引用元:東京マルイ エアソフトガン情報サイト|『AK47 ヴェータ・スペツナズ – 電動ガン スタンダードタイプ』
東京マルイのAK47βスペツナズはスタンダード電動ガンAK47のバリエーションモデルです。
東京マルイはAK47βスペツナズの発売から遡ること4年前の第36回静岡ホビーショーで、
「AK47スペツナズ」というストックレスタイプのAK47の限定モデルを発売しています。
そのAK47スペツナズにストックと250連マガジンを付けたのが今回ご紹介するAK47βスペツナズであり、
この流れが次世代電動ガンに受け継がれたのがAKストームといえるでしょう。
全長 | 711mm(ストック伸長時) |
インナーバレル長 | 230mm |
重量 | 2,750 g(空マガジン、バッテリー含む) |
装弾数 | 250発 (多弾マガジン) |
メーカー希望小売価格 | 29,800円(税別) |
東京マルイのAK47βスペツナズはモチーフとなる固有の実銃が存在しないいわゆる「架空銃」です。
しかし、AK47βスペツナズが単なる架空銃と違うのは、
西側の兵器に比べて情報量の少ない旧ソ連の特殊部隊装備へ憧れるユーザー向けに、
東京マルイが旧ソ連のGRU配下のスペツナズが使うとしたらこんな銃ではないかと解釈してデザインしたことでしょう。
ソ連の特殊部隊が市街地戦や近接戦闘で使うことを仮定されたデザインは、実用性も高く、実際にサバゲ―入門用のエアガンとしてもおすすめです。
東京マルイのスタンダード電動ガンAK47βスペツナズは、オリジナルのAK47に特種部隊風のテイストを盛り込んだ電動ガンです。
そのAK47βスペツナズの特徴やデザインコンセプトを紹介します。
東京マルイの電動ガンは基本的に実銃の外観をできるだけ忠実に再現しながらも、サバゲーでも使いやすい道具としての電動ガンをユーザーに提供してきました。
しかし、外観や操作性がリアル志向の電動ガンが、必ずしもサバゲー初心者に向いているとは言い切れないのです。
そこで登場したのが、東京マルイが独自の設定や解釈をした電動ガン=オリジナルモデルです。
この解釈というのは「この時代のこの国のあの部隊ならこんな銃を使っていたかもしれない」という前提でデザインした電動ガンです。
それらの代表的なモデルが古くは「MC51」や「G3SAS」、「M4 CRW」や次世代の「AKストーム 」であり、
そしてこのAK47βスペツナズもそういった東京マルイのオリジナルデザインのモデルになります。
「オリジナルモデル」はひと昔前までは「架空銃」という扱いを受けて、リアル志向のサバゲーマーたちからは一段格下の扱いを受けた過去もありました。
しかし、昨今ではサバゲーマーも多様性を持ち始めて、必ずしも実銃に無い「架空銃」でもいい人気が広がりはじめています。
このAK47βスペツナズも架空銃という偏見が無くなり、コストパフォーマンスの高い電動ガンとして再評価されています。
東京マルイのAK47βスペツナズはスタンダード電動ガンということもあり、フレームやストック、フォアグリップなどの素材は樹脂製で作られています。
樹脂製とは言え外装パーツの構成がしっかりしているため、AK47シリーズはスタンダード電動ガンの中でも剛性が高いモデルです。
また重量が軽く、次世代AKよりも軽く取り回しやすい電動ガンになっています。
AK47βスペツナズは次世代電動ガンと違い疑似リコイルはありませんが、
その分銃口のブレが少なく、むしろサバゲー初心者にとっては狙いやすい電動ガンと言えるでしょう。
ただし全弾発射後のオートストップ機能は搭載されていないため、
マガジンが空になった時の発射音の変化で弾切れに気づくように慣れる必要があるでしょう。
AK47のデザインはお世辞にも市街戦や近接戦闘(CQB)向いているとは言えません。
そもそもAK47がデザインされた時代には非正規戦や近接戦闘という概念自体がまだ各国の軍隊にはなかったからです。
しかし、電動ガンユーザーがサバゲーを楽しむ近年では、AK47にもCQB仕様が求められ始めたのです。
そこで、インドアやCQBフィールド向けのAK47を欲しがるユーザーの要望に応えて出されたのがAK47βスペツナズです。
AK47βスペツナズが出た頃はまだニッカドのラージバッテリーが主流の時代でした。
そのためAK47βスペツナズのストックの長さはAK47と同じサイズですが、
マガジンより先のフロント部は大幅に短縮されCQBやインドアゲームでも取り回しやすいサイズになっています。
AK47やAK74は、M4系に比べるとマウントレールがなく、拡張性が低いと言われていました。
