引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『グロック26 – ガスブローバック』
東京マルイのガスブローバックガンのグロックシリーズは、現在のところグロック17とグロック19がメインでバリエーション展開をしており、2023年2月にはグロック17のGen5が新製品としてアナウンスされております。
その東京マルイのグロックシリーズの第一弾モデルが2000年に発売されたグロック26です。
このグロック26は高い命中精度と安定した作動性能が口コミで広がり、傑作ガスブローバックガンとして多くのユーザーの指示を集めたモデルです。
今回はこの東京マルイの初期の傑作ガスブローバックガン「グロック26」をご紹介します。
全長 | 165mm |
インナーバレル長 | 73mm |
重量 | 570g(空マガジン含む) |
装弾数 | 15+1発 (ノーマルマガジン)
50+1発 (ロングマガジン) |
メーカー希望小売価格 | 12,800円(税別) |
グロックG26は9㎜パラベラム弾を撃つコンシールドキャリーガンであり、グロック社のコンパクトモデルであるG19よりもさらに小型のサブコンパクトとして開発されました。
グロックG26を見てまず気付くのは、アンバランスなまでに短くなったグリップの長さでしょう。
グロックG26のグリップがここまで短くなったのは、輸出先のアメリカの国内事情によるものです。
グロックG26が登場する以前のアメリカでは、銃器犯罪の増加に頭を痛めていました。
そこで取られたのが「装弾数10発以上のハンドガンの発売禁止」という規制だったのです。
この通称「アサルト法案」と呼ばれる規制は1994年から10年の時限立法として成立しました。
この規制によりアメリカでは1994年以降に装弾数10発以上のハンドガンの製造も輸入も禁止されたのです。
この規制に触れないようにデザインされたのが、極端にグリップを短くして装弾数を10発に抑えたグロックG26です。
東京マルイのグロック26はこのG26をモデルにデザインされています。
東京マルイのグロック26の特徴を外観のデザインやカスタマイズ性、そして使用感を元にご説明します。
2000年に発売された東京マルイのガスブローバックハンドガン「グロック26」は、東京マルイのガスブローバックハンドガンの歴史の中でも初期に開発されたモデルです。
この時期に東京マルイがモデルアップしたガスブローバックハンドガンはM92Fをそれのバリエーションモデルのサムライエッジと、デザートイーグルというラインナップでした。
この3丁のハンドガンの中で、実射性能の高さと本体価格の手頃さ、低価格のスペアーマガジンなどのランニングコストの低さなど、
初期の東京マルイの傑作ガスブローバックハンドガンだったのです。
何よりも短いインナーバレルからは考えられないほどの優秀な集弾性と、東京マルイ独自の2点保持式可変ホップによる安定した弾道特性が傑作ハンドガンと呼ぶのに相応しいものでした。
当時はまだ命中精度の高さ=インナーバレルの長さという認識が高かった時代だったため、短いインナーバレルから生まれる高い集弾性に驚いたものです。
現在では東京マルイの初期の傑作ガスブローバックガンという評価を受けているグロック26ですが、
筆者がグロック26を購入した時には、そこまで高い評価を受けているガスブローバックガンだとは知りませんでした。
そういった前知識もない状態でグロック26を操作すると、手のひらサイズのハンドガンでありながらも必要なギミックは全て忠実に再現されているのには驚かされました。
その中でも特に感動したポイントが、ホールドオープンさせるとバレルが上を向くブローニング式ショートリコイルの忠実な再現です。
最後にモデルガンのブローバックモデルを購入して以来、初めて購入するブローバックハンドガンであったため、
短いアウターバレルがショートリコイルを完璧に再現している様に「最近のガスブローバックはここまでリアルになったのか」と感動さえ覚えたものです。
また、グロック26ブローバックエンジンのシリンダー径が現在のモデルほどの大きさがないのにもかかわらず、
インナーハンマー上部にローラーを付けるといった独自のアレンジを加えているため、快調な作動を実現しています。
東京マルイはグロックG26のサイズとデザインを、グロック26として忠実に再現しています。
まずグロック26の外見で一番に目につくのがグリップの短さです。
しかし、この短いグリップでも東京マルイは、実銃どおりのフィンガーレストが再現されています。
また、トリガー内のトリガーセフティーレバーも実銃どおりです。
一点、初期の東京マルイのガスブローバックガンの共通の難点として、スライド内に金属インサートがなく、
スライドストップレバーがプラ製のスライドノッチにかかることがあげられます。
