引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|ソーコム Mk23 – 固定スライドガスガン
抜群の消音性と命中精度を誇り、電動ガン並みの初速を叩き出しながら真冬でも連射できるガスガンがあれば使いたいと思いますよね。
そんな無いものねだりのようなスペックを持つガスガンが、東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23です。
SOCOM Mk23はブローバックをしない固定スライドのガスガンです。
リアルなギミックを捨て去り、サバゲーでの実用性にのみ極振りした東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23の特徴をご紹介します。
全長 | 245mm / 427mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 133mm |
重量 | 783g/1,000g(フル装備時) |
装弾数 | 28+1発 |
メーカー希望小売価格 | 15.800円(税別) |
東京マルイ固定スライドガスガンSOCOM Mk23は2002年11月8日に発売されたガスガンです。
最大の特徴はマガジン内で気化されたガスのエネルギーをブローバックに消費せず、BB弾の発射に100%使うためブローバックガスガンよりも高初速であることです。
SOCOM Mk23は合衆国特殊部隊統合軍(United States Special Operations Command : USSOCOM)の強襲攻撃用ハンドガンとしてドイツのH&K社によって開発され、1996年に制式名称Mk.23 Mod.0として採用されました。
東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23最大の特徴は、ブローバックエンジンを搭載していない固定スライド式です。
そして、そのブローバックを捨てたおかげでガスブロハンドガンでは得られない数々のメリットを獲得しました。それらの特徴についてご説明します。
東京マルイのSOCOM Mk23はBB弾を発射するだけに特化した構造です。
そのため見た目はリアルですが、気化ガスの圧力はBB弾の発射とスライドの作動に分散されます。
初速が低くなるブローバック機能は搭載されていません。
つまり、ガス圧の力100%をBB弾の発射に全振りしているため、恐ろしく効率がいいのです。
さらにスライドが固定されているので、構造的にはシングルかダブルアクションでハンマーがコックされた時に、マガジンからチャンバーに一発だけBB弾が装填され、チャンバーの気密度が高くガスのロスが少ないのです。
これにより同じガスガンであるブローバックモデルよりもランニングコストが恐ろしく抑えられます。
ブローバックのリアルさよりもサバゲーでの実用性を重視するユーザーにはおすすめです。
固定スライドガスガンは東京マルイのモノだけではありません。
現在もSⅡSのCZ75やM9、マルシン工業のMAXIシリーズ、現在はカタログ落ちしていますが、マルゼンの名機ワルサーP99固定スライドガスガンなどが市場では見受けられます。
これらのライバルのなかで東京マルイSOCOM Mk23だけがサバゲーマーたち、特にベテラン勢に支持されるのか?
その理由は命中精度の高さにあります。
東京マルイのお家芸であるノズル支持型ホップと固定スライドならではの常に定位置に納まったノズル、固定ガスガンならではの初速の安定性により、他社の固定スライドガスガンよりも高い命中精度を誇るのです。
このSOCOM Mk23は筆者も持っているのですが、適正な重さのBB弾とホップのセッティングが決まれば、30m先のマンシルエットは余裕で狙え、条件が良ければ40m先のターゲットを捉えるのも不可能ではありません。
固定スライドガスガンというのは気化ガスをBB弾の発射に全振りしているため、初速が高い傾向にあります。
一般的なガスブローバックモデルの初速が65〜70m/sであることを考えると、東京マルイのSOCOM Mk23は85~90m/sという電動ガン並みの初速を叩き出します。
東京マルイのSOCOM Mk23が、ガスガンとしてはチート級のスペックを持っていることがご理解いただけるでしょう。
さらに、ブローバックガスガンよりもガスの消費効率が良い東京マルイのSOCOM Mk23は、マガジンの冷えによる初速低下にも強いのです。
この初速の高さとマガジンの冷えによる初速変化の少なさによって、東京マルイのSOCOM Mk23は、電動ガン並みの高い初速と有効射程を叩き出すのです。
東京マルイのSOCOM Mk23はサバゲー初心者よりもベテラン勢の方が高評価をつけています。
特にボルトアクションライフルで長年スナイパーをやっている人ほどその傾向が強いようです。
東京マルイのSOCOM Mk23はノンブローバックモデルであるため、発射時の作動音がありません。
また発射音もガスブローバックガンに比べてかなり抑えられています。
さらにSOCOM Mk23には専用のサプレッサーが同梱。
このサプレッサーを付けると、ただでさえ低い発射音がより静かになります。
おそらくこのサプレッサー付きSOCOM Mk23で撃たれた人は、10mの至近距離から撃たれても、自分を撃った相手の発射音に気づかないままセフティーに帰ることになるでしょう。
