エアガンのメンテナンスは、性能を維持するために欠かせない作業です。なぜなら、エアガンのメンテナンスを怠ると性能や耐久性が低下するからです。
しかし、どのようにメンテナンスをすべきなのか分からない人もいるかもしれません。
ガンコレクトのアンケートでも、メンテナンスを行わない人が多い結果となりました。
【エアガンのメンテナンス頻度はどれぐらい?】
使用頻度によって変わると思いますが、みなさんの““エアガンのメンテナンス頻度””を教えてください!
(結構ばらける気がするんですが、どうでしょう?)
— ガンコレクト|エアガン宅配買取専門店 (@guncollect) September 7, 2023
しかし、やり方がわかれば時間がかからず簡単にメンテナンスできます。
この記事では、エアガンのメンテナンス方法と必要な道具を紹介しているため、エアガンのコンディションを保ちたい人は参考にしてみてください。
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下記はエアガンのメンテナンスに使用する道具の一覧です。日常的なメンテナンスであれば専門的な道具は必要無いため、自分でメンテナンスを行いたい方は事前に用意しておきましょう。
正しい方法でメンテナンスを行えば、エアガンのコンディションをキープできますが、反対に間違った方法でメンテナンスをすると、寿命を縮める原因となります。
ここではエアガンを正しくメンテナンスする方法を分かりやすく解説します。
エアガンのクリーニングは拭き掃除が基本になります。エアガンを拭く際は、本体を傷つけないようにやわらかい布を使いましょう。
大まかな汚れは基本的に乾拭きだけで落とせますが、泥のように落ちにくい汚れは、水で濡らして固く絞った雑巾でやさしく取り除いてください。
また、金属部分が多いエアガンは水分が残っていると錆の原因となります。そのため、水拭きの後は空拭きも忘れずに行いましょう。
場合によっては金属部分にシリコンスプレーやオイルを塗っておくと錆防止に役立ちます。
また、奥まった部分は綿棒やブラシがあると掃除がしやすくなります。その際も強くこすると傷の原因となるため、やさしく取り除きましょう。
インナーバレルのクリーニングは、エアガンに付属するクリーニングロッドを使って行います。
まずはペーパータオルを細く切り、クリーニングロッドに巻き付けてください。ペーパータオルを巻きつけすぎるとインナーバレル入らないため、スムーズに入るかどうか確認しながら巻き数を調整しましょう。
次に巻きつけたペーパータオルにシリコンスプレーを少量付けて、銃口側から挿入して数回の往復します。その際に、無理に力をかけるとインナーバレルが傷ついて命中精度の悪化につながるため、注意してください。
また、メーカーによっては、専用のバレルクリーナーや使い捨てタイプのクリーニングロッドも販売されています。このような専用品はメンテナンスがしやすいだけでなく、失敗のリスクも減らせるため、不安な方はこちらも使ってみることも方法です。
ガスブローバックガンや次世代電動ガンは、スライドやボルトといった可動部が多いため、潤滑油が切れると動きが鈍くなることがあります。
そのため、可動部には定期的にシリコンスプレーを吹いてメンテナンスをしましょう。シリコンスプレーはエアガン専用のものもありますが、ホームセンターで入手できる大容量のタイプでも構いません。
その際に可動部以外にシリコンスプレーが付着すると、場合によっては不調の原因となるため、事前にどこにシリコンスプレーをかけるのか取扱説明を確認しておくと安心です。
エアガンをメンテナンスする理由を知ることで、それぞれの目的に沿って正しい方法でメンテナンスができます。また、どうしてメンテナンスが必要なのか知らない人もいるかもしれません。
ここではエアガンのメンテナンスがなぜ必要なのかと、そのメリットについて解説します。
インナーバレルに付着したゴミが原因で弾詰まりを起こすリスクが高まります。特に、インナーバレルは、BB弾が通過する時のすき間が0.01~0.1㎜ほどと非常にタイトなため、一見小さなごみでも弾詰まりの原因になります。
弾詰まりが起きたまま発射しようとすると、エアガン本体が故障する原因となるため、定期的にクリーニングを行い、弾詰まりを防ぐことが大切です。
また、クリーニングロッドの形状によっては、弾詰まりを解消するために反対側が斜めの突起状になっているタイプもあります。もし弾が詰まってしまった場合は、突起部分を銃口に入れてBB弾を押し込むことで、弾詰まりを解消することが可能です。
BB弾の弾道を安定させるためにも定期的なクリーニングは重要です。
なぜなら、BB弾が通るインナーバレルに埃が溜まっていると、発射の際に埃にぶつかって弾道に悪影響を与えるからです。
特に野外のサバゲーで使用する際は、土ぼこりがたちやすい状況となるため、その分インナーバレルも汚れやすくなります。そのため、ゲームが終わった後にメンテナンスを行うと元の弾道を維持できるでしょう。
また、BB弾を発射していない時にも埃は溜まります。埃の溜まりやすさは保管状況にもよりますが、箱やケースに入れておらずむき出しの状態であれば、その分インナーバレルに埃がつきやすくなります。
そのため、長期間放置している場合も、定期的にインナーバレルをクリーニングをしましょう。
インナーバレルの汚れは弾道以外にも悪影響を与えます。そのうちの一つが威力です。
インナーバレルが汚れることで、BB弾の抵抗が増え、エアガンの初速(威力)が低下します。
また、ガスブローバックガンのような可動部分が多いエアガンは、スライドとフレームの間に汚れが溜まると稼働効率が低下して、初速が低下するリスクが高くなります。
いずれもそのままにしておくと、エアガンの寿命が縮まるだけでなく、弾詰まりや故障の原因になるため、定期的なメンテナンスを行い本来の威力を維持しましょう。
ただし、元々威力が高いエアガンは、ジュール規制を超えないよう注意してください。
エアガンのメンテナンス頻度は使用状況によって異なります。たとえば野外のサバゲーで1日中使用するのであれば、サバゲーが終わるたびにメンテナンスした方が良いでしょう。
一方、室内のみで使用するのであれば、毎回インナーバレルまで清掃する必要はありません。しかし、メッキモデルであれば、指紋が付くとメッキがくもる原因となるため、定期的に拭き掃除を行うときれいな状態を維持できます。
ほかにも保管方法によってメンテナンスの頻度が異なるため、使用環境に応じて適切な頻度でメンテナンスをしましょう。
エアガンの手入れは性能の維持と長寿命のために欠かせない重要な作業です。
手入れを怠ると、射撃精度や威力にも影響を及ぼすだけでなく、故障リスクも高まります。そのため、定期的なクリーニングや注油を行い、エアガンのコンディションを保つよう心がけましょう。
なお、説明書に記載されていない分解は思わぬトラブルや故障の原因となります。もし自分でメンテナンスをするのが不安な方は、無理に自分で行わず専門店やメーカーに依頼しましょう。
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