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東京マルイ スタンダード電動ガン H&K PSG-1を徹底紹介!気になる特徴や性能についても解説

引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト『H&K PSG-1 – 電動ガン スタンダードタイプ』

 

東京マルイのスタンダード電動ガンPSG-1は、1990年代初頭に発売されたセミオートオンリーの電動ガンで、ドイツのヘッケラー&コッホ社が開発した精密射撃用ライフルをモデルにしています。

 

これまでの電動ガンとの大きな違いは、セミオート射撃に特化した設計であることです。

 

通常の電動ガンにはフルオート機能が搭載されていることが一般的ですが、PSG-1では連射機能が省かれており、セミオートオンリーの電動ガンとなっています。

 

PSG-1では、セミオートに特化した専用メカボックスVer4が開発されています。

 

また、トリガーレスポンスの向上のため、現在から30年以上も前にプリコック機能と電磁ブレーキが実装されていました。

 

これにより、瞬発力のある射撃が可能となっています。

 

実銃のPSG-1は、特に警察や軍の狙撃手に広く採用されており、高い精度と信頼性が求められる精密射撃用ライフルです。

 

東京マルイのPSG-1電動ガンは、この実銃の外観やディテールを忠実に再現しており、そのリアルな造形が人気を博しています。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1とは?

 

全長 1,208mm
インナーバレル長 589mm
重量 4,300g(空マガジン、バッテリー含む)
装弾数 /30発 (ノーマルマガジン)

発 (多弾マガジン)

メーカー希望小売価格 54,800円(税別)

実銃のPSG-1は、1970年代後半に開発された狙撃用ライフルで、7.62x51mm NATO弾を使用します。

 

この弾薬は、長距離での高い精度と威力を兼ね備えており、狙撃用ライフルに適した弾薬です。

 

PSG-1の開発は、1972年のミュンヘンオリンピック事件を受けて行われました。

 

この事件で、ドイツの警察が対テロ作戦で十分な狙撃能力を持たないことが明らかになり、

 

警察や軍の狙撃手向けに高い精度と信頼性が求められる精密射撃用ライフルが求められるようになりました。

 

この事実を受け、H&K社はG3ライフルなどで培った技術を元にセミオート式狙撃銃を開発すれば、ドイツの軍・警察関係に採用されるとの目論見でPSG-1を開発しました。

 

しかし、PSG-1は、1丁当たりの製造コストは高く、軍・警察が採用するには納入コストが高すぎました。

 

そのかわりにドイツの警察・軍組織がPSG-1の代わりに採用したのが、PSG-1の廉価版であるMSG90や、

 

G3ライフルから精度高い個体を選んで狙撃銃に仕上げたG3/SG-1だったのです。

 

しかし、H&K社の狙撃銃PSG-1は個性の強い魅力的な狙撃銃であるため、東京マルイは電動スナイパーライフルとして製品化しました。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の特徴

東京マルイのPSG-1には、専用メカボックスや全ての電動ガンの中でも最大限のシリンダー容量を誇るなどの特徴があります。

 

(特徴①東京マルイの電動ガン上で最長のインナーバレルとシリンダー容量)東京マルイのスタンダード電動ガンPSG-1は、1995年当時の唯一の電動スナイパーライフルといえる存在でした。

 

そのためインナーバレル長やシリンダー容量は他の電動ガンに比べて別格のサイズとなっています。

 

またインナーバレル長は589㎜と長く、シリンダー容量は25.5㎤というスペックです。

 

現在の主流の次世代M4クラスのインナーバレル長が300~400㎜であることを考えると、その長さが伺えます。

 

そしてこのインナーバレル長とシリンダー容量の割り合いは1:1.36となっており、電動ガンとしては最適なセッティングがなされていました。

 

またPSG-1のシリンダーには「加速スリット」は入っておらず、シリンダー内のエア容量を全て圧縮しながらチャンバーに送り込み、

 

長いインナーバレル内でBB弾をゆっくりと加速させ、スナイパーライフルに相応しい射程距離を実現していました。

 

そして、一般的にはあまり知られていない点として、PSG-1のノーマルインナーバレルには初速調整用のスリットが入っており、

 

このスリットにより初速のオーバーを防いでいます。

 

(特徴②専用メカボックスVer4を搭載)

先ほど述べたように、東京マルイのPSG-1はスタンダード電動ガンで最大のシリンダー容量を誇っています。

 

これが実現できたのは、PSG-1専用のVer4と呼ばれるメカボックスを搭載しているからです。

 

このPSG-1のVer4メカボックスは、他のVer2やVer3のメカボックスと比べても独特な特徴を持っています。

 

まず1つ目の特徴は、「スプリット式メカボックス」と呼ばれる上下2分割式のメカボックスです。

 

PSG-1はこのギア部とシリンダー部を分割したメカボックスを採用したことにより、従来のメカボックスよりも長いシリンダーとピストンのストロークを実現できたのです。

 

そして、2つ目の特徴は、ピストンストロークの開始位置が後端からスタートすることです。

 

PSG-1の内部ユニットは、トリガーを引くとピストンが前進→ピストン後退という、通常の電動ガンとは逆のサイクルで駆動します。

 

その結果、他の電動ガンに比べて驚異的な速さのトリガーレスポンスが可能になったのです。

 