ここまで東京マルイのSOCOM Mk23の特徴を様々な視点からご説明しました。
この①~④に挙げた特徴によってわかるのは、東京マルイのSOCOM Mk23固定スライドガスガン最大の特徴が、サバゲーでの隠密性を最優先にデザインされたガスガンであることです。
この仕様は経験を重ねたベテラン勢、特にスナイパー経験者ほど高く評価します。
BB弾をばら撒く火力に頼った戦い方よりも、必要最低限の弾数で無駄弾を撃たずに確実に相手を仕留めていく、サバゲーでの経験を積んだ人ほど、そういった戦い方を好むようになります。
そういった人にとって、発射音がしない!機動性に優れたハンドガンなのに電動ガン並みの初速と有効射程!高い命中精度!こういった仕様のガスガンはベテラン勢やスナイパーのサイドアームにピッタリなのです。
ここまで東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23の解説で、初速や実射性能について少し触れましたが、ここであらためて東京マルイ固定スライドガスガンSOCOM Mk23の実射性能について解説します。
特徴の③番目でも触れましたが、東京マルイの固定スライドガスガン SOCOM Mk23の初速はスタンダード電動ガンに匹敵するほどの数字です。
個体差や計測条件にもよりますが、おおむね85m/s~90m/sぐらいの数値を叩き出します。
これは気化ガスのエネルギーの100%をBB弾の発射へと全振りしていることに加えて、スライドが可動しないことによります。
ガスのロスがないことと気密性の高さ、アルミ製ながらもハンドガンとしては長い133㎜のインナーバレルによるBB弾の加速によるものです。
特徴の②番目でも触れましたが、東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23の命中精度は他のハンドガンに比べればチート級の高さを見せます。
ただその命中精度を引き出すにはそれ相応のスキルも要求されます。
最低でもトリガーのガク引きで撃つ瞬間にマズルをブレさせない程度のスキルは身に付けておきましょう。
さらにSOCOM Mk23のトリガーはガスブローバックに比べるとかなり重く、トリガーストロークも長めです。
状況が許せばハンマーを指でコックしてシングルアクションで撃つのがおすすめです。
では動画で東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23実射の様子をご案内します。
動画内で注目していただきたいポイントは3つです。
まず1つ目はマック堺氏のトリガーワークです。
一見すると簡単にトリガーを引いているように見えますが、よく見るとハンマーが落ちるギリギリの位置で一度トリガーを引くのを止めて、前後のサイトをあわせた後にトリガーを引き絞るように引いて発射しています。
このシューティングマッチでのダブルアクションリボルバーを撃つような撃ち方がSOCOM Mk23を撃つのに適しているのでしょう。
2つ目のポイントはサプレッサーの効果です。
やはりサプレッサーを付けたSOCOM Mk23の静かさは驚異的なレベルです。
そして最後にご紹介したいのが付属のL.A.M.(ライト・アタッチメント・モジュール)の実用性です。
動画中でこのL.A.M.の明るさはどうにか使えるレベルであるように紹介されていますが、
筆者の経験上ではこのL.A.M.の実用性はあまり期待しない方がいいように感じています。
筆者は現役のサバゲーマーだった頃の一時期、この東京マルイの固定スライドガスガンSOCOM Mk23をサイドアームとして運用していました。
ここまでご紹介したように東京マルイのSOCOM Mk23はよく飛び、よく当たるハンドガンです。
ただ注意点が幾つかあり、その1つ目はトリガープルの重さです。
初めのうちはいいのですが、調子に乗って指だけで連射をしすぎると後から指がつる恐れがあります。
また筆者の個体だけだったのかもしれませんが、あまり強くマガジンを叩きこむと、トリガーが戻りにくい時がありました。
また東京マルイのSOCOM Mk23にはL.A.M.(ライト・アタッチメント・モジュール)が同梱されているのですが、SOCOM Mk23の専用ホルスターは見当たりません。
というよりもこのL.A.M.を装着したまま使えるホルスターがまず見つからないのです。
筆者はレッグタイプのユニバーサルホルスターとそのホルスターのスペアーマガジンのスペースにSOCOM Mk23とサプレッサーを突っ込んで使っていましたが、走るたびにホルスターが暴れたのは懐かしい思い出です。
東京マルイ 固定スライドガスガン SOCOM Mk23は販売開始から20年を過ぎたエアガンですが、今でも第一線で十分に通用するポテンシャルを秘めています。
発売当初に購入した方のなかには、そろそろサバゲーの引退を考えている方もおられるでしょう。
そういった方のなかで、もしSOCOM Mk23の売却をお考えの方がいらっしゃるならガンコレクトをご利用ください。
ガンコレクトでは東京マルイ 固定スライドガスガン SOCOM Mk23を高査定で引き取らせていただいております。
東京マルイ 固定スライドガスガン
SOCOM Mk23 の参考買取価格 |
¥3,000 |