東京マルイは2007年に次世代電動ガンという新しいジャンルの電動エアガンを発売しました。
その記念すべき第一号機に当たるのがこの「AK74MN」です。
東京マルイがこのAK74を次世代電動ガンと名付けるにあたって、それまでのスタンダード電動ガンにはなかった様々な付加価値を盛り込みました。
今回はこの次世代電動ガンAK74MNの付加価値やスペックや特徴などと共に、実際に使って感じたレビューなどをお届けします。
引用元:『AK74MNー次世代電動ガン』東京マルイ エアソフトガン情報サイト
全長 | 700 mm /943 mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 460mm |
重量 | 3040g(空マガジン、バッテリー含む) |
装弾数 | 74/30発 (ノーマルマガジン)
480発 (多弾マガジン) |
メーカー希望小売価格 | 49,800円(税別) |
東京マルイ初の次世代電動ガンAK74MNには、従来のスタンダード電動ガンでは見られなかった新技術が投入されています。
新技術によってもたらされた次世代電動AK74MNの5つの特徴をご説明します。
次世代電動ガンAK74MNの第一の特徴と言えば「集弾性の向上」です。
それまでのスタンダード電動ガンの集弾性に比べれば、同じメーカーの電動ガンとは思えないほど着弾点がまとまるのです。
その秘密は延長されたシリンダーノズルにあります。
それまでの電動ガンはシリンダーノズルが寸足らずで、チャンバー内にBB弾を送る際にホップパッキンに密着させられず、BB弾とホップパッキンの間に僅かな隙間が生じていました。
このため発射の度にホップの掛る場所が変わり、着弾点に僅かなズレが生じていたのです。
しかし次世代電動ガンAK74MNではシリンダーノズルの長さが改良され、ホップパッキンとBB弾が密着する状態になりました。
これにより次世代電動ガンAK74MNでは集弾性が著しく改善されたのです。
次世代電動ガンAK74MNの集弾性の高さは改善されたシリンダーノズルにあると先ほど書きましたが、次世代電動ガンAK74MNの命中精度の高さを支える要因は、メタルフレーム採用によるボディ剛性の高さによるものです。
そして、次世代電動ガンAK74MNの命中精度の良さのルーツはスタンダード電動ガンM14にまで遡ります。
キャリアを積んだサバゲーマーならM14が電動スナイパーライフルとして重宝されたのは記憶に新しいことでしょう。
M14はインナーバレルの長さよりもボディー剛性の高さこそが命中精度には重要だと認知を広めた電動ガンなのです。
そしてそのM14の次回作でスタンダード電動ガンの最終形態である89式小銃は、東京マルイにとってメタルフレーム採用の初の電動ガンになりました。
このボディ剛性をガチガチに固めた89式小銃の次に出されたのが次世代電動ガンAK74MNです。
次世代電動ガンAK74MNのボディー剛性の高さは、見てくれの質感の良さや頑丈さだけでなく、命中精度の向上にも寄与しています。
サバゲーにエントリーしたいと思うビギナーにとって一番ハードルが低いのは、索敵の難易度が低くて敵の居場所がつかみやすいインドアやCQBと呼ばれるフィールドでしょう。
そういった所でスキルを磨き、索敵難易度の高い森林フィールドにステップアップすることが、ユーザーも長続きします。
その時に重宝するのがインドア、CQB、森林とどのフィールドでも使える汎用性の高いエアガンです。
次世代電動ガンAK74MNはストックを折り畳むと全長が94㎝から70㎝まで短縮できます。
この折りたたみストックのおかげで次世代電動ガンAK74MNは森林からインドアまで幅広く使える汎用性の高い次世代電動ガンに仕上がっています。
次世代電動ガンAK74MNが登場するまで、AK電動ガンの泣き所と言えば拡張性の低さでした。
フラットトップレイルにレイルハンドガードまで備えたM4系電動ガンに比べると、思うように光学機器を搭載できないAK系電動ガンの拡張性は、ユーザーにとっては致命的なギャップとも感じられたものです。
そんなAK系の拡張性の低さを打破するために、次世代電動ガンAK74MNではフレームの左側にサイドマウントベースが搭載されています。
このサイドマウントベースにAK74用サイドロックマウントレイルを装着すれば光学機器を搭載でき、M4系電動ガンに引けを取らない次世代電動ガンに化けます。
サバゲー女子ならホロサイトを載せてドロフロを再現しても面白いかもしれません。