このピストンが後退位置からスタートするのは、PSG-1に搭載された電磁ブレーキ回路の働きによるものです。

 

この機能は近年の電動ガンに採用されている「プリコック機能」そのものです。

 

現在の電動ガンはFETや電子トリガーのコンボでプリコックを実装していますが、

 

東京マルイのPSG-1は25年以上も前にFETを搭載せずにプリコック機能を実装していたのです

 

(特徴③狙撃に特化した外部デザイン)

東京マルイのPSG-1には狙撃銃らしい特徴的な外観を備えています。

 

まずセレクターは金属製で、0と1のモード、つまりセフティとセミオート射撃のみが選択可能です。

 

これは1発1発を慎重に撃つ狙撃銃の特徴と言えるでしょう。

 

またPSG-1のグリップには巨大なハンドレストが付いており、安定したグリップを実現しており、素材は木目調プリントのプラスチック製です。

 

そして繊細さが求められるトリガーワーク用に、上下に調節可能なトリガーシューが装着されており、指を添えたときの感触が良いです。

 

アウターバレルはスチールパイプ製で、狙撃銃らしいブルバレルを再現しています。

 

ストックにも狙撃銃らしい特徴に溢れています。

 

まず高さ調節可能なチークパッドが装備されており、付属の工具を使って高さを調節できます。

 

さらに、ゴム製のバットストックも工具でロックを緩め、回転させることで前後長を調節できます。

 

マガジンフォロアーは長く設計されており、最後の一発までチャンバーに弾を送り出すため、マガジンにBB弾が残ることなく撃ち切ることができます。

 

(特徴④タスコ(tasco)製の4倍固定倍率スコープが標準装備)

狙撃銃らしい外観といえば、スコープは欠かせません。東京マルイのPSG-1にも、純正の4倍率スコープが標準で搭載されており、狙撃銃らしい装備となっています。

 

このスコープはサイトロン(旧タスコ)社製で、通称「タスコスコープ」と呼ばれており、

 

対物レンズ径40㎜のクロスレンジレティクルを備えたスコープは、サバゲーでも十分に通用するスペックを持っています。

 

(特徴⑤スタンダード電動ガン史上で最大のサイズと重量)

東京マルイのPSG-1の特徴で外せないのが電動ガンでも最大クラスのサイズです。

 

全長1,208 mm 本体重量4,300 g(空マガジン、バッテリー含む)というこのサイズは、まさに「重厚長大」という表現にピッタリです。

 

このビッグサイズも銃口初速規制が課せられる2006年以前なら、その有り余るパワーを生かしたアウトレンジシューティングで、活躍の場は大いにあったでしょう。

 

しかし、2006年以後は、狙撃銃もアサルトライフル/サブマシンガンも横並びの初速制限となったため、PSG-1本来の魅力を引き出すには、純粋なスナイパーライフルとしての運用が無難です。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の実射性能

東京マルイのPSG-1の初速、集弾性、近距離での集弾性について動画を交えながらご説明します。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の初速

東京マルイのセミオート狙撃銃PSG-1の初速は85m/s前後です。

 

狙撃銃としては初速が低いように感じますが、エアガンの有効射程距離を決めるのは、初速だけでなくエア吐出量も重要です。

 

最大シリンダー容量を誇るPSG-1なら狙撃銃として十分なスペックを持っています。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の集弾性

東京マルイのPSG-1の集弾性は、他のエアガンと同様に距離や使用するBB弾の重さによって結果がかなり違ってきます。

 

しかし0.2gBB弾の場合では、10m先のターゲットにニーリングで撃った結果、約5㎝というまとまりを見せます。

 

そのため、ノーマルでもスナイパーライフルとしての運用には十分に耐えることが可能です。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の性能を動画で確認

東京マルイのPSG-1の実射シーンをこの動画では紹介していますが、

 

射撃シーンでは屋内での精密射撃やスチールチャレンジで速射時の操作性を見せるというもので、屋外の遠距離射撃が見れないのが少々残念です。

 

しかし動画中での初速計測では平均93m/sという次世代電動ガン並みの初速を出しています。

 

 

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の口コミ・レビュー

東京マルイのPSG-1は重厚長大な電動ガンであり、その長さゆえに剛性的にもM14以前のコンセプトに準じています。

 

PSG-1が登場した頃は「長いインナーバレル=高い命中精度」という考え方が一般的だったので、本体剛性よりもインナーバレルの長さに拘った時代でした。

 

ただ、PSG-1の内部ユニットは今見ても優れた先進性を見せてくれています。

 

そのためメカ好きにも魅力的な電動ガンです。

 

スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の買取はガンコレクトへ

近年のサバゲーシーンでは、CQBやインドアゲームも人気になっており、フルサイズのスナイパーライフルの出番は限られています。

 

この状況を受け、重厚で長大なPSG-1を手放し、モダナイズされた電動ガンに変えたいと考える人もいるかもしれません。

 

そんな方には、エアガン通販買い取りサービス「ガンコレクト」がおすすめです。

 

ガンコレクトは、PSG-1の先進的な内部ユニットを評価し、適正な査定額を提示します。

 

PSG-1の売却をお考えの方は、ぜひ「ガンコレクト」をご利用ください。

 

東京マルイ スタンダード電動ガン  H&K PSG-1の参考買取価格 ¥10,000円