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ガスガンを違法改造すると捕まる?やってはいけない改造方法を解説

 

ガスガンの性能を上げるために、初速を高くしようと考える人もいるかもしれません。

その際は法律違反にならないよう、違法改造に注意しましょう。

 

この記事では、ガスガンをより安全に楽しめるよう、違法改造のリスクと注意点を紹介します。

 

ガスガンを違法改造するとどうなる?

ガスガンのユーザーの中には、「威力を上げたい」「外観や質感をリアルにしたい」と考える人もいるかもしれません。

しかし、ガスガンを含むエアガンには、法規制によって初速や外見に制限があります。

 

たとえば、ガスガンの威力や初速を規制値以上にすると、「準空気銃の保持」として罰則の対象となり、ハンドガンの外装を金属製に変えると「模造拳銃の所持」に問われるリスクがあります。

 

ガスガンの改造を行うのであれば、これらの銃刀法違反のリスクを理解し、安全なカスタムを楽しみましょう。

 

何をするとガスガンの違法改造になるのか

ガスガンの違法改造をすると法律違反となり、罰則の対象になる場合があります。

ここでは具体的に何をすれば違法行為になるのかをケースごとに紹介します。

 

初速の規制値を超える改造

エアガンの初速は、法律によって0.2gBB弾使用時の威力は0.989ジュール、初速は98m/sと定められています。

この数値を超えると、ガスガンは「準空気銃」として扱われます。

 

純正の状態で市販の代替フロンガスやCO2ガスを使用すれば問題ありませんが、違法な高圧ガスや改造パーツを使うと法的な問題が生じます。

さらに、パーツに想定していない負荷がかかることにより、ガスガン本体の耐久性が低下するリスクもあります。

 

構造の変更

実弾が発射できるとみなされるガスガンの構造の変更も違反の対象です。

これは実際に実弾が発射できなくても、実弾が発射できる恐れがあるとみなされた場合は違反となります。

 

たとえば「ガス蓄圧式カートリッジ」は、薬莢内にガスタンクを持ち、ガス圧でBB弾を発射するシステムですが、過去に実銃として認定された例があります。

 

なお、現在市販されているガス蓄圧式カートリッジもあるため、全てのガス蓄圧式カートリッジが違反というわけではありません。

しかし、このようなカートリッジが撃てるような構造の変更は「ガスガンの違法改造」とみなされる可能性があることは覚えておきましょう。

 

外装を違法な素材に変える

ハンドガンの外装は、銃刀法22条によって金属製にいくつかの制約があります。

具体的には、金属製のハンドガンは銃口部を塞ぐ必要があります。

 

また、外装の色にも制約があり、金属製ハンドガンは黄色や白に着色しなければなりません。

これらの規制は、モデルガンだけでなく、ガスハンドガンも同様です。

 

たとえば、オークションサイトやネットショップなどでは、金属製の外装パーツが販売されている場合もあるかもしれません。

しかし、ガスガンに組み込むと、金属製モデルガンと同じく「模造銃」と認定されて銃刀法違反に問われる可能性があります。

 

ガスガンの違法改造はどのようにバレるのか

誰にも知らせずに違法改造を使用しようと考えていても、バレる可能性は十分にあります。

たとえば、違法改造を施したエアガンを所持している場合、無意識のうちにそのエアガンが写真や動画に映りこんでしまうこともあるかもしれません。

 

その写真や動画がSNSなどにアップロードされた場合、他のユーザーが違法なエアガンに気付いて通報するケースもあるでしょう。

また、警察でもSNSなどで違法なエアガンを見つけた際は、積極的な通報を呼びかけています。

 

まとめ

ガスガンを適切に改造することで、性能や見た目は良くなります。

しかし、初速の上限を超えたカスタムなど、ガスガンを違法改造すると、法律違反や罰則のリスクが伴うため注意が必要です。

 

また、誰にも言わずに違法改造したとしても、何らかのきっかけでバレることも考えられます。

ガスガンの改造を楽しみたいのであれば、法律を守ったうえで、安全にカスタムを楽しみましょう。