次世代電動ガンAK74MNで東京マルイがユーザーに最もアピールしたのが「シュート&リコイル」と呼ばれるギミックです。
撃つ度に肩にガツン!としたリコイルを味わえる、この撃つ楽しさを次世代電動ガンAK74MNなら体験できる!と最大限に伝えたかったのです。
実際にトリガーを引くたびに肩に反動を感じると、撃っていても自然と頬が緩んできます。
フルオートで肩に衝撃を感じ続けると、「エアガンシューティングって楽しいんだ」と思わず実感することでしょう。
このギミックはスタンダード電動ガンにはないモノです。
次世代電動ガンAK74MNの一番美味しい特徴と言えるものです。
ここまでの説明で次世代電動ガンAK74MNの特徴とスタンダード電動ガンとの違いについてはご理解いただけたのではないかと思います。
そこで今度は、次世代電動ガンAK74MNの実射スペックをご紹介します。
次世代電動ガンではどのモデルも初速は安定していますが、次世代電動ガンの初号機に当たるこのAK74MNもその例に洩れません。
初速を計ってもおおよそ90~91m/sの範囲に納まっており、初速値が大きく上下することはありません。
ただ、第一作目ということもあってか、後継機種のM4A1SOPMODやSCAR-Lに比べると大人しめの初速であることは否めません。
かと言ってM4A1SOPMODやSCAR-Lに撃ち負けることもないので、サバゲーでは十分にあなたの戦力になってくれるでしょう。
先ほどの次世代電動ガンAK74MNの特徴でも述べましたが、次世代電動ガンAK74MNはそれまでのスタンダード電動ガンに比べると異次元の高さと言っていいほどの集弾性を見せてくれます。
30mまでならヘッドショットを狙え、40mでも人の上半身サイズならまず外す気はしません。
弾道はいたって素直な低伸弾道を見せてくれます。
次世代電動ガン全てに共通して言えることですが、ここでも改良されたシリンダーノズルと、高剛性のメタルフレームの恩恵を実感できます。
次世代電動ガンAK74MNの特徴をご説明いたしましたが、実射の様子を動画でご覧いただいた方がより伝わりやすいかと思います。
マック堺氏がいろいろな面から次世代電動ガンAK74MNの紹介をする約14分ほどの動画ですが、特に注目して欲しいのが初速を計測するシーンです。
10発計測してほぼ全てが90m/sに納まっているのがご覧いただけます。
また、動画後半のオープンサイトでのゼロインの様子も、これからこの銃の購入を考えている人にとっては参考になるのではないでしょうか。
この次世代電動ガンAK74MNを撃った最初の感想は、「これはスナイパーライフルは駆逐されるかも」です。
そう思わせるほどの命中精度の高さに感心しました。
30m先に用意した20㎝大の的にセミオートで30発ほど撃ったのですが、全弾が吸い込まれるように命中して集弾性の高さに驚かされました。
また、撃つ度に肩を小突くように伝わる衝撃に、「これがマルイが考えた電動ガンのリコイルか」と感じたものです。
当時はトイガンでリコイルを体感するにはモデルガンを買うか、エアガンのガスブローバックモデルを買うしかありませんでした。
どちらも高価な品で、簡単に買えるものではなかったのです。
そんなコストのかかるエアガンのリコイルを、電動ガンで体験させてくれた東京マルイの功績は大きいのではないでしょうか。
またフルで撃った時には弾着が狙った所よりも上にズレ、肩が揺れるほどのリコイルによって着弾点が上にバラつくのを実感しました。
メタルフレームらしく剛性も高く、フォールディングストックの基部が軋むことも全くありません。
ただし、AK特有のグリップした手を一度外してセレクターを操作する動かし方は、AKを初めて触れる方は慣れるまでは戸惑うかもしれません。
このあたりは最近のモデルであるAKストームにアドバンテージを感じます。
デビューして約15年ほどが経つ次世代電動ガンAK74MNですが、シュート&リコイル搭載で撃っていて楽しく、集弾性に関しても非の打ちどころがないほどの高さです。
誰が使っても戦力になる次世代電動ガンでしょう。
ただ、次世代電動ガン第一弾ということもあり、昨今のAKストームや次世代AK47に搭載されている残弾0で作動が停止するオートストップ、リロード操作でオートストップ解除というギミックは搭載されていません。
またセレクターレバーの操作のしやすさも、最近のAKモデルには一歩譲るところがあります。
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