストの実装はそのままSD6にも継承され、
さらにはSD6のアイコン的存在であるサプレッサーと円筒型ハンドガードを新たに追加し、
そのためのコッキングレバーの角度の変更など、MP5SD6仕様への変更点もあります。
今回はこのサプレッサー標準装備の次世代電動ガンMP5SD6の特徴や実射性能を含めてご紹介します。
全長 | 600 mm /760 mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 229mm |
重量 | 3,180(空マガジン、バッテリー含む) |
装弾数 | 30/72発 (ノーマルマガジン)
200発 (多弾マガジン) |
メーカー希望小売価格 | 65,800円(税別) |
実銃のH&K MP5SD6の名を一躍世界の公用機関関係者に広めるキッカケとなったのは、
1977年に発生した「ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件」と、
その事件解決のために投入されたドイツの第9国境警備隊の対テロ特殊部隊(GSG-9)の活躍によるものです。
作戦決行は2名のSAS隊員によるスタングレネード投入を合図にGSG-9隊員が機内に突入、
僅か5分間で乗客や乗組員を救出したという成果を上げました。
このGSG-9の戦果はMP5SD6の特殊部隊での有用性を世界中に証明し、各国の軍・警察機関に採用されています。
次世代電動ガンMP5SD6はこの実銃のイメージを再現したものです。
次世代電動ガンMP5SD6の特徴であるサプレッサーやMシステムをご説明します。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6の特徴で特に分かりやすいのがサプレッサーの標準装備です。
これが外観上でも機能的にもMP5A5との一番の違いです。
この次世代MP5SD6のサプレッサー内部には3つの吸音スポンジが納められており、BB弾の発射音を抑えています。
この構造はVSR10-Gスペックのサプレッサーと同じ構造です。
実銃用のサプレッサーでは内部に幾つかの隔壁を設けて段階的に発射ガスを拡散することで、
本来は音速を超える弾速を亜音速まで落として衝撃波(サブソニック)の発生を防いで発射音を抑えています。
しかし銃口初速が低いエアガン用として消音スポンジを使うこのデザインは、コスト的にも効果的にも合理的だといえます。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6には、サプレッサーと共に円筒型のハンドガードがアイコンとなっています。
この独特のハンドガードの内部はバッテリーの収納場所も兼ねています。
また使用バッテリーはニッケル水素とリポバッテリーの両対応になっており、ニッケル水素バッテリー対応の変換コネクターが付属しています。
加えてそれぞれのバッテリーには付属のバッテリーカバーが付いていてバッテリーの配線巻き込みや被膜が傷つくのを防止します。
これはMP5A5にはないSD6だけの仕様です。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6には、電子トリガー(FET)を搭載しています。
これはリポバッテリーの高電圧からスイッチを守るためと海外製電動ガンの仕様に遅れないためだと考えられます。
さらにFETにはトリガーレスポンスを向上させるというメリットもあります。
加えてFETを管理するために導入したのがM-SÝSTEMです。
M-SYSTEMとは(マグネティカル・ファイヤーコントロールシステム)のことでメカボックス内部に7つの磁気センサーを配置し各部の動きをマイコンで制御しています。
このFETとM-SYSTEMの搭載で得た機能は、3バーストショット、オートストップ、意外にもバッテリーの温度や電圧といった安全管理も実現しています。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6には3バースト機能とオートストップが搭載されています。
東京マルイは電動ガンの黎明期よりMP5を主力製品としてバリエーション展開をしてきましたが、
しかしMP5に3バーストが実装されたのはこの次世代電動ガンシリーズが初めてです。
そして残弾数0で作動が停止するオートストップですが、
マガジンフォロワーによって最終弾検知用のレバーが押し上げられたことをセンサーが検知して発動します。
次世代電動MP5用のマガジンは「本物同様に継ぎ目を全周溶接したプレス仕上げのリアルなマガジン」と謡われていますがそれだけではありません。
この次世代MP5用マガジンには次世代M4用と同じくリアルカウント用の切り替えレバーがついています。
東京マルイはこの機能をマニュアルには載せていませんが、リアル派サバゲーマーには嬉しい仕様でしょう。
東京マルイの次世代電動ガンと言えば「シュート&リコイル」が売りですが、次世代電動MP5シリーズにも勿論搭載されています。
この次世代電動ガンの疑似リコイルは、ピストンと連動したリコイルユニットの動きで発生します。
ただ、これまでの次世代電動ガンはAKやM4、SCARやG36Cといったアサルトライフルクラスの電動ガンであり、
内部にリコイルウェイトを置くスペースには余裕がありました。
しかし、MP5のサイズではリコイルウェイトを置くほどスペースに余裕がありませんでした。
このリコイルウェイトの配置の問題を解消できたのもM-SYSTEMによる各パーツ配置の見直しによるものです。
この次世代MP5シリーズのリコイルユニットはG36CやSCARに搭載したものをMP5用にアレンジしたもので、
円形型の形状になっており、リコイルウェイトはM4やAKと同じ300gの重量になってます。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6の実射性能を初速と集弾性を説明します。
さらに前作のMP5A5と実射性能で違いについても見ていきましょう
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6の初速は前作のMP5A5よりも5m/sほど低めに設定されているようです。
MP5SD6の初速はホップ全切りの場合で90m/s前後、半分ほとホップダイヤルを回した状態では85m/s前後、
ホップダイヤルを回し切った状態では80m/s前後にまで低下します。
これはMP5A5の初速が高めだったため、あえて初速を落とすためにスプリングのレートを下げた可能性が考えられます。
MP5SD6では初速が落ちた分、サイクル数が若干上がっていることからも推察できます。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6の集弾性は前作のMP5A5の命中精度をそのまま受け継いでいます。
これは内部の設計がそれぞれ同じということも関係しており、
次世代MP5シリーズはこれまでの次世代電動ガンの例にもれず、高い命中精度が特徴と言えます。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6の実射動画で確認できるのが、まずサプレッサーの効果です。
当たり前の話ですが、サプレッサーの有り無しで発射音の大きさはかなり違ってきます。
次に確認できるのが3バーストショットが完全に再現できているところです。
バーストショットの途中で射撃を中断しても、次に撃つ時には必ず3バーストで発射してくれます。
その他に目についたのが、セレクターレバーのスムースな動きです。
これもセレクターレバーがメカボックスを貫通したことにより、円運動で動くために実現したことでしょう。
またストックレバーを押すとスプリングのテンションでストックが少し飛び出してきます。
この飛び出しのおかげでストックの引き出しがスムーズに可能です。
東京マルイの次世代電動ガンMP5シリーズの楽しみ方には、3バーストショットやキレのいいセミオートショットがありますが、
一番の楽しさは全弾を撃ち尽くした後の実銃通りの操作性の再現でしょう。
1:全弾発射後作動が停止、
2:チャージングハンドルを引いてロックする、
3:マガジンを交換した後にHKスラップでリロードする、
という実銃同様の操作を求められるリアリティーです。
また、リコイルによってフロントサイトが揺れるため、
フルオート時にBB弾の着弾点が散らばるのも捉え方によっては次世代MP5シリーズの楽しみ方と言えるでしょう。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6は多くのサバゲーマー、特に特殊部隊装備が好きな人が待ち望んだモデルです。
またHKスラップでのリロードや残弾0で作動が停止するオートストップ、
3バーストなどユーザーがMP5に望んでいた要素が全て実現したモデルといえます。
次世代MP5シリーズはSD6も含めて人気が高く、いずれも品薄状態です。
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