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エアガンにおけるホップアップとは?調整のコツや注意点も紹介

エアガンのホップアップは、BB弾にバックスピンを与えることで遠くに飛ばす仕組みです。

この記事ではホップアップの仕組みを知りたい方に向けて、ホップアップの概要や固定ホップや可変ホップの違いを紹介します。

 

ホップアップの調整方法についても解説していますので、自分で調整したいと思う人も参考にしてみてください。

 

ホップアップの仕組み

エアガンのホップアップは、バックスピンをBB弾にかけ、発生した揚力を利用して飛距離を向上させる機能です。

このバックスピンは、BB弾を発射する際に、ホップパッキンがBB弾に摩擦を与えることで発生します。

 

ホップアップは、BB弾の飛距離を伸ばすために重要な役割を果たします。

具体的には、ホップアップがかかっていない場合、BB弾は20m程度しか飛びませんが、ホップを適切にかけることで、50m以上もの飛距離を実現できます。

 

そのため、現在市場で出回っている多くのエアガンには、ホップアップが搭載されています。

 

ホップアップの種類

エアガンのホップアップは大きく分けて可変ホップと固定ホップの2種類があります。

ここではそれぞれの特徴を紹介します。

 

可変ホップ

可変ホップは、ホップのかかり具合を調整できる機能です。

この調整は、チャンバーに付いたレバーやダイヤルを操作することで行います。

 

一部のモデルでは、六角レンチのようなツールを使用する場合もあります。

可変ホップはプレイヤーの好みやフィールドに合わせて射程や弾道の調整が行えるため、サバゲーで用いられるエアガンのほとんどは可変ホップ式となっています。

 

固定ホップ

固定ホップは、ホップの強さが固定されており、調整ができない仕組みを指します。

ホップの強さを調整できないデメリットはありますが、可変ホップのように使用中にホップの強さが変わるリスクが少なく、安定した性能を発揮しやすい利点もあります。

 

当たり前ですが、固定ホップはBB弾の重さによって弾道が変化します。

しかし、この弾道の変化によって、エアガン自体の特性を変えることができるでしょう。

 

たとえば軽いBB弾を使用すると、飛距離が伸び、重いBB弾を使用すると飛距離は落ちるものの、風の影響を受けにくく弾道が安定します。

固定ホップを採用しているモデルは、いずれも最適の重量のBB弾が設定されていることがほとんどなので、気になる人は事前に確認しておきましょう。

 

エアガンのホップアップを調整するコツ

ホップアップは距離やBB弾の重さに合わせると調整しやすいでしょう。

ここでは可変ホップ式の調整のコツを紹介します。

 

距離に合わせる

射撃距離に合わせてホップの強さを設定することで、シチュエーションに合わせた使い方ができます。

30~40mの遠距離で使用する場合は、ホップを強くすることでBB弾が遠くまで飛び、遠くの敵と戦いやすくなります。

 

一方、10~20mの近距離で戦う際には、ホップを弱く調整することで、弾道が安定しやすく、狙った箇所へ弾を当てやすくなるでしょう。

 

また、サバゲーで使用するのであれば、戦い方やフィールドによってホップを調整することも方法です。

たとえば、アウトドアフィールドで使用するライフルは、遠距離での戦闘になりやすいため、強めのホップに設定すると戦いやすいでしょう。

 

インドアフィールドで使用するハンドガンは、近距離での射撃がメインであるため、弱めのホップに調整することで、弾道がブレにくく、敵に狙いを定めやすくなります。

 

BB弾の重さに合わせる

0.25gや0.28gの重いBB弾を使用する場合、ホップを強く設定することで、BB弾に適切なホップを与えて遠くまで飛ばしやすくなります。

ほかにも0.2gのような軽いBB弾を使用する際は、ホップを弱く調整しないと、BB弾が浮いてしまう可能性が高くなります。

 

強すぎるホップは鬼ホップとも呼ばれ、真上に飛んでいくようなことも珍しくありません。

BB弾の重さに合わせてホップ調整を行うことで、エアガンの性能や弾の特性を最大限に引き出すことができます。

 

フィールドによってはBB弾の重さがレギュレーションで決まっている場合もあるため、BB弾の重さによって適切にホップを調整しましょう

 

エアガンのホップアップの注意点

ホップアップを搭載したエアガンについて、何に注意すべきなのかを紹介します。

ホップアップはエアガンの弾道に直接影響を与えるため、何に気を付けるべきなのか確認してみてください。

 

気温や使用状況によってホップの強さが変わる

エアガンのホップパッキンは、気温や使用状況によって性能が変化することがあります。

気温が高い日は、ホップパッキンは柔らかくなり、ホップの強さが減少します。

 

逆に、気温が低いとホップパッキンは硬くなり、ホップの効果が増加しやすいでしょう。

さらに、連続して射撃を行うと、BB弾とホップパッキンの摩擦熱によって、ホップパッキンがやわらかくなり、ホップの効果が弱まることがあります。

 

また、可変ホップを使用している場合、レバーやダイヤルが使用中に緩んでしまい、ホップの強さが変わることがあります。

特に外側に調整レバーが露出しているモデルは、服や障害物に引っかかり、ホップの強さが変わってしまうことも考えられるため注意しましょう。

 

ホップの調整後はスコープやドットサイトの調整も必要

エアガンのホップ調整が完了したら、射撃精度を向上させるためにスコープやドットサイトも調整しましょう。

ホップの調整による影響は、基本的に上下の弾道に関連しています。

 

既に左右の調整が済んでいる場合は、スコープやドットサイトの上下の調整を中心に行いましょう。

 

まとめ

ホップアップはBB弾にバックスピンを与えて飛距離を伸ばす仕組みです。

ホップアップを調整する際は、遠距離まで飛ばしたい場合はホップを強め、近距離で使用し、安定した弾道を重視したいならホップを弱めに設定しましょう。

 

また、ホップを調整した後はスコープやドットサイトも調整すると、射撃精度を高めることができます。

ホップアップを調整してエアガンの性能を引き出したい方は今回の内容を参考にしてみてください。