そこでAKシリーズのハンドガードやレシーバーカバーにレールを装着して西側のM4並みの拡張性を持たせたのが「モダナイズドAK」と呼ばれるものです。
このAKシリーズに設計段階からレールが装備されM4並みの拡張性を最初から持たせたのはAK-12以降のモデルであり、
AK47がベースのAK47βスペツナズには拡張性がほぼ見込めません。
しかしハンドガード下部に小型のピカティニーレールが設けられており、タクティカルライトやフォアグリップであれば装着が可能です。
このAK47βスペツナズが発売された2001年頃にはまだ、モダナイズドという概念は認知されていなかったのですが、
小型ながらもハンドガード下部にレールを設けたAK47βスペツナズは、モダナイズドAKのさきがけと言ってもいいでしょう。
AK47βスペツナズは先ほど述べたようにレールシステムによる拡張性はほぼ見込めず、ドットサイトなどの光学照準器を搭載して戦うには向いていません。
加えて前後サイトのサイトラインが短くオープンサイトで狙って撃つには、正しいサイティングができていないと狙った所に着弾させるのは難しいでしょう。
しかし、これは逆を返せばオープンサイトでの正しい照準の仕方を覚えられるということでもあります。
近年のサバゲーマーの皆さんは、ダットサイトの普及に伴いオープンサイトで狙って撃つケースも少ないでしょう。
しかし、AK47βスペツナズはオープンサイトで狙って撃つという銃の基本的な戦い方を覚えるには、最適な電動ガンです。
東京マルイのスタンダード電動ガンAK47βスペツナズの初速と集弾性にフォーカスしながら実射スペックをご説明します。
また、サバゲーでの実戦向けの使い方も実射動画を見ながらご説明します。
AK47βスペツナズの銃口初速は0.2gBB弾の計測で平均75m/s前後となっています。
スタンダード電動ガンのAK47の初速が90m/sであるのに対して初速が低いのは、
AK47のインナーバレル長が455ミリなのに対してβスペツナズのインナーバレル長が230ミリと約1/2の長さであるためでしょう。
この初速からβスペツナズはCQBなどの交戦距離が短いフィールド向けの電動ガンであることが分かります。
東京マルイのAK47βスペツナズの集弾性は、オープンサイトで狙った場合に35mぐらいまでなら人間大のターゲットに当てられるほどのグルーピングです。
ただし、オープンサイトのサイトラインが短いため、正しく前後サイトを合せた狙い方をしないと、着弾点がズレやすくなるため注意しましょう。
実射動画で最初に説明されているのは、
社外品のマウントレールを装着してダットサイトをハンドガード上部に搭載していることに関してです。
AK47βスペツナズをサバゲーで使うには、箱出しノーマルよりも外装カスタムを施して光学照準器を使用した方が実戦的だということでしょう。
また、サバゲーで使い込んでいくとストックの取り付け部やハンドガードに若干のガタが出るようです。
その他の初速や中距離での射撃性能は、他の東京マルイの電動ガンと同様にサバゲーでの実用性を十分な性能を示しています。
東京マルイのスタンダード電動ガンAK47βスペツナズは、ソ連の特殊部隊から着想を得てデザインされた電動ガンです。
しかし、新設計のアンダーマウントレール付きのハンドガードと伏せ撃ちがしやすい250連マガジンなど、単なる仮想銃というだけでなくCQB対応の機能的な電動ガンに仕上がっています。
AK47βスペツナズが発売された当時は、CQB向けサイズのAK47はこのAK47βスペツナズ以外には見当たらなかったため、初心者向けの電動ガンとしても人気を集めていました。
また、その取り回しの良さとAK47のカスタムパーツを流用できるカスタマイズ性の高さから、各地の有料フィールドのレンタル銃としての需要も高く、電動ガンのエントリーモデルとしても人気です。
東京マルイのスタンダード電動ガンAK47βスペツナズには、スタンダードモデルだけでなくハイサイクルカスタム版のAK47HCというモデルも用意されています。
このAK47HCはβスペツナズのデザインを元に、M4A1の6ポジションのテレスコピックストックとアッパーフレームトップにフルフラットの20ミリレールを装備したバージョンがあります。
AK47βスペツナズに拡張性や連射性の高さを求めるユーザーには、このAK47HCという選択肢も用意されています。
AK47βスペツナズに連射力を求めたいならAK47HCを、よりリアルな射撃感を感じたいならAKストームに機種変更をするのもいいでしょう。
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