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東京マルイ スタンダード電動ガントンプソンM1A1を徹底紹介!気になる特徴や性能についても解説

引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『トンプソンM1A1 – 電動ガン スタンダードタイプ』

トンプソン・サブマシンガンと言えばアメリカのサブマシンガンのアイコン的存在です。

 

トンプソン・サブマシンガンと言えば映画でギャングたちがドラムマガジンで連射するシーンや、

 

第二次大戦で装備されたサブマシンガンが思い浮かびますが、

 

東京マルイがスタンダード電動ガンとしてモデルアップしたのは、第二次世界大戦でアメリカ軍に採用されたM1A1タイプです。

 

この東京マルイのスタンダード電動ガンM1A1の特徴やスペックをご案内します。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1とは?

 

全長 803mm(ストック伸長時)
インナーバレル長 300mm
重量 3,410(空マガジン、バッテリー含む)
装弾数 60発 (ノーマルマガジン)

420発 (多弾マガジン)

メーカー希望小売価格 35,800円(税別)

 

マシンピストルの有効性が証明されたのは、第一次大戦のヨーロッパ西部戦線の塹壕戦でのことです。

 

当時の戦い方は一斉掃射の後、小銃を装備した兵士が敵の塹壕に突撃して白兵戦を挑むというものでした。

 

この時の狭い塹壕内での接近戦で長い小銃は取り回しが悪く、

 

むしろ片手で振り回せるハンドガンの方が塹壕内での闘いでは効果的だったようです。

 

この戦訓を元に開発されたのがドイツのマシンピストル「ベルグマンMP18」です。

 

限られたスペースである塹壕内の接近戦では、一発の威力は高くても連射性の低いボルトアクション小銃よりも、

 

低威力のピストル弾でも短時間に弾幕を張れるマシンピストルの方が制圧力が高いのです。

 

この第一次大戦の戦訓からマシンピストルの有効性が認められ、

 

ヨーロッパ各国ではマシンピストルの開発に取り組み始め、

 

アメリカでその影響を受けたのが陸軍大佐のジョン・T・トンプソンです。

 

トンプソンはまず1919年に45ACPを連射するプロトタイプを開発し、1921年にコルト社と契約を結び今のトンプソンSMGに近いモデルを開発します。

 

この時に名付けられた商標名が「トンプソン・サブマシンガン」であり、以降はピストル弾を連射する個人携帯兵器の総称として定着していきます。

 

アメリカンギャングがドラムマガジンで連射して「シカゴ・タイプライター」と呼ばれたのはこのM1921です。

 

やがてジャングル戦でサブマシンガンの有効性が海兵隊によって報告されたアメリカ陸軍は、M1921の改良型を少数発注します。

これがM1928A1です。

 

さらに1939年に第二次世界大戦が勃発するとアメリカ軍はM1928A1をより簡素化し、

 

生産コストと製造工程を低下させた戦時急造モデルをM1A1サブマシンガンとして採用します。

 

東京マルイが電動ガンとしてモデルアップしたのは、このトンプソンの最終形態であるM1A1です。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の特徴

東京マルイの電動ガントンプソンM1A1は現代のアサルトライフルやサブマシンガンの標準となったドットサイトなどとは無縁のサブマシンガンです。

 

この銃の特徴はクラシカルな雰囲気を堪能することで感じられます。

 

(特徴①マルイ唯一のWW2モデル)

現在の個人装備の軍用小火器は乱暴な分け方をすると3つに分けられます。

 

まずハンドガンはブローニング式ショートリコイル+ポリマーフレームといったデザイン。

 

そしてアサルトライフルは西側陣営のM4カービンのプラットフォームをアレンジしたモデルであり、共産圏陣営ではAKをベースとしたバリエーションモデルです。

 

この実銃の世界の動向は、東京マルイの商品開発にも影響を及ぼしています。

 

そのため、昨今の東京マルイの新製品はM4系もバリエーションモデルか、たま~にAKのバリエーションモデルを出すことがほとんどです。

 

そんな中でこのトンプソンM1A1は、東京マルイの中で唯一の第二次大戦で使われたモデルを電動ガンとしてモデルアップしたものです。

 

このトンプソンM1A1の木目調ストックは今では見ることが少ない曲銃床タイプであり、フォアグリップも木目調のプリミティブなデザインです。

 

最近のアサルトライフルやSMGのレイルハンドガード+フラットトップレール+直銃床というデザインよりも、

 

個性的な銃を持ちたいというユーザーには魅力的に思えるでしょう。

 

(特徴②トンプソンM1928A1とM1A1との違いを再現)

トンプソンSMGはアメリカのSMGのアイコン的存在です。

 

特にギャング映画などでドラムマガジンを装着し、

 

パーティカルフォアグリップを握りながらトンプソンを乱射するシーンが印象に残っている人も多いでしょう。

 

しかし、この映画などで大活躍したトンプソンSMGと、東京マルイが電動ガンとしてモデルアップしたアメリカ軍採用のトンプソンM1A1とは違いがあるのです。

 

ちなみにギャング映画で活躍したトンプソンはM1928A1であり、東京マルイの電動ガンはM1928A1を戦時急造型に改修したM1A1です。

 

ちなみにM1928A1からM1A1の改修点は

 

1:バレルの放熱フィンとパーティカルフォアグリップの省略、

 

2:50連ドラムマガジンを廃止して30連ボックスマガジンに変更、

 

3:コッキングハンドルの位置をフレームトップからサイドに移行、

 

4:ディレードブローバックをシンプルブローバックに簡素化し、ファイアリグピンをボルトフェース面に固定化して製造コストと工程を簡素化、

 

5:リア、フロントサイトの簡略化、などが挙げられます。

 

東京マルイは戦時急造型のトンプソンM1A1の外装部を忠実に再現しています。

 

(特徴③独特の操作性を再現)

東京マルイが電動ガン化したトンプソンSMGは、プロトタイプが第二次大戦前にデザインされたサブマシンガンです。

 

まだエルゴノミックデザインやモジュラーシステムといった思想が無い時代のことです。

 

当然、少々使いにくいところがあろうが、使う者が銃に合わせろ!という運用思想です。

このためトンプソンM1A1のマガジンチェンジレバー、セフティーレバー、セレクターレバーなどの操作系は、現代の銃と比べると恐ろしく操作性の悪いデザインになってます。

 

このトンプソンM1A1を使いこなすのに必要なのは、この銃の特徴を「味のある銃だ!」と思える感性と、個性的な銃を楽しめるセンスです。

 

使い勝手の悪い銃を使って現代装備の電動ガンに撃ち勝つことにロマンを感じる人は、東京マルイの電動ガントンプソンM1A1の魅力を堪能できるでしょう。

 

(特徴④アッパーレシーバーがダイキャスト製)

東京マルイのスタンダード電動ガントンプソンM1A1のアッパーレシーバーは金属パーツを採用しています。

 

東京マルイのスタンダード電動ガンのフレームで金属素材を採用しているのは、このトンプソンM1A1と89式小銃だけです。

 

もっとも89式小銃では上下フレームとも金属製ですが、トンプソンの場合ではアッパーレシーバーだけが金属製で、ローアレシーバーはプラスチック素材です。

 

それでも金属製フレームであることから、スタンダード電動ガンとしては高い剛性を維持しています。

 

(特徴⑤スチールプレス製マガジンの再現)

トンプソンサブマシンガンと言えばドラムマガジンが印象的ですが、

 

軍採用のM1A1ではこのドラムマガジンは採用されず30連のボックスマガジンが標準装備です。

 

その理由はドラムマガジンはマガジン交換に手間がかかることと、生産性が低く製造コストがかかることです。

 

たいしてボックスマガジンはプレス加工で生産性が高く、短期間の大量生産に向いていました。

 

東京マルイのトンプソンM1A1ではこのスチールプレスのアウターケースで実銃のマガジンの雰囲気を再現しています。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の実射性能

東京マルイのトンプソンM1A1の初速や集弾性の紹介と実際の操作性を実射動画からお伝えします。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の初速

東京マルイのトンプソンM1A1の初速は85m/s台、サイクル数は秒間14発という連射性能です。

 

モーターがEG700ということもあり、M4などに比べると若干遅めのサイクル数なのかもしれません。

 

ただ、こういったジャンルのモデルでは必要以上に連射性能をあげるとリアリティが薄れるので、これくらいが丁度いい数値と言えます。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の集弾性

トンプソン・サブマシンガンが開発されて時代にサブマシンガンに求められていたのは、短時間でピストル弾をばら撒き、敵を制圧する効果でした。

 

そのため、東京マルイのトンプソンM1A1もジックリと狙って撃つという使い方よりも腰だめで掃射する方がかっこよく映ります。

 

しかし、そこは東京マルイの電動ガン!インナーバレル長300ミリということもあり、40m内での撃ち合いなら、十分に威力と素直な弾道を示してくれます。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の性能を動画で確認

東京マルイの電動ガントンプソンM1A1の実射動画を見て抱いた第一印象は、「鋼鉄と木の醸し出す良き時代の銃器」をよく再現されている電動ガンだという感想です。

 

遠目から見ると木目調プリントがされたストックと金属レシーバーの組み合わせが、クラシカルな銃の雰囲気を楽しませてくれます。

 

ただ、操作性は現代の銃のようにフレンドリーではありません。

 

あらゆるレバー操作をグリップした手だけで行うには、相当な慣れが必要でしょう。

 

 

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の口コミ・レビュー

現代の個人携帯用軍用小火器は、拡張性と機能性を求めるあまり、どれも似たり寄ったりのデザインになっています。

 

そういった現代のアサルトライフルやサブマシンガンに比べると、トンプソンM1A1は決して使いやすいタイプではありません。

 

しかし、トンプソンM1A1の使いにくさは「トンプソンサブマシンガンの味わい」です。

 

このトンプソンサブマシンガンと同世代のPPSh41やステン・マークⅡ、MP40やウージーといった類のサブマシンガンは、

 

戦いやすさや操作性よりもロマンと味わいを楽しむ銃としておすすめといえます。

 

スタンダード電動ガン トンプソンM1A1の買取はガンコレクトへ

トンプソンM1A1は東京マルイの中でも比較的マイナーに感じるモデルかもしれません。

 

しかしエアガンの中古市場でも一定の人気があり、、中古の状態でも場合によっては高値が付いています。

 

エアガン通販買取サイト「ガンコレクト」では、この東京マルイの電動ガントンプソンM1A1の希少性を適正に評価し、

 

高価格の査定をしてくれる専門スタッフが在籍しています。

 

東京マルイの電動ガントンプソンM1A1の売却をお考えの方は、エアガン通販買取サイト「ガンコレクト」をご利用ください。

 

東京マルイ スタンダード電動ガントンプソンM1A1の参考買取価格 ¥15,000