このタイプのスライドはスライドリリース時にレバーを下げるのではなく、
スライドを少し引いてスライドストップレバーをリリースしないと、プラ製スライドのノッチが削れてスライドストップが機能しなくなるため、注意しましょう。
外見の特徴として、このグロック26のグリップはスライドに対して非常に短いです。
これは実銃のグロックG26が時限立法であるハンドガンの装弾数を10発までに抑えるという通称「アサルト法案」の対策としてデザインされたことも理由です。
なおグリップの短さを考慮してマガジン底部にマガジンバンパーを付けているため、その分グリップのしにくさは考慮されています。
なお、グロック26のマガジンは放熱性に優れ、手の熱が伝わりやすいダイキャスト製マガジンです。
ロングマガジンを含め通常のグロックのマガジンにも対応しているため、装弾数を増やすことも可能です。
東京マルイのグロック26は命中精度の高さと快調な作動が口コミで広がり、多くのユーザーから購入されるベストセラーハンドガンになりました。
そのためグロック26対応のカスタムパーツが数多く販売されるようになり、現在でもネットショップに数多く流通しています。
このグロック26のカスタマイズがポピュラーなのが、コッキングインジケーターのライブ化です。
現在の東京マルイのグロック17やグロック19では、コッキング時にトリガーが位置を変えることでトリガーインジケーターの役割を果たしていますが、
初期のブローバックガスガンであるグロック26ではこのトリガー位置によるコッキングインジケーター機能がオミットされています。
このグロック26のコッキングインジケーターのライブ化は、カスタムパーツを組み込むことで実装できますが、グロック17の内部パーツを流用することでも再現できるのです。
このようにグロック26は後出のグロック17とパーツの互換性が高く、幅広いカスタマイズが見込めます。
東京マルイ初期のガスブローバックハンドガン、グロック26の実射性能を初速と集弾性、そして過去に所有した時の体験を元にグロック26のスペックをご案内します。
東京マルイのグロック26の初速は62m/s前後という落ち着いたものです。
これは72ミリという短いインナーバレルも理由となっています。
しかし、初速が低いといってもグロック26の弾道は、低い初速を保ったまま素直でフラットで、しっかりとターゲットを捉えることが可能です。
ただしマガジンが小型であるため、連射をすると4発目以降は初速が下がるのが実感できます。
そのマガジンの冷えの対策で有効なのが、マガジンの互換性があるグロック17やグロック18Cのマガジンを流用することです。
これらのマガジンを流用しても初速自体のアップは望めませんが、連射時の初速低下対策になります。
東京マルイのグロック26を筆者が購入した時期は、事情により部屋内での射撃が主でした。
そのため遠距離射撃の集弾性については実感できていませんが、インドアやCQBなどと同じディスタンスぐらいの集弾性は体験できています。
この時に感じたグロック26の集弾性は、短いインナーバレルからは想像できないほど高いものでした。
東京マルイのグロック26の実射動画を見て抱いた第一印象は、
ホールドオープン時に上にチルトアップしているアウターバレルの様子と、グリップした手の小指が余り気味だったところです。
動画内では10発以内の射撃数で抑えているので、連射時の初速の低下はあまり確認できていませんが、その程度の射撃数なら快調に動く様子が撮られています。
集弾性に関しても5mでのテストであるため良好なグルーピングを見せてくれています。
東京マルイのガスブローバックハンドガン「グロック26」は、筆者が東京マルイのガスブローバックハンドガンの中で初めて購入したモデルです。
このグロック26を最初に撃った時の所感は、サブコンパクトサイズのハンドガンながらビシッと掌に響くシャープなリコイルの楽しさでした。
また73ミリの短いインナーバレルからは予想できないほどスーと伸びて行く素直な弾道と、狙った所にもよく当たる命中精度に驚かされたものです。
現在の東京マルイのガスブローバックハンドガンのモデル数は、グロック26が発売された頃に比べるとかなり多くなりましたが、
それでも撃つ楽しさと携帯性の良さからグロック26を選んでも後悔することはないでしょう。
東京マルイのグロック26は実射スペックに対して本体価格が安いために、今でも多くのユーザーが購入しています。
ガンコレクトではこのグロック26の魅力を十分に理解したスタッフが適正な査定で買い取っています。
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東京マルイ ガスブローバックガングロック26の参考買取価格 | ¥4,000円 |