引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|M870タクティカル – ガスショットガン&ガスグレネードランチャー
ドラマなどでポンプアクションのショットガンのシーンを見て、「自分もあんなガンアクションをしてみたい!」と憧れる人もいるのではないでしょうか。
しかしエアコッキング式ショットガンの操作の重さを考えると、今ひとつサバゲーでショットガンを使う気にはなれませんよね。
そんな人におすすめなのが、東京マルイのガスショットガンM870です。
ガス式なのでアクションは軽い!
3発6発の切り替えもできる!
メタルフレームなので操作した時の金属音でテンションも上がる!
このように魅力たっぷりな東京マルイのガスショットガンM870をご紹介します。
全長 | 954 mm |
インナーバレル長 | 260mm |
重量 | 2680g |
装弾数 | 30発 |
メーカー希望小売価格 | 34,800円(税別) |
M870タクティカルは東京マルイ初のガス式ショットガンです。
それまで東京マルイのショットガンは3発同時発射のエアコッキング方式であり、1回のコッキングで3丁分のスプリングを圧縮する方式であったため、腕力&体力勝負のエアガンの代表といったモデルでした。
今回のM870タクティカルではそのコッキングの重さが改善され、腕力に乏しい人でも快調に操作できるようになっています。
元になった実銃のM870はレミントン社が1960年代に開発したポンプアクションショットガンです。
最初の主なユーザーはハンターでした。1980年代から警察でも採用され始めるのと同時に、メディアでの露出も増え始めたことでポリス装備ファンを中心に人気が高まってきました。
M870タクティカルの特徴はコッキングの軽さ、パワーソースの違い、使用される材質の違い、ホップ形式の違いなどです。
それらの特徴について、これまでのマルイのショットガンと比較しながらご紹介します。
M870タクティカルの一番の特徴はパワーソースがエアコッキングからエアガン用ガスになったことです。
そのためコッキングの重さが劇的に改善されました。
これまでの東京マルイのショットガンは、フォアグリップを引くたびに3本のピストンとスプリングのコッキングを強いられたのです。
要するに1回のフォアグリップのアクションで3丁分のエアコッキングをしなければなりませんでした。
実際に筆者も何度かこのエアコッキング式のショットガンを扱ったのですが、「これはやってられない」と匙をなげたほどです。
マルイがガスショットガンを出すと聞いて「これでようやく誰もが扱えるショットガンになる」と期待感が膨らみました。
今までポンプアクションの重さでショットガンを敬遠していた皆さん、このM870シリーズなら誰でも使えますよ。
東京マルイM870ガスショットガンシリーズの2つ目の特徴は、3発と6発の同時発射が選べるようになったことです。
これまでの東京マルイのショットガンでは3発同時発射が可能でしたが、このM870シリーズでは、エジェクションポート内の切り替えスイッチで最大6発同時発射が選べるようになりました。
アウターバレル内にある3本のインナーバレルはそのままになっています。1本のインナーバレルから2発同時に発射することで可能になったのです。
もちろん6発ともホップはかかりますが、固定ホップであるためホップの掛かり具合は調整できません。
6発同時発射だとショットガンらしく面制圧に向いてはいるのですが、発射ガスの量は3発の時と同じなので初速や有効射程は3発の時よりも下がります。
使い分けとしては、交戦距離の短い屋内では6発モードで、ミドルレンジ以上で戦う屋外なら3発モードがおすすめです。
ガスガンを使って楽しいのは春先から秋口までの外気温が高い季節です。
この時期ならマガジンが冷えにくいためブローバックガンなども快調に作動します。
しかし手動式ショットガンや固定スライドガスガンにとって、夏場の暑さはマガジン内の気化ガスの圧力が上がりすぎて初速が上がりすぎたり、ハンマーがバルブを叩いても固まって動かないことも考えられます。
東京マルイのM870はこうした事態が起きないように、あまりに気温が高い時にはガスタンクをセットすると圧力安全弁が作動して、安全なレベルまでガス圧を下げてくれます。
またフォアエンドを引いて弾がチャンバーに装填されると、前進位置でロックがかかる2度引き防止機構も安全対策として設けられています。
マルイのガスショットガンM870ではこれまでのエアコキショットガンと違いメタルフレームを採用。
このため従来のプラフレーム製エアコキショットガンに比べて、本体の剛性がかなり高くなっています。
これまでも本体剛性の高さは命中精度や弾道に良い影響を与えることを述べてきましたが、このM870もその例に洩れず素直でフラットな弾道と、まとまった集弾性を見せてくれます。
またメタルフレームがもたらすもう一つの効果として、フォアグリップを前後に作動させた時に響く作動音があげられます。
金属音を含んだ「ジャキィィ~ン」という音だけで、「あぁ、今ポンプアクションショットガンを撃っているんだ」という充足感が得られるのです。
カタログスペックでは分からないこのメタルらしい作動音が、M870を持つ人の心を満たしてくれるでしょう。
東京マルイのガスショットガンM870では、ショットシェル(散弾銃の弾薬)型のマガジンを使います。
そしてこのマガジンは今までのエアコキショットガンのマガジンを流用しているのです。
今までマルイ製のエアコキショットガンを使用していたユーザーに対して「少しでもランニングコストを抑えて欲しい」という東京マルイの心配りでしょう。
ちなみにこのショットシェル型マガジンには30発のBB弾が装填できます。
3発同時なら10ショット、6発同時なら5ショットがこのマガジン一本で発射できます。
またこのM870にはトリガーを引いたままフォアエンドを操作するだけで発射できる「ラピットファイアー」が可能です。
実銃のM870では外された機能なのですが、東京マルイではガスショットガンM870にそのまま速射機能として持たせたようです。
東京マルイのポンプ式ガスショットガンM870の実射性能についてですが、本来のショットガンの性質から見ると驚くほどのまとまりの良さを見せてくれます。
また3発モードと6発モードとでは初速にかなりの差が出ますので、そのあたりをご説明します。
ガスショットガンM870の初速は、3発モードの時で72〜74m/s、6発モードの時で60m/sほどの銃口初速になります。
これは同じガスの放出量でBB弾を飛ばすために、3発の時よりも6発の時の方が1発あたりのBB弾を飛ばすガスの圧力が下がるためです。
またガスガンという性質上、速射を続ければガスタンクの冷えも加速されるので、1秒に1ショットというペースで撃てば40m/s辺りまで初速が低下します。
東京マルイのガスショットガンM870の集弾性は、3発モードの時と6発モードの時ではかなりの違いが見られます。
まず3発モードの時の集弾性は素晴らしいまとまりを見せてくれます。
ほぼ30m先ぐらいまでフラットな弾道で3発がまとまって飛んでいき、そのままターゲットに着弾。
ショットガンとして考えるとこの集弾性には疑問を感じるのですが、サバゲーの道具として見た場合ではかなり使える弾道特性だと言えます。
それに対して6発モードの時の集弾性は3発モードの時よりも散らばり気味で、なおかつ弾道も放物線を描くように飛んでいきます。
本来、ショットガンはパターン(面制圧)が持ち味なので、こちらの集弾性の方がショットガン本来の姿であると言えるでしょう。
それでは実際にM870の性能はどれほどなのかを実射動画で確認しましょう。
この動画が撮影されたのは5月初めの室内で、気温は少し低めの日だったようです。
屋内なので10mのショートレンジでの実射になります。
最初に感じたのは操作音の金属っぽい響きです。
コッキングが軽いこともあって、金属音を響かせながら速射する姿は本当に楽しそうです。
動画中ではラピットファイアーを試していましたね。
肝心の命中率ですが、さすがにショットガンの弾道では10m先の3×3のターゲットを1撃で捉えるのは厳しいようです。
ただ、6発モードでは後ろから見てもBB弾がまとまって飛ぶのが分かるので、インドアなどでは敵に回したくありませんね。
過去にガスショットガンM870を扱ったなかで一番印象に残っているのは、軽いフォアグリップの操作感とそれに伴う作動音です。
ファグリップを動かす度に「ジャキン!ジャキン!」と響く金属音は、それだけで満足感を得られました。
また、最初にM870を撃った時のことはよく覚えています。
3発モードで撃ち出したBB弾が一塊になって30m先までスーッと伸びていく弾道には、思わず見とれたものでした。
ただ、いくらメタルフレームのガスガンだとしても所詮はオモチャです。
金属の奏でる作動音の響きに釣られてラピットファイアを多用すると、間違いなく内部パーツが壊れます。
M870を使う時には乱暴に扱わないように気をつけてください。
ガスショットガンM870は気軽に撃って遊べる楽しいエアガンです。
操作のタッチは軽く、誰が撃ってもよく当たります。サバゲーでなくてもシンプルに空き缶などを的に撃って遊べば、それだけでエアガンの持つ本質的な楽しさを満喫できるのです。
そういった楽しいガスショットガンなので、市場でも高価で取引されています。
今お手持ちのガスショットガンM870の売却をお考えなら、ガンコレクトの高価買取を是非ご利用ください。
東京マルイガスショットガン
M870 タクティカルの参考買取価格 |
¥20,000 |