引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『M4A1 MWS – ガスブローバック マシンガン』
M4A1カービンのガスブローバックは、多くのサバゲーマーが待ち望んだモデルでした。
その要望を最初に叶えてくれたのがウェスタンアームズです。
リアルな内部構造、マグナブローバックの強烈なリコイルで大ヒット商品になりました。
その後、KSC、タニオ・コバから競合品が発売のち、最後に登場したのが、東京マルイのガスブローバックライフルM4A1 MWSです。
今回はこの東京マルイのガスブロM4A1をご案内します。
全長 | 777mm / 854mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 250mm |
重量 | 2,970g(空マガジン含む) |
装弾数 | 35+1発 |
メーカー希望小売価格 | 59,800円(税別) |
アメリカ軍のM16ライフルはこれまで多くの改良が施されており、A1、A2、A3、A4という具合に発展していきました。
しかし、用兵思想の変化と共に銃器に対してさまざまなアクセサリーの搭載が求められるようになりました。
その結果M16A2のキャリングハンドルを着脱式にしてフラットトップにレイルシステムを搭載したM4カービンが開発されました。
今回紹介するモデルはM4カービンの改良型であるM4A1にハンドガードを4面レイルのRIS、RASシステムにしたM4A1 MWSです。
東京マルイはこのレール搭載型のM4A1 をガスブローバックモデルとしてリリースしました。
東京マルイのガスブローバックライフル M4A1 MWSには電動ガンにはないガスブローバックライフル特有の特徴があります。
それらの5つの特徴をご説明します。
ガスブローバックライフルの特徴として、まるで実銃を撃っているようなリアルな射撃感を体験できることがあげられます。
このガスブローバックのリアルな射撃感は、撃つ度に肩に伝わるリコイルの衝撃と、
電動ガンでは感じられないボルト作動で発生する金属音を含んだ射撃音によって成り立っています。
東京マルイのガスブローバックライフル M4A1MWSでは、実銃のようなリアルな撃ち味に近づけるため、
直径約19mmの大型ピストンを採用した新ブローバックエンジンを搭載。
この新ブローバックエンジンにより、M4A1MWSのアッパーフレーム内に納まっている金属製のボルトがガシガシ動かされます。
射撃音に関してはボルト作動による金属音がそれほど発生しないため、うるさすぎて位置ばれがしやすいということもないでしょう。
東京マルイのガスブローバックM4A1MWSの2番目の特徴は、実銃をイメージさせるリアルな可動ギミックが数多く再現されていることです。
M4A1MWSは実銃のようにチャージングハンドルを引くとボルトが前後してチャンバーにBB弾を装填することができます。
加えてトリガーを引くとガスブローバックによって激しく前後動するボルトが見えるのです。
この重量級のボルトが実際に動いて感じるリコイルは、次世代電動ガンのリコイルの比ではありません。
また、トリガーフィーリングも実際にシアーがハンマーを解放する感覚が指を通して伝わってきます。
このシアによるトリガーのキレ味は、電動ガンにどんな電子トリガーを搭載してプリコップ仕様にしても敵うものではありません。
また、マガジンの全弾を撃ち尽くした後のボルトストップの衝撃は、通常のブローバックのリコイルとは一味違い、
慣れてくるとこのホールドオープンのリコイルだけで弾切れを察知できるようになります。
そして極めつけの可動ギミックは、実銃と同様の通常分解が可能なことです。
テイクダウンピンを抜いてアッパーフレームを持ち上げることでボルトが取り出せるギミックは、まるで実銃を扱っているような雰囲気を楽しませてくれます。
東京マルイはガスブローバックM4A1MWSにZ-システムというボルトキャッチの磨耗・破損を防ぐ新機構を導入しています。
これはホールドオープン時にボルトにかかる衝撃からボルトキャッチを守り破損や摩耗を防ぐシステムです。
東京マルイのガスブローバックM4A1ではボルトキャッチを押すと、奥のシルバーのパーツがせり上がります。
このシルバーのパーツが、ボルトキャッチの代わりにホールドオープン時にボルトを受けとめます。
これがボルトを止める役割を担っており、ボルトキャッチの負荷を避けるZ-システムです。
その他にもピストン・アブソーバーやフリクション・レリーフ・ボルトローラー、反動による緩みを防止して常にバレルのセンターを出すバレルクランプ機構など、オリジナルの保護機構が組み込まれています。
また、ハンマーは東京マルイ独自のデザインとなっており、リアルな内部メカを期待する人はガッカリするかもしれません。
ただ、このハンマーのオリジナルデザインは作動を滑らかにするための工夫であり、ハンマー上部やボルト下部にローラーを組み込んでフリクションの低減を目指した実用性のある構造です。
東京マルイのガスブローバックM4A1にはMWSという名称が付けられています。
このMWSとは「モジュラー・ウェポン・システム」の頭文字を取ったものです。
最近、アメリカ軍ではこの「モジュラー」という用語を頻繁に用いています。
アメリカ軍がSIG SAUER P320を制式採用ピストルM17に選定したトライアルでも[MHS」という呼称を使っています。
これは「モジュラー・ハンドガン・システム」の頭文字をとったものです。
この両者に使われている「モジュラー」という意味は、「使用する人間の使用目的や使いやすさに最適化する」という意味です。
つまりハンドガンの場合はグリップのバックストラップを交換することで、
使う人が一番握りやすいサイズにグリップを最適化することを指しており、
M4の場合では作戦目的によっていろいろなアクセサリーを柔軟的に選択できるシステムをさしています。
このMWSを構築する上で肝心なのがレイルハンドガードシステムです。
東京マルイのガスブローバックM4A1では、ナイツアーマメント社が開発したRAS(レイルアドバンスドシステム)をリアルサイズに再現したレイルシステムが搭載されています。
当初、アメリカ軍ではRIS(レイルインターフェイスシステム)が採用されていたのですが、後年にはハンドガードがバレルに干渉しないRASに更新しました。
RISとRASの違いは、RISが固定にバレルを利用するのに対して、RASは固定方法にバレルを利用しないフルフローティングバレルとしていることです。
東京マルイのガスブローバックM4A1アルミダイカスト製のマガジンは、装弾数35発、“弾をフル装填した本物のマガジン重量“を再現したマガジンが付属しています。
このマガジンの優れたところは他社のブローバックM4のマガジンよりもコストパフォーマンスがとても高いことです。
東京マルイのガスブロM4のマガジンの価格が5000円/本ぐらいなのに対して、
ガスブロM4の創業メーカーであるウェスタンアームズのM4マガジンの価格は1本が1万円と、東京マルイのガスブロM4マガジンの倍の価格がします。
このマガジンの価格というのは、ガスブロM4を所有するのに重要なパーツになります。
筆者がウェスタンアームズのガスブロM4を購入する時に一番悩んだのが、このマガジンについてです。
結局、本体と同時に予備マガジンを6本揃えたのですが、予備マガジン6本でガスブロM4本体が一丁買える値段だったので、
あきれるやら、納得できないやらという思いを持ったことを今でも覚えています。
それを考えると、東京マルイのガスブロM4マガジンの1本5000円という価格はユーザーの財布にかなり優しいマガジンであると言えます。
また、東京マルイのガスブロM4のマガジンは、国内他社のM4ガスブロマガジンと比べてもかなり冷えに強く、
表面温度が21度を下回ると作動が遅くなる傾向はあるものの、生ガスを噴くことは滅多にありません。
東京マルイのガスブローバックM4A1MWSには電動ガンとは違う集弾性や初速変化があります。
またそれらのスペックを実射動画を参考にしながら解説します。
東京マルイのガスブローバックM4A1MWSの初速は、24℃ぐらいの気温で平均80m/s程度となっています。
特徴のところでも述べましたが、マガジン表面温度21℃、外気温24℃以上の環境ならトラブルなく動きます。
ただ、同じマガジンで連射を続けるとマガジンの温度低下による初速低下は免れませんので、連続フルオートよりもセミオートやバースト撃ちで遊ぶことをおすすめします。
東京マルイのガスブローバックM4A1MWSの集弾性の高さは、電動ガンに匹敵するほどの命中率です。
この命中率の高さはマルイのホップ構造に負うものが多いでしょう。
また、反動による緩みを防止して常にバレルのセンターを出すバレルクランプ機構も高い集弾性を見せる要因になっています。
インナーバレルの固定方法も電動ガンとは比べ物にならないほどアウターバレル内にタイトにホールドされています。
このため、インナーバレルの取り出しは、アッパーフレームとアウターバレルを分離するまで分解しなければならず、
電動ガンのように気軽にホップチャンバーとインナーバレルが取り出せるわけではありません。
実射動画を見てまず感じたのが、リアルは作動の再現性の高さです。
チャージングハンドルを引くとエジェクションポートのカバーが開き、マガジン上部が見えます。
そしてチャージングハンドルを離すとリコイルスプリングのテンションでボルトが前進してエジエクションポートを塞ぐ様子はリアル志向の方も納得のアクションです。
そのままトリガーを引くとこのボルトが激しく前後し、全弾発射後にボルトがストップしてホールドオープンになるのも、実銃を撃っているようなリアルさを感じます。
操作自体は電動ガンのM4を撃ち慣れている人なら難なく使いこなすでしょう。
電動ガンと比べて連射しすぎると初速低下で着弾点の位置が下がること、外気温が低い季節では、作動が不安定になりますが、箱出しのままでもメインウエポンとして使用できるほど高性能です。
マルイのガスブロM4の内部構造についてはマルイオリジナル構造のため、リアル派GBBユーザーとって敷居が高く感じるかもしれません。
しかしサバゲーに特化した性能とアフターサポート、マガジンを含めたパーツ供給を考えると安心して購入できる完成度に仕上がっています。
ひと昔前の調整前提の海外製ガスブロM4とは違い、一般的なサバゲーマーが新品箱出しで使えるため、ガスブロM4の入門機としてもおすすめです。
ウェスタンアームズが最初のガスブロM4をリリースして以来、現在では海外製ならVFCやWE、国内製ならKSC、タニオ・コバといったメーカーが競合品を展開しています。
これらの製品の中で、パーツ供給の安定性、コストパフォーマンスの高さ、クオリティーの高さを考えると、マルイのガスブロM4が一番の人気作と言えるでしょう。
ガンコレクトでは東京マルイのガスブローバックライフルに精通したスタッフが査定をしております。
人気製品のガスブロM4の売却には、高額査定のエアガン通販買取サイト「ガンコレクト」にお任せください。
東京マルイ ガスブローバックガンの参考買取価格 | ¥30,000 |