M870は、ポンプアクションショットガンの代表的なモデルの1つです。映画やドラマ、ゲーム、アニメなどさまざまな媒体で登場するため、見たことがある人も多いかもしれません。
東京マルイはそんな知名度の高いM870をガスショットガンとしてラインナップ。従来のエアコッキングタイプと違い、軽い力でBB弾を発射でき、最大6発まで同時発射できます。
今回はシリーズの中でも特に実用性の高いM870タクティカルの特徴や実射性能、口コミを紹介します。
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引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|M870タクティカル – ガスショットガン&ガスグレネードランチャー
全長 | 954mm |
インナーバレル長 | 260mm |
重量 | 2,680g |
装弾数 | 30発 |
メーカー希望小売価格 | 45,800円(税別) |
※2025年7月現在
M870タクティカルには下記のような特徴があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
従来の東京マルイ製ショットガンはエアコッキング式で、フォアグリップを引くたびに3本のピストンとスプリングを同時にコッキングする必要があり、かなりの力を要しました。
体力に自信のない方や長時間使用するユーザーにとって負担が大きく、使用をためらう要因となっていたほどです。しかし、M870タクティカルはガス式になったことで、3本のスプリングを縮める必要が無く、これらの問題も大きく改善されました。
これまでショットガンの重いポンプアクションに苦手意識を持っていた方も、M870シリーズであれば無理なく扱えるでしょう。
東京マルイ製のショットガンは3発同時発射が標準でしたが、M870シリーズはエジェクションポート内にあるスイッチを操作することで、最大6発の同時発射が可能になりました。
この仕組みは、3本のインナーバレルを活用し、それぞれのバレルから2発ずつ発射する構造になっています。ホップアップは全弾に対して掛かりますが、固定ホップ仕様のため調整はできません。
6発モードはショットガンらしい広範囲への弾のばらまきを行え、屋内戦や近距離での面制圧に最適です。ただし、使用されるガス量は3発モードと変わらないため、1発あたりの初速や有効射程は短くなる傾向があります。
そのため、屋内では6発モード、屋外や中距離以上の戦闘では3発モードと、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
ガスガンは、外気温の高い春から秋にかけて快調に作動するのが特徴です。この時期はマガジンが冷えにくく、安定した動作が期待できます。
しかし、夏場のような高温のシーズンは、固定式のガスショットガンだとガスの圧力が高くなり、初速オーバーや破損のリスクが高くなります。
M870タクティカルは、このような事態を防ぐために圧力安全弁を搭載。気温が上がってガスの圧力が高くなると安全弁が作動するため、夏場でも安心して使えます。
さらに、フォアエンドにはロック機構を採用しており、二重装填や誤作動が起きにくくなっています。
東京マルイのM870タクティカルは、金属製のフレームを採用し、従来のプラスチックフレームに比べて本体の剛性が大幅に向上しました。
剛性の高さは、弾道の安定性や命中精度の高さにもつながります。実際に撃ってみると、素直でフラットな弾道を実感できるでしょう。
さらに、メタルフレームになったおかげでフォアグリップを前後に操作する際に、「ジャキィーン」という金属音を含んだリアルな作動音を楽しめます。
東京マルイのM870タクティカルは、従来のエアーコッキング式ショットガンで使用されているショットシェル型のマガジンをそのまま使用できます。
すでに同社のエアコキショットガンを所有しているユーザーであれば、新たにマガジンを買い足す必要もないでしょう。
ショットシェル型マガジンは、合計30発のBB弾を装填可能です。3発同時発射であれば10回、6発同時発射では5回発射できます。
装填口は実銃と同じように本体の下部にあるため、マガジンを複数用意しておけばリアルなリロードモーションを楽しめるのも魅力です。
M870にはトリガーを引いたままフォアエンドを操作することで連射が可能な「ラピッドファイアー機能」が搭載されています。
実銃では安全面から廃止された機能ですが、東京マルイのガスガンにはあえて搭載することで、エアソフトガンとしての操作性と楽しさを高めています。
ここでは初速と集弾性に分けてM870タクティカルの性能を紹介します。
M870の初速は発射モードによって大きく異なります。
3発モードでの銃口初速はおよそ72〜74m/sですが、6発モードでは約60m/sほどに低下します。これは、同じ量のガスを3発ではなく6発に分けて使用するため、1発あたりにかかるガスの圧力が下がることが原因です。
また、ガスショットガンは連続で射撃を行うと、内部のガスタンクが冷えて、初速も徐々に下がっていきます。
たとえば、1秒に1ショットのペースで連射を続けると、銃口初速は約40m/s程度まで落ち込む可能性があります。
初速を安定させたい場合は、過度な連射を控えることが大切です。ガスガンの特性を理解し、適切なタイミングでの射撃を心がけることで、安定した性能を引き出せるでしょう。
集弾性も3発モードと6発モードで大きく変わります。
3発モードは、優れたまとまりを見せ、30メートル先までほぼフラットな弾道でBB弾がターゲットへ一直線に向かいます。ショットガンというカテゴリで考えるとやや集弾性が高すぎる印象もありますが、サバイバルゲーム用の装備として見れば、狙った相手にしっかりヒットさせられるため、実用性が高いでしょう。
一方、6発モードで発射される弾は、3発モードと比べてばらつきがちです。弾道も緩やかな放物線を描く傾向があります。これは前述のとおり1発あたりのガス圧が低下することが理由です。
とはいえ、ショットガン本来の用途を考えると、広範囲に散らばるほうが本来の姿ともいえるでしょう。面制圧や至近距離でのヒット率を重視する場面では、6発モードがおすすめです。
モデル名 | M870 タクティカル | M870 ウッドストックモデル | M870 ブリーチャー |
全長 | 954mm | 954mm | 515mm |
インナーバレル長 | 260mm | 260mm | 197mm |
重量 | 2,680g | 2,660g | 2,200g |
装弾数 | 30発 | 30発 | 30発 |
メーカー希望小売価格 | 45,800円(税別) | 45,800円(税別) | 42,800円(税別) |
※2025年7月現在
東京マルイのM870は、タクティカル以外にウッドストックモデルとブリーチャーもラインナップされています。それぞれどのように違うのか見ていきましょう。
引用:M870ウッドストックタイプ – ガスショットガン&ガスグレネードランチャー | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト
ウッドストックモデルとタクティカルモデルは、どちらも共通した内部構造を持つものの、外観に大きな違いがあります。
ウッドストックモデルは、クラシックなショットガンらしい外観が魅力です。木目調のストックとフォアエンドは、リアルな質感を再現しており、オールドスタイルを好むユーザーにおすすめです。
一方、タクティカルモデルは、ブラックのストックとフォアエンドを採用し、より近代的なデザインに仕上げられています。レシーバー上部のレールシステムをはじめ、拡張性が高いことも特徴です。
それぞれ操作性や性能に違いはないため、外観や拡張性などから自分の好みで選びましょう。
引用:M870ブリーチャー – ガスショットガン&ガスグレネードランチャー | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト
M870ブリーチャーは、ピストルグリップを採用しバレルも短めに設計されたコンパクトなモデルです。狭い室内での戦闘(CQB)に適しており、取り回しを重視するユーザーを中心に人気があります。
一方、タクティカルモデルは、ブリーチャーほど取り回しは良くありませんが、安定して構えやすく、じっくり狙いたい時に威力を発揮します。
どちらも魅力的なモデルですが、携行性や軽快な動作を求めるならブリーチャー、精度や構えやすさを重視するならタクティカルがおすすめです。
ここではM870タクティカルを実際に使ってみたユーザーの声を紹介します。
ガスのM870タクティカル、ノーマルでも集弾いいですし
コッキングが軽く
固定ガスなので冬もそこそこ使えておすすめです✨
— こんきち少佐 @ A.T.R.D (@ATRDEVELOPMENT1) August 7, 2024
軽いコッキングと優れた集弾性について好意的なレビューが見られました。固定ガス式のため、冬場でも比較的安定して使える点も評価されています。
M870タクティカルなら、重くはなるけどガスタンクの容量も大きくて剛性も高め、カスタムパーツも意外と多いからオススメよい。
あとマルイのガスショットガンは全部シェルマガジンタイプよー
— クルツ@6/23〜27 福山 (@risky_walker) June 16, 2025
M870タクティカルは本体がやや重めながらも、ガスタンク容量が大きく、剛性にも優れているという意見です。さらに対応するカスタムパーツも意外と豊富で、拡張性の高さも魅力のようです。
#ガーデンZ #サバゲー
本日参加の方お疲れ様でした
ナム戦裏で帰ったけどマルイM870の性能の驚いたし、フラッグ防衛&フラッグゲットできたから充実したね。。
ただ、M870のバットプレート無くした笑 pic.twitter.com/pASdy7LGRL— りょりょ@6月28日 ガーデンZ 国際サバゲー〜外伝〜主催 (@poundout1234) April 5, 2025
東京マルイ製M870の性能の高さに驚かされたという口コミもありました。高い性能により、フラッグ防衛とフラッグゲットの両方に成功し、非常に充実した一日を過ごせたようです。
サバゲ用にしているマルイM870。
ちょーっと長いのよねぇ……… pic.twitter.com/eNFNdISnQI— りかぷりお (@RikaPurio0731) June 28, 2024
M870をサバゲー用に使用している方の声として、「全体的に少し長め」という意見もありました。特に屋内フィールドや取り回しが重視される場面では、全長がネックになることもあるようです。
M870タクティカルは、使い方を誤ると給弾不良や弾づまり、フォアエンドの動作不良が起きる可能性があります。
それぞれの不具合と対処方法は下記の表のとおりです。
トラブルの内容 | 主な原因 | 対処・予防方法 |
給弾不良 | ・フォアエンドの操作不備(速すぎる・途中で止めるなど) | ・フォアエンドを最後までしっかり引いて戻す |
フォアエンドが動かない(ロック) | ・二重装弾防止機構が作動している ・無理な操作による違和感 |
・無理に動かさない ・状態を確認し、正常操作を行う |
弾づまり | ・BB弾の詰まりなど | ・無理に動かさずマガジンを外す ・クリーニングロッドは使わない |
マガジン装着時の不具合 | ・本体にBB弾が残ったままマガジンを挿入 | ・BB弾を排出してからマガジンを装着 |
高温環境による破損 | ・本体やガスタンクが40℃以上になる | ・直射日光下など高温環境での使用を避ける |
実際にこれらの不具合は、東京マルイの公式ホームページでも注意喚起を行っています。症状が悪化すると破損や故障につながるため、購入を検討中の方は事前に確認しておきましょう。
東京マルイのM870タクティカルは、コッキングが軽く6発同時発射が可能なまさにショットガンタイプの決定版ともいえるエアガンです。
また、M870を含むガスガンの値上げが続いており、今後も中古市場をはじめ人気や価値が高くなることが予想されます。
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東京マルイガスショットガン M870 タクティカルの参考買取価格 |
¥10,000 |
※2025年7月現在
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