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エアガンとガスガンの違いとは?

自分に合ったエアガンを選ぶうえでエアガンとガスガンの違いを理解することは大切です。

エアガンとガスガンは作動方式やパワーソースに違いがあり、それぞれ性能が異なります。

 

ここでは、エアガンとガスガンの違いを紹介します。

それぞれの違いを理解したうえで自分に合ったエアガンを選びましょう。

 

エアガンとガスガンの違いは作動方式

エアガンとガスガンは、エアの圧縮方法やBB弾を飛ばすための作動方式が異なります。

エアガンとガスガンの作動方式について、詳しく解説していきましょう。

 

エアガンの作動方式

エアガン圧縮した空気でBB弾を発射する作動方式を採用しています。

主な圧縮方法は「電動ガン」と「エアコッキング方式」の2種類です。

 

それぞれの作動方式の特徴について、詳しく解説します。

 

電動

電動ガンは、その名の通り電気の力でシリンダー内の空気を圧縮し、圧縮した空気によってBB弾する仕組みです。

メリットとしてバッテリーの充電が切れるまで連続して動作することができ、フルオート射撃も可能となります。

 

また、安定した性能で初速や命中精度に優れていることから、多くのサバゲーマーが電動ガンをメインアームとして選んでいます。

 

エアコッキング

「エアコッキング」は、空気を圧縮するピストンを手動で後退させる作動方式です。

この方式は、ショットガンやボルトアクションライフルのモデルと相性が良く、多くのモデルで採用されています。

 

エアーコッキング式のメリットとして、バッテリーやガスを使用しないため、ランニングコストが非常に低いことがあげられます。

しかし、発射のたびにコッキング操作が必要なため、電動ガンやガスガンのような連射は難しいでしょう。

 

ガスガンの作動方式

ガスガンは、圧縮した空気ではなく、気化した液状ガスの圧力によってBB弾を発射します。

ガスガンの週類によっても作動方式が異なり、固定スライドガスガンは、ガス圧を発射のみ使用します。

 

一方、ガスブローバックガンは、ガス圧をスライドやボルトの作動にも使用するため、実銃のような動作を楽しめることが特徴です。

 

エアガンと電動ガンの違いはパワーソース

「エアガン」と「電動ガン」は、いずれも圧縮した空気でBB弾を発射しますが、それぞれBB弾を発射するパワーソースが異なります。

ここではエアガンと電動ガンのパワーソースとその違いを紹介します。

 

エアガン(エアーコッキングガン)のパワーソースは手動

エアコッキングガンは、手動でピストンを後退させるため、ガスやバッテリーが必要ありません。

そのため、ランニングコストがかからず、より経済的にエアガンを楽しめます。

 

また、モーターの作動音が無く、スライドやボルトを動かす音も小さいため、サバゲーでは相手に場所を気づかれにくく、隠密行動にも適しています。

しかし、18歳以上用のエアコッキングガンは、硬いスプリングを採用しているモデルも多くあります。

 

人によってはコッキングが固くて発射が難しいというケースもあるかもしれません。

 

電動ガンのパワーソースはバッテリー

電動ガンは、電気の力で空気の圧縮を行うため、電力を供給するバッテリーが不可欠です。

当たり前ですが、バッテリーの充電がなくなれば動作しなくなるため、容量の少ないバッテリーを使う場合は、充電の残量に注意しましょう。

 

また、電動ガンが発売された当時のバッテリーは、ニッカドバッテリーが主流でしたが、現在では技術の進化により、さまざまな種類のバッテリーがあります。

 

ニッケル水素バッテリー

ニッケル水素バッテリーは、東京マルイの純正バッテリーにも採用されており、コンパクトなサイズで充電容量が多いことが特徴です。

さらに継ぎ足し充電をする際も、容量が少なくなるメモリー効果が起きにくく、充電前に放電させる必要がありません。

 

しかし、自然放電しやすく、時間が経つと電力を失ってしまいます。

そのため、長期保管の際は半年ごとに充電するなど、充電残量の管理が必要です。

 

ニッカドバッテリー

ニッカドバッテリーは、、電動ガン登場と共に発売され、電動ガンのバッテリーとして長い間活躍してきました。

しかし、バッテリーの電気を完全に使い切るまで再充電ができません。

 

また、追加で充電を行うと、メモリー効果によって充電容量が減少してしまうという理由で、最近ではニッケル水素バッテリーに主役の座を譲っています。

 

リチウムポリマーバッテリー

元々ラジコン用として使用されていたリチウムポリマーバッテリー(リポバッテリー)は、電動ガンのバッテリーとしても注目されています。

 

その特徴は、コンパクトでありながら容量も豊富で、自然放電もほとんど起き無いことがあげられます。

ただし、充電を最後まで使い切ってしまうと、バッテリー劣化し、再度充電しても使用が難しくなります。

 

さらに、外部からのダメージを受けると発火するリスクもあるため、取り扱いには注意が必要です。

最近では東京マルイでもリポバッテリーを販売するなど、安全性が見直されたうえで普及が進んでいるため、取り扱いに注意したうえで使いましょう。

 

リチウムフェライトバッテリー

リポバッテリーが一般的になる前に注目を受けていたバッテリーです。

リチウムフェライトバッテリーは継ぎ足し充電が可能で、取り扱いも特に難しくないという特徴があります。

 

しかし、サイズが大きく、価格も高いものが多いため、電動ガン用としてはあまり使用されていません。

 

ガスガンのパワーソース

ガスガンのパワーソースは、主に代替フロンガスとCO2ガスの2種類が主流です。

射撃競技など一部のシーンでは外部ソース式の圧縮エアを使うケースもありますが、ここでは主に2つのガスについて紹介します。

 

代替フロンガス

代替フロンガスはガスガン用のガスとして使用されるパワーソースです。

 

そのなかでもHFC134aはガス圧が高く、多くのガスガンに使用されてきましたが、最近ではより環境に配慮したHFC152aやノンフロンガスなども販売されています。

 

いずれもガスガンに使用できるガスですが、不安な方はメーカーの純正品を選ぶと安心です。

 

Co2ガス

代替フロンガスの環境への懸念が考えられる中、別のパワーソースとしてCo2ガスが注目されています。

 

Co2ガスは、寒い時期でもガス圧が下がりにくく、安定した性能と強烈なリコイルが特徴です。

Co2ガスを使用したガスガンは、マルシンをはじめとした日本のメーカーでも取り扱うようになり、ラインナップも増えてきました。

 

ただし、一度マガジンにボンベをセットすると途中交換ができず、1本あたりのボンベの価格もフロンガスと比べてやや高めです。

 

まとめ

エアガンとガスガンの違いを作動方式、パワーソース別に紹介しました。

実用性を求める方には電動ガンがおすすめですが、リアルな作動を楽しみたい方は、ガスガンが適しています。

 

新しくエアガンやガスガンの購入を検討しているのであれば、今回紹介した内容を参考に、自分に合ったモデルを見つけてみてください。