エアガンの命中精度を上げる方法として、エアガン自体の性能を高める方法と射撃技術の向上や装備を工夫する方法があげられます。
正しい方法でエアガンの命中精度を上げることができれば、より少ない弾数で多くのヒットを取りやすくなるでしょう
この記事ではエアガンの命中精度を上げる方法を紹介します。
エアガンの命中率を上げるためには、適度にお手入れをして適切な状態に保つことが大切です。
しかし間違った方法でメンテナンスを行うと、性能の悪化につながりかねません。
ここではエアガンの命中率を上げる適切なお手入れ方法を紹介します。
エアガンのメンテナンス方法については下記の記事でも紹介しているため、こちらも参考にしてみてください。
エアガンのメンテナンス方法は?サバゲー終わりに手入れ・整備しよう
インナーバレルはBB弾を発射するたびに直接通過するため、適切な状態にしておくことで命中精度の向上が期待できます。
ここではインナーバレルの性能を維持するための清掃方法やセッティング方法を紹介します。
インナーバレルはBB弾が発射されるたびに通過するため、特に汚れやすいパーツです。汚れが蓄積すると、発射されたBB弾にぶつかり、命中精度が悪化しやすくなります。
命中精度を維持するためには、定期的なインナーバレルの掃除が必要です。掃除にはシリコンスプレーや専用のクリーナーをウエスに付け、それをクリーニングロッドに巻き付けてから銃口へ挿入します。ウエスを銃口に入れたら、やさしい力で内部を拭くようにしましょう。
インナーバレルがセンターからズレた状態でついていると、発射されたBB弾もズレてしまいます。このズレは命中精度に影響し、どんなにバレルを掃除しても正確な射撃は難しいでしょう。
特に一度インナーバレルを分解して再度組み立てた際に、ズレた状態で装着されやすい注意してください。
組み立ての際はインナーバレルとチャンバーを正しく装着し、正確にセンターに配置するよう心がけましょう。
もしズレていた場合は、再度分解し、正しい位置にインナーバレルをセットすることで解消します。正確なセンター出しを行うことで、命中精度が向上し、エアガンの性能を最大限に引き出すことができます。
インナーバレルに傷があると、BB弾を発射する際に不規則な回転やバラつきが生じやすく、命中率に悪影響をあたえます。
傷はバレルを掃除しても消えないため、交換することで性能を取り戻すことができます。
インナーバレルの交換方法には、以下の2通りがあります。
・メーカーや専門店に修理に出す
バレルの交換はエアガンの分解が必要になるため、不安な方は専門店やメーカーに交換をお願いしましょう
・自分で交換する
エアガンの構造に理解があれば、自分でインナーバレルを交換することもできます。
交換には専門知識が必要になるため、ある程度慣れた人向けとなります。
インナーバレルの交換は、社外品のバレルに交換する方法もあります。社外バレルには純正品よりも高精度なバレルも用意されており、性能向上が期待できます。
内径が絞られたタイトバレルも存在しますが、BB弾との相性によっては詰まるリスクがあるため、不安な場合は新品の純正品への交換がおすすめです。
ホップパッキンもインナーバレルと同様に発射のたびにBB弾が通過する汚れやすいパーツです。
そのため正しい方法で定期的にメンテナンスをすると性能が維持でき、命中率も上がります。
ここではパッキンの正しいメンテナンス方法を紹介します。
パッキンは発射のたびにBB弾を保持するため、インナーバレルと同様に汚れやすい部品です。汚れが蓄積すると、均等にホップがかかりずらく命中精度に悪影響を及ぼす可能性があります。
パッキンの掃除には、シリコンオイルを付けた布をクリーニングロッドの先端に取り付け、インナーバレル側から優しく拭く方法が一般的です。
シリコンオイルはパッキンのスムーズな動作を保つために重要ですが、拭いた直後にシリコンが残っていると、弾道が安定しづらくなる可能性があります。
そのため、余分なオイルを拭き取るか、ある程度試射してパッキン内の油分を落としましょう。
パッキンはホップレバーによって常にテンションがかけられていることから、変形や劣化がしやすい部品でもあります。
パッキンが劣化すると、射撃の安定性や命中精度に影響を及ぼす可能性が高まります。そのため、適度な交換が必要です。
パッキンの交換時には、純正品以外にもさまざまな社外パーツが販売されています。これらのパーツは形状や素材が異なり、種類によってホップのかかり方が変化します。
しかし、選択肢が多いため、迷った場合は純正のパッキンを選ぶことが安心です。純正品はメーカーによって設計され、そのモデルに最適化されていることから、安定した性能が期待できます。
パッキンの定期的な交換は、エアガンの命中精度や性能を維持し、長寿命化するために非常に重要です。エアガンのホップアップシステムの正常な動作を保つために、交換タイミングを見逃さないようにしましょう。
ノズルの主な役割は給弾とBB弾の保持です。ノズルの穴が汚れていると、圧縮した空気の排出が一定にならず、初速がばらつき命中精度が悪化するリスクが高まります。
ノズルの清掃は主に外側の乾拭きと穴の清掃に分けられます。外側は乾いた布で拭き、穴は綿棒で軽く拭き取りましょう。
また、ノズルに割れや欠けがある場合、気密が失われ、命中精度に悪影響を及ぼすことがあります。この場合、ノズルの交換が必要です。
ノズルの交換が必要な場合、分解が必要になるため、作業が難しい場合や自信がない場合は、メーカーや専門店に相談しましょう。
エアガンの命中率を上げる方法はメンテナンス以外にもいくつかあります。
そのうちの一つがエアガンの選び方やアタッチメントなど、装備を工夫することです。
ここではエアガンの命中率を上げる方法としてエアガンやアタッチメントの選び方を紹介します。
エアガンはバレルの長さが命中精度に直接影響を与えにくく、バレルが短いエアガンでも命中精度の高いモデルが多く存在します。
エアガンを選ぶ際は、バレルの長さだけにこだわらず、扱いやすさや使いやすさを重視すると、本来の性能を最大限に引き出すことができるでしょう。
また、ガスガンはガス圧が不安定になると弾道が乱れやすく、命中精度に影響を及ぼすことがあります。弾道の安定性を重視する場合は、電動ガンやエアコッキングガンがおすすめです。
命中精度の高いエアガンを探す場合は、各エアガンの性能について情報収集を行うことも重要です。
初速や命中精度は、ガンコレクトのコラムでも紹介していますので、自分のニーズに合ったエアガンを探してみてください。
扱いやすく、性能に優れたエアガンを選択することで、命中精度の向上と射撃の楽しさを追求することができます。
グリップやバイポッドといったアタッチメントをエアガンに装着することで、構えやすさが向上し、命中率もアップします。
たとえば伏せ撃ちや遠距離射撃などでエアガンを安定させるためには、バイポッドが役立ちます。また、グリップを装着することで、射撃時の握りやすさが向上し、正確な射撃がしやすいでしょう。
また、エアガンに付属しているアイアンサイトが狙いづらい場合は、スコープやドットサイトを取り付けることで、さらに狙いやすくなります。
スコープやドットサイトは中~遠距離射撃に効果的で、ターゲットをより精確に捉えることができます。
ただし、これらのアタッチメントを使用する際には、調整が必要です。スコープやドットサイトの照準を正確に合わせることで、命中精度を最大限に引き出すことができます。
一方アタッチメントを装着しすぎると取り回しが悪くなり、命中精度にも悪影響を与えます。
アタッチメントを装着する際は、必要なものだけを選んだうえで使用しましょう。
実際にエアガンから発射されるのはBB弾となるため、BB弾の選択は重要です。
命中率を上げるBB弾の選び方には、主に重さと精度の2つがあげられます。
ここではそれぞれの要素について紹介します。
重いBB弾は、遠距離での安定性が高まり、命中精度が向上します。これは、重いBB弾が風や空気抵抗の影響を受けにくいことが理由です。
一般的な重いBB弾の種類には、0.25gや0.28gなどがあります。しかし、重いBB弾は初速が低くなるため、敵に避けられるリスクが高まります。
また、フィールドやゲームのルールでBB弾の重さに制限がある場合は、それに合わせて重量を選びましょう。
BB弾の大きさが均一で真円度が高いものを選ぶと、射撃時もバラつきが少なく、より正確な射撃がしやすくなります。
一部のBB弾は、スナイパーライフルなどの高精度を要求するエアガン向けに設計されたものもあります。高精度なBB弾は特に競技や試合での使用にも適しておりますが、通常のBB弾に比べて価格が高い場合があります。
また、BB弾用の選別ゲージを使用することで、精度の高いBB弾のみを選定でき、より命中率を高めることができます。
初心者よりも上級者のほうが命中率が高いのは、射撃技術が関係しています。
射撃を磨けばどんなエアガンを使っていても、命中率を上げることができるでしょう。
ここでは命中率を上げる射撃方法を紹介します。
銃が傾いた状態で構えていると、弾道が安定せず、命中精度が低下します。特にホップアップを搭載したエアガンは、弾が真上に回転するため、構えた際の傾きが直接弾道に影響を及ぼします。
エアガンを構える際は、頭を垂直に保ち、銃を水平に構えましょう。
また、トリガーを引く際に強く引くと、銃全体が揺れやすくなり、正確な射撃が難しくなります。トリガーを引くときは、後ろに向かってまっすぐ引くように心がけてください。
特に初心者は、エアガンの重さによって銃口が下がりやすい傾向があります。
エアガンの重さに慣れていない方は、両手でしっかりと支え、銃口が水平に保たれるように意識することがポイントです。
銃の性能も重要ですが、立ち回りの工夫によっては、命中率の向上につながります。
相手が近距離にいれば、その分命中率も高まります。特に敵の背後や側面に回り込むことができれば、相手に気づかれずに攻撃しやすいでしょう。
立ち回りのテクニックを習得することで、エアガンの性能に関係なく、命中精度を上げることができます。上級者には立ち回りが上手な人も多くいるため、エアガンのメンテナンスとともにスキルも磨いていきましょう。
エアガンの命中率を上げるには、適度なメンテナンスを行い、エアガンを適切な状態に保つことが重要です。
また、射撃技術を磨くことで、エアガンの性能に関係なく命中率を高めることができます。
ほかにも扱いやすいエアガンを選ぶことでエアガンの性能を引き出しやすくなり、命中精度を上げることができるでしょう。
もし今のエアガンに不満を感じているのであれば、ほかのエアガンに買い換えることも方法です。
ガンコレクトは命中精度が落ちた中古のエアガンでも買取可能な専門店です。新しいエアガンに乗り換えたい方や軍拡の資金を調達したい方は、ぜひご利用